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マクラーレンのピアストリが横綱相撲のポールトゥウィン。角田裕毅はピット戦略とトラブルで19位|F1中国GP決勝

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マクラーレンのピアストリが横綱相撲のポールトゥウィン。角田裕毅はピット戦略とトラブルで19位|F1中国GP決勝

上海国際サーキットで開催されたF1第2戦中国GP。日曜日の決勝レースでは、マクラーレンのオスカー・ピアストリが勝利を飾った。

マクラーレンのランド・ノリスが雨の決勝レースを制した開幕戦オーストラリアGPから1週間後、スプリントフォーマットで第2戦中国GPが上海で行なわれた。F1スプリントではフェラーリ移籍2戦目のルイス・ハミルトンが制したが、決勝に向けた予選ではピアストリがキャリア初のポールポジションを獲得した。

■F1日本GPでのレッドブル起用? もちろん100%ですよ! 好調続く角田裕毅、ローソン苦戦で浮上する昇格論にジョークで返答

決勝グリッドのフロントロウには、ピアストリの隣にメルセデスのジョージ・ラッセルが並び、2列目にノリスとレッドブルのマックス・フェルスタッペンがつけた。フェルスタッペンのチームメイトであるリアム・ローソンは予選最下位に終わり、決勝に向けてマシンセットアップを変更したため、ピットレーンからのスタートとなった。

レッドブルの姉妹チームであるレーシングブルズは好調が続いており、角田裕毅がF1スプリントで6位入賞を果たした後の予選で2台揃ってQ3進出。新人アイザック・ハジャーが7番手、角田が9番手から出走した。

スタート前は気温27度、路面温度37度というコンディション。56周の決勝レースに向けて、多くのドライバーが選択したのはミディアムタイヤ。追い上げを狙う後方グリッドにはハードタイヤを選択するドライバーもいた。

決勝レースの幕が開けると、ラッセルが抜群の蹴り出しを見せるもピアストリがイン側を締めて首位をキープ。右に回り込む長い最初の2コーナーでは、行き場を失ったラッセルをノリスがアウト側から交わし2番手に浮上したことで、マクラーレンが早くも1-2体制を築いた。ラッセルが3番手、ハミルトンが4番手と、昨年までのチームメイト同士が続いた。

フェラーリのシャルル・ルクレールは、ターン2でマシンコントロールを乱してハミルトンと接触しフロントウイングの左翼端板を破損。スタートの激しいポジション争いの中でフェルスタッペンは6番手に後退し、角田がハジャーを交わして8番手にポジションを上げた。

レース4周目にはアストンマーティンのフェルナンド・アロンソにトラブルが発生。左リヤのブレーキから煙が上がり、減速ができないとしてリタイアを余儀なくされた。

序盤は首位ピアストリから5番手ルクレールまでが1秒前後の差で周回。フェルスタッペン以下はトップ集団から徐々に遅れていった。

10周目を過ぎたあたりからアンダーカット狙いのドライバーから最初のピットインを開始しハードタイヤへと交換。角田はこれで前を走っていたメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリの前に出ることができた。

首位のピアストリは14周目終わりにピットイン。上位陣もこれに続いた。ピットストップの関係でノリスはラッセルに先行されるも18周目に抜き返し、1セット目のタイヤで粘るドライバーもピットへと戻ったことで、トップ5はピアストリ、ノリス、ラッセルというトップ3。フェラーリはポールポジションを入れ替えてルクレールが4番手、ハミルトンが5番手で走った。

タイヤをマネジメントしつつ1分36秒台で周回するピアストリに対して、ノリスは2~3秒前後のギャップで2番手を走行。F1スプリントで経験したような、後方乱気流でタイヤを壊すということを嫌ってのポジショニングだという。

レーシングブルズ勢やハミルトンなどが34周目前後で2回目のピットストップへ踏み切った一方、レース前の予想を裏切り多くのドライバーが1ストップ戦略で走り切ることを選択。これで角田はトップ10圏外に転落した上、ウイリアムズのカルロス・サインツJr.を追いかける中でフロントウイングの右フラップが前触れなく脱落するトラブルが発生し、ピットインを余儀なくされた。

レース最終盤にかけて燃料の軽くなったマシンで各車が自己ベストタイムを更新しながら周回。ノリスにはブレーキペダルが徐々に深くなるトラブルが発生し、チームからはブレーキの踏力を極力減らし2位フィニッシュを目指すよう指示が飛んだ。

先頭のピアストリは悠々とファイナルラップへ突入し、キャリア4勝目を危なげないポールトゥウィンで決めてみせた。トラブルでペースを落としたノリスはピアストリから9.748秒差で2位、ラッセルが3位に入った。

フェルスタッペンはレース終盤にルクレールをコース上で交わして4位。その後ろにフェラーリ勢が続いた。

7位にハースのエステバン・オコンが入り、アントネッリ、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボン、ハースのオリバー・ベアマンというトップ10となった。開幕戦で苦しんだハースがダブル入賞を達成した。

レーシングブルズはハジャーが14位、角田が19位。7位となったオコンや8位アントネッリと2台でポジション争いを繰り広げて入賞も見えていただけに、戦略ミスでポイントを失った開幕戦に続いて悔しい結果となった。レース中盤、角田は第1スティントを引っ張るストロールに引っかかっていたものの、1分37秒台後半と周囲のドライバーと同等のペースだった。みすみすチャンスを手放してしまったのか? それとも1ストップ戦略では走りきれないと判断したのか? いずれにせよチームの”反省会”は長くなりそうだ。

次戦は2週間後の日本GP。鈴鹿サーキットにF1が帰ってくる!

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みんなのコメント

1件
  • suk********
    俺が戦略担当やったほうがマシ。
    ツーストップも不可解だけど、履くならミディアムじゃない?
    翌周タイヤ交換したストロールがミディアムでした。ハードvsミディアムだと勝機ゼロです。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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