日本では2024年末に導入の見込み
ニコル・レーシング・ジャパンは2024年6月5日、アルピナの中核モデルである「B3 GT」、「B4 GT」を発表しました。アルピナがBMW傘下となり、従来のブッフローエ工場での生産体制は2025年まで継続するとアナウンスされている中でリリースされた今回のGTモデルは、ファンならずとも注目のモデルとなりそうです。
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GTのみに与えられたエクステリア
BMWの「3シリーズ」をベースにした「B3 GT」と、BMW「4シリーズ」をベースにした「B4 GT」は、ドイツ・ブッフローエのファクトリーで伝統的なクラフツマンシップによって実現された特別なディテールが見どころだ。
例えば、フロントバンパーにある小さなカナードとスプリッター、それに圧倒的な存在感を強調するロゴ入りのフロントスポイラーは、新デザインのリアディフューザーと組み合わされることで、前後のエアロダイナミクスのバランスが高まった。
さらに、GTモデルのリアディフューザーは、ブラックのハイグロス仕上げとなっており、テールパイプもブラック仕上げになっているのが特徴だ。
また、アルピナ「B4」に装着されていたオリジナルの20インチ鍛造ホイールはホイール・ハブ・カバーに向かってスポークの立体感が強調されるデザインで、今回発表となったB3 GTに標準装備となった。スポーク部分にはダイヤモンド・カットが施されているほか、GT専用のデザインカラーのオロ・ テクニコで仕上げられている。リム部分には本モデル固有のGTのレタリングのシルバー色が控えめにあしらわれる。
ボディカラーは、アルピナ・ブルーとアルピナ・グリーンのほかに、オロ・テクニコも用意される。さらにオーダーメイドプログラムのBMW Individualでは、ソリッド・ペイント、ファッション・グレー、ブリュースター・グリーン、イモラ・レッドや、メタリック・ペイントのデイトナ・バイオレット、カーボン・ブラックが選択できる。
ちなみにエクステリアには、GTレタリングが施されたオロ・テクニコ仕上げのクラシックなアルピナ・デコ・セットも選択できるほか、フロントスポイラーのALPINAロゴも、同様にオロ・テクニコで仕上げることが可能だ。
センターコンソールにはシリアルナンバーが記載
インテリアに目を向けると、センターコンソールに個別のシリアルナンバーが記載された製造番号プレートが取り付けられるほか、エンジンコンパートメントバッジにも、シリアルナンバーが刻印される。これによりブッフローエの製品であることが証明されている。
なお、アルピナでは、BMW 3シリーズおよび4シリーズと異なり、センターコンソールにギア・セレクターを採用している。
さらに、アルピナ独自の最高級ラヴァリナ・レザーに手作業で仕上げられたステアリングのステッチのほかに、アルピナ・スウィッチ・トロニック・シフト・パドル、フロアマットとラゲッジコンパートメントマットのブラックレザーの縁取りのステッチにもオロ・テクニコが使用されている。
0-100km/h加速はポルシェやランボルギーニ並み
さて、気になるB3/B4 GTのメカニズムを紹介していこう。エンジンは、スムーズで出力特性の高い3L直列6気筒ビ・ターボ・エンジンを搭載。GTバージョンではさらに34psの出力向上を果たし、最高出力529ps/6250rpm-6500rpmと、最大トルク730Nm/2500rpm-4500rpmを発揮する。
組み合わされるトランスミッションはZF製8速ATで、可変式の全輪駆動システム、電子制御式LSDにより、増大したパワーが効率的にドライビング・ダイナミクスにつながる。参考までにB3 GTリムジンの0-100km/h加速は3.4秒(最高速度は308km/h)、B3 GTツーリングとB4 GTグランクーペは3.5秒(最高速度は305km/h)となっている。これは、ポルシェ992型「911カレラS」(0-100km/h加速3.4秒)やランボルギーニ「レヴェントン」(0-100km/h加速3.5秒)と同等の性能を誇っていることになる。
アルピナでは、ドライビング・ダイナミクスを向上させた結果、乗り心地が損なわれないようにエンジニアが新しいショックアブソーバーを選択している。B3 GTでは、BMW 3シリーズのアップデートの恩恵を受け、リアダンパーとボディ結合部の剛性を高めるなどしてドライビング・ダイナミクスを向上。エンジンフードを開けると目にすることができるアルピナのドーム・バルクヘッド・レインフォースメント・ストラットはフロントエンドの剛性をさらに高め、ステアリングの精度を著しく向上させている。
B3 GTリムジンには、B3 GT ツーリングよりも高いレートのリアスタビライザーを装備し、ロールのコントロール性とステアリングレスポンスがアップしている。
B4 GTでは、軽快さを高めるためにシャシーとサスペンションセットアップを新たに開発。フロントアクスルには、マウントが強化されたスタビライザーを採用したことで、可変スポーツステアリングとアクティブ・ダイナミック・ダンピング・コントロールのセットアップも大幅に変更している。
また、リア重視の完全可変の四輪駆動システムと電子制御式LSDの新しいセッティングは、アルピナらしいドライビング・エクスペリエンスと ハンドリングの正確性をもたらすという。今から試乗するのが楽しみな1台であることは間違いない。
気になる車両価格は、B3 GTリムジンが1600万円、B3 GTツーリングが1670万円、B4 GTグランクーペが1660万円(いずれも消費税込)。日本導入時期は2024年末を予定している。
■BMWアルピナ B3 GT リムジン/ツーリング
・車両価格(消費税込):1600万円/1670万円 ・全長:4725mm ・全幅:1827mm ・全高:1440mm/1438mm ・ホイールベース:2851mm ・車両重量:1875kg/1945kg ・エンジン形式:直列6気筒DOHC ビ・ターボ ・排気量:2993cc ・エンジン配置:フロント ・駆動方式:リア駆動 ・変速機:8速AT ・最高出力:529ps/6250-6500rpm ・最大トルク:730Nm/2500-4500rpm ・公称燃費(WLTC):9.52km/L ・ラゲッジ容量:480L/500‐1510L ・燃料タンク容量:59L ・ブレーキ:(前&後)ベンチレーテッドディスク ・タイヤ(前/後): 255/30ZR20/265/30ZR20
■BMWアルピナ B4 GT グランクーペ
・車両価格(消費税込):1660万円 ・全長:4800mm ・全幅:1850mm ・全高:1440mm ・ホイールベース:2856mm ・車両重量:1965kg ・エンジン形式:直列6気筒DOHC ビ・ターボ ・排気量:2993cc ・エンジン配置:フロント ・駆動方式:全輪駆動 ・変速機:8速AT ・最高出力:529ps/6250-6500rpm ・最大トルク:730Nm/2500-4500rpm ・公称燃費(WLTC):9.52km/L ・ラゲッジ容量:470-1290L ・燃料タンク容量:59L ・ブレーキ:(前&後)ベンチレーテッドディスク ・タイヤ(前/後): 255/30ZR20/285/30ZR20
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