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12年ぶりに復活!三菱自動車が新型1tピックアップトラック「トライトン」を発売

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12年ぶりに復活!三菱自動車が新型1tピックアップトラック「トライトン」を発売

三菱自動車工業は、今年7月よりタイで販売している新型1トンピックアップトラック「トライトン」を12年ぶりに日本に導入することとし、来年2月15日(木)より販売を開始する。

この新型「トライトン」は1978年に発売された「フォルテ」をルーツとする1トンピックアップトラックで、以来45年間で5世代にわたり約570万台を生産、世界約150ヵ国で販売してきた三菱自動車の世界戦略車となる。

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新型「トライトン」は「Power for Adventure」という商品コンセプトのもとで開発を進め、内外装デザインからシャシー、ラダーフレーム、エンジンなどを一新し、本年7月より生産工場のあるタイで販売を開始している。

今回日本で販売するボディタイプはダブルキャブ、駆動方式は4WDとしている。マリンスポーツやウィンタースポーツ、キャンプといったアウトドアアクティビティの可能性を広げてユーザーの冒険心に応える、三菱自動車らしさを象徴するモデルのひとつ。

「トライトン」の特長 

新型「トライトン」は、SUV並みの快適性とピックアップトラックに求められる堅牢性、実用性を兼ね備えた2列シートのダブルキャブボディで、ラダーフレーム、サスペンションなど主要コンポーネントを三菱自動車独自で新開発した。

2ステージターボシステムを採用し高い環境性能と実用域で扱いやすい動力性能を実現した新開発の2.4Lクリーンディーゼルエンジンを搭載し、SS4-IIシステムにブレーキ制御式のアクティブヨーコントロール[AYC]や、アクティブLSD(ブレーキ制御タイプ)を組み合わせることで、大型のボディでもドライバーの意のままの走行性能を発揮。

さらに各4WDモードで選択可能な7つのドライブモードを搭載することにより、様々な路面状況で高い走破性能を実現した。

また、衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM]をはじめとする安全装備や、安全・安心で快適なドライブをサポートする「MITSUBISHI CONNECT」などを採用し、ハード面だけでなくソフト面でも安全、安心、快適なピックアップトラックとしている。

グレード展開はベーシックな「GLS」と、フロントアンダーガーニッシュやフェンダーアーチモール、ベッドライナー、スタイリングバーを標準装備した上級仕様の「GSR」の2グレード展開となっている。

■耐久性と信頼性を極限まで磨いた独自開発のラダーフレームに、大型ボディと高出力で扱いやすいクリーンディーゼルエンジンを搭載

新開発のラダーフレーム

新開発となるラダーフレームは従来型から大幅に剛性を高めながら、ハイテン鋼の採用比率を大幅に増加させて重量増を最小限に抑えた。

これにより走行性能や乗り心地の向上に大きく寄与することはもちろん、積載時の耐久性、衝突時のエネルギー分散性も向上するなど堅牢性を高めている。

衝突安全強化ボディ「RISE」

ボディはラダーフレームと同様に超ハイテン鋼を採用するなど軽量化を図り、衝突時のエネルギー吸収とキャビンの変形抑制を両立させた衝突安全強化ボディ「RISE」を採用している。

また、カーゴベッドはベッドライナー(荷台カバー)装着状態でもJIS規格パレット(1100mm×1100mm×144mm)積載にも対応したほか、820mm(GSR:825mm)の荷台高やバンパーコーナー上面をフレームで補強し足を乗せるスペースとして使用可能とするなど実用的な仕様とした。

また、2×4(ツーバイフォー)材を使用してカーゴスペースを自由に仕切れる2×4ランバーアタッチメントを採用することで、荷物の整理を容易にしている。

4N16型クリーンディーゼルエンジン

そして新開発の4N16型クリーンディーゼルエンジンは、回転数と負荷に応じて2つのタービンを協調させることで、全回転域で高出力を発揮する2ステージターボシステムを採用した。

150kWの最高出力と約1,500rpmからフラットに発生する470Nmの最大トルクによって、実用域での応答性に優れたトルクフルな走行を可能としている。

また、排出ガスをクリーンに浄化する尿素SCRシステムを採用し、尿素水溶液であるAdBlueにより、窒素酸化物(NOx)を安定して浄化する。組み合わされるトランスミッションは6速スポーツモードA/Tとなっている。

■新開発のサスペンションによる良好な乗り心地や優れた操縦安定性、「パジェロ」譲りのSS4-IIシステムや7つのドライブモードによる高い走行性能を実現

サスペンションはフロントにダブルウィッシュボーン式を採用。アッパーアーム取り付け部を上方に設定したハイマウントタイプとすることで、ストロークを確保して接地性・乗り心地の向上を実現。

リヤサスペンションは強度を確保しながら軽量化したリーフスプリング式を採用し、大径のショックアブソーバーと共に快適な乗り心地を実現した。

4WDシステムは、三菱自動車独自のSS4-IIシステムを採用。4WDモードは後輪駆動の「2H」、フルタイム4WDの「4H」、センターディファレンシャル直結の「4HLc」、更によりローギヤの「4LLc」の4種類が選択可能となっている。

走行中(100km/h以下、4HLc⇔4LLc切換は停止時のみ)にダイヤル式のセレクターで簡単に4WDモードを変更することができ、センターディファレンシャルには、前40%、後60%に駆動力を配分し、トラクション性能とコーナリング性能を両立するトルク感応式LSDを備えている。

さらにそれぞれの4WDモードに対応する7つのドライブモードを搭載。すべての4WDモードに設定されている「NORMAL」モードをはじめ、2Hには経済性を重視した「ECO」、4Hに「GRAVEL(未舗装路)」と「SNOW(氷雪路)」、4HLcにトラクション性能を引き出す「MUD(泥濘)」と「SAND(砂地)」、4LLcには「ROCK(岩場)」モードが設定され、あらゆる路面で最適なドライブモードを選択可能。

そして、コーナー内側の前輪に弱くブレーキをかける事で旋回性を向上するアクティブヨーコントロール[AYC]を新たに採用。

また、空転している車輪にブレーキをかけて路面をグリップしている車輪に駆動トルクを分配し、滑りやすい路面での安全性が向上すると共にスポーティな運転を楽しむことができるアクティブLSD(ブレーキ制御タイプ)をあわせて採用することで、大柄なボディでも意のままの走行性能を実現している。

その他、下り坂で一定のスピードを保持して安心して走行することができるヒルディセントコントロール [HDC]、坂道発進での後退を防止するヒルスタートアシスト[HSA]などを採用し、ドライバーの負担を軽減する。

■頼もしく存在感のあるフロントフェイスとワイドで厚みのあるプロポーション、機能的で操作性に優れ、上質感を持ったインテリアデザイン

「BEAST MODE」(勇猛果敢)はパワフルで力強いデザインを目指すコンセプトで、ピックアップトラックに求められるタフさや力強さに加え、堅牢さを持ちながら俊敏さも併せ持つ堂々とした佇まいを表現している。

水平基調のボディサイドは、ドアの厚みを演出する張りのある大きな面で構成しながら、シャープに張り出したフェンダー造形とのコントラストで引き締め、より幅広く見せることで安定感と強靭さを強調。

フロントには力強いパフォーマンスと、人とクルマを守る安心感を表現したフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を、力強く立体的なフロントグリルやフェンダーから繋がる力強い造形、それを強調するプロテクターで、ピックアップトラックに最適化した。

さらに、エアロダイナミクスを向上させたキャビン形状や大型化して握りやすく耐久性を高めたドアハンドル、幅を広げて水はけを良くしたサイドステップなど、各所に機能的なデザインを採り入れ、実用性を高めている。

3連のL字型LEDランプを配したデイタイムランニングランプは猛禽類を思わせる眼光鋭い造形とし、その下に立体的な3眼プロジェクター式のヘッドライトを組み合わせる事で、圧倒的な存在感と逞しさを感じさせるデザインとしている。

リヤは十分な荷台サイズを確保しながら、サイドから続く張りのある面を後端まで回している。両端にT字型のテールランプを配しワイド感を強調するとともに厚みを持たせリヤ周りを逞しく演出。

インテリアは、走行時の車体姿勢の変化をつかみやすい水平基調で力強い造形の「HORIZONTAL AXIS(ホリゾンタル アクシス)」コンセプトを進化させたインストルメントパネルの採用や、プロフェッショナルユースを意識した乗員を保護するためのソフトパットを要所に採用し、実用性を確保しながら幾何学的な造形とメタリックを多用したハイコントラストでモダンな空間としている。

モニターやメーター、メタリックとブラックでコントラストをつけたスイッチ類は視認性にこだわり、ダイヤルやスイッチ類は手袋をしたままでも確実に操作ができるよう程よい節度感を実現。ステアリングホイール、グリップ、ドアハンドル類は握り心地や逞しさを追求するなど「MITSUBISHI TOUCH(三菱タッチ)」という考え方に基づいてデザインされている。

ボディカラーは鮮やかさとメタリック感を強めたヤマブキオレンジメタリックと、輝度感を向上させたブレードシルバーメタリックを新たに採用。

高品質なベーシックカラーとしてホワイトダイヤモンド、レッドソリッド、グラファイトグレーメタリック、ジェットブラックマイカをラインナップしている。

なお「GSR」はフロントグリルをボディ同色に、ドアミラー、フロントバンパーガーニッシュ、ドアハンドルなどをブラックに、フロント、サイド、リヤの各アンダーガードはダークチタニウムとした。

また、ブラックのルーフレール、フェンダーアーチモール、荷台にはスタイリングバーを装着する事でより一層精悍さを増している。インテリアもメタリック加飾部分をブラック基調とすることで引き締め、オレンジのアクセントカラーを配置することで上質感と精悍さを加えている。

【メーカー希望小売価格】

GLS 4,980,800円(税込)
GSR 5,401,000円(税込)

関連情報:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/triton/special/

構成/土屋嘉久

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みんなのコメント

20件
  • おーchan
    500万円かぁ…欲しいけど思ったより高い。けど、内容を考えればかなり安いのかも。こういうのにお洒落に乗るのもよし。使い倒すのもよし。
  • mir********
    くるニューお得意の釣りタイトル構文だけに、また海外の話かと・・・日本だとっ!?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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