ホンダは18日、米オハイオ州メアリズビルにある同社の工場「パフォーマンス マニュファクチュアリング センター」(PMC)で、4月下旬より新型「NSX」北米仕様車の生産を開始すると発表した。
ホンダにとってオハイオ州で3番目の四輪生産工場であるPMCは、NSXのようなスーパースポーツモデルの少量生産に最適な生産設備を持つ。先進のロボット技術と約100名の従業員が生産にたずさわる。
新型NSXは、アルミニウムと超高張力鋼板など複数の素材を組み合わせたスペースフレーム構造を持つ。これは乗用車などでみられる構造と異なり、軽量で強靭なフレームを持つ。その生産を行うのは、PMCの配備された溶接ロボット。通常は半自動で行われるミグ溶接を、同工場では100%ロボットが行う。業界初の試みとなるこの手法により、高精度なボディー製造が追求される。
エンジンは、同じくオハイオ州にあるホンダのアンナエンジン工場で組まれる。ドライサンプ式となる3.5リッターV6ツインターボエンジンは、エキスパートの手により1基あたり6時間以上かけて組み立てられる。バランス取りされたエンジンはベンチテストにより、150マイルの走行距離に相当するところまで慣らし運転が行われ、すぐにサーキット走行が可能な状態で納車される。
また出荷前には、レースエンジニアリングのノウハウを用いて、動的性能の厳密な確認プロセスが実施される。たとえばホイールのアライメント調整は45分間かけて行われ、ほかにもタイヤの荷重チェックや最低地上高の確認など徹底した性能確認が行われる。
PMCで生産されたNSXは米国での販売を皮切りに、グローバル展開され日本を含めた各地域へ順次投入される予定だ。
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