「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、無限がカスタマイズしたホンダ フィット RSだ。
無限 フィット RS(2011年:カスタムカー)
ホンダのカスタムに定評のある「無限」は、マイナーチェンジしたフィットをプロデュース。実に30種類以上のパーツを装着した、スペシャルなフィットの走りと外観の完成度をチェックしていこう。
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マイナーチェンジで生まれ変わったフィットの中でも、RSは見た目も走りもホットハッチと呼べる仕上がり。無限がリリースしたフィットRS用のパーツは、その感覚をさらに高めるものだ。
まず目を引くのが、フロントからリアまでかなりアグレッシブに仕上がった数々のエアロパーツだ。レースシーンで培われたノウハウを凝縮したこれらのアイテムは、高速走行時の安定性も高めてくれる有効なもの。さらにデイタイムランニングライトやフォグランプを組み合わせて、日常での機能も充実させている。
エアロパーツは真空成形のPPE製とすることで、純正同等の質感が備わっているところも無限エアロの優位点だ。ディーラーで装着できるうえ、カラーラインアップも純正色に準じている点も魅力だ。
一方、走りの機能パーツについてもツボを押えた開発が行われている。まずサスペンションでは、ノーマルより口径の太いショックアブソーバを採用し、前後の荷重バランスを適正化。さらにはトラクションを稼ぐためにフロントにリバウンドスプリングを採用している。LSDの設定を持たないフィットでは、これは有効だろう。この他、フットワーク系の仕上げとしてブレーキパッドとホースを変更している。曲がる・止まるは完璧だ。
パワーユニットに関してはエアクリーナーとマフラーでサウンドとレスポンスを高めている。フィットRSはノーマルでもスタートダッシュから高回転の吹け上がりまで、その仕上がりに定評があるが、これらの装着でどう生まれ変わっているかにも要注目だ。
腰高感が消えコーナーでの安定感も高まった
走ってみて感じたのは、その走りっぷりは意外なほどしなやかだったということ。ショックアブソーバは減衰力非調整タイプだが、スポーツに振り過ぎた感もなく路面への追従性はかなり優れている。これなら普段使いでも満足できるだろう。おそらく同乗者からクレームがつくこともないはずだ。
それでも、スポーツ性はかなり高い。車高が前後とも20~25mmダウンされた足まわりのおかげで、「低重心」に感じられるのもいい。フィットは着座位置が高いこともあって、感覚的に腰高なイメージも強い傾向だが、この足まわりを装着するとそれが解消され、コーナリングが楽しくなる。
さらに感心したのは、前後の過重バランスがノーマルよりフロント寄りになり、さらにリバウンドスプリングが装着されたことで、コーナリング中のトラクションが増していることだ。初期の回頭性に加えて旋回加速中にリアに過重が移り過ぎないところが絶妙だ。
さらに、エアクリーナーとマフラーが、この感覚をより高めてくれる。エンジンのレスポンスが良くなり、操りやすさが増している。これらの相乗効果で、見ても走っても楽しい、無限ならではのフィットRSが完成していた。
■ホンダ フィット RS(ベース車両) 主要諸元
●全長×全幅×全高:3915×1695×1525mm
●ホイールベース:2500mm
●車両重量:1050kg
●エンジン種類:直4 SOHC
●排気量:1496cc
●最高出力:88kW<120ps>/6600rpm
●最大トルク:145Nm<14.8kgm>/4800rpm
●トランスミッション:6速MT
●駆動方式:横置きFF
●10・15モード燃費:17.4km/L
●タイヤ:185/55R16
●当時の車両価格(税込):169万8000円
[ アルバム : 無限 フィットRS はオリジナルサイトでご覧ください ]
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