■「マーチ」より小さなAセグメントモデルが登場
2025年3月31日にルノーと日産は、新たな戦略プロジェクトならび新アライアンス契約を発表しました。
主に両社のアライアンスに関する取り決めの変更などが挙げられますが、そのなかに日産がルノー「トゥインゴ」をベースとしたモデルの開発を行うことも明らかになっています。
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今回の大きな戦略プロジェクトの内容としては、両社における新アライアンス契約の改定として、双方の相互株式保有の柔軟性を高める内容が明かされています。
また、ルノーにおける海外事業の拡大ならび日産における市場カバー率の向上の一環として、市場拡大が見込まれているインドでの成長戦略に関するものとして、ルノーによるルノー日産オートモーティブインディア社(RNAIPL)の全株式取得も明かされました。
RNAIPLは従来どおりのプロジェクトを継続するとともに、新型「マグナイト」を含む日産車の生産を継続。
具体的には、現在のCMFAプラットフォームとCMFA+プラットフォームに加え、2026年にはCMF-Bプラットフォームを導入し、4車種の新型車を投入する予定です。
さらに日産は今後数年間、RNAIPLからインド市場向けと輸出用の商品を調達するとしています。
2025年4月1日付で日産の社長兼CEOに就任したイヴァン エスピノーサは次のように述べています。
「日産はアライアンスの戦略的パートナーシップがもたらす高い価値と効果を活用しながら、ターンアラウンドの取り組みを推進していきます。
私たちは市場の変化に素早く対応し、将来の投資に備えて資金を保持するため、より機敏で効果的なビジネスモデルを構築することを目指しています。
そして、インド市場に引き続きコミットし、現地のお客さまニーズに合わせた商品と最高水準の販売とサービスを提供し続けます。
インドは研究開発やデジタル等のサービスにおけるハブであり続けます。インドにおける新型SUVの計画に変更はなく、『One Car, One World』戦略に基づき、他の市場への車両輸出も継続します」
こうした内容に加えて、欧州市場での一部戦略も明かされました。
それは日産が「欧州向けトゥインゴプロジェクトに参加」するということ。
今回の発表では、ルノーのAセグメントモデルとして人気の「トゥインゴ」をベースとした日産モデルを欧州初のEV専業メーカーであるアンペアを通じて、開発コストと開発期間を削減しながら、2026年より開発・生産していくといい、このモデルのデザインは日産が行うとしています。
そのため次期トゥインゴには日産モデルの兄弟車が誕生することになります。ちなみにAセグメントは日本でいう軽自動車に近しいサイズです。
ルノーグループのCEOであるルカ デメオは次のように述べています。
「ルノーグループは日産とアライアンスを組む長年のパートナーであり、筆頭株主でもあるため、日産が早期に業績を回復させることに強い関心を持っています。
私たちは、ルノーグループにとって価値の高いビジネスチャンスを創出する一方で、日産の業績回復を支援するために最も効果的な方法を、現実的かつビジネス志向のアプローチで話し合いました。
今回の枠組み合意は双方にとって有益なもので、新生アライアンスの機敏かつ効率的な考え方の表れで、『トゥインゴ』をはじめとする私たちの商品が持つ高い魅力と、海外市場における事業拡大への意欲を裏付けるものです。
ルノーグループは重要な自動車市場であるインドで、効率の高い事業基盤とエコシステムを構築していきます」
※ ※ ※
直近ではBセグメントのルノー「5(サンク)」と日産「マイクラEV」は同じプラットフォームを共有しています。
マイクラは日本でいう「マーチ」と同等モデルといえ、今回それよりも小さなモデルをアライアンスの強みを活かして、欧州Aセグメント市場でも展開していくようです。
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Aセグメントは、欧州で最も小型の車格に分類されるクラスで、小回りが効くコンパクトな輸入車や軽自動車などが含まれます。