■自然災害時に大活躍! 離島での生活と中古車の「リーフ」が相性抜群な理由
2019年9月の台風15号および、10月の台風19号では、いずれも広域で停電が発生しました。そんなとき、電気自動車などから電気を取るという話になります。しかし、東日本大地震から今までのケースを検証すると、被災直後に対応するのは難しいでしょう。
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ここ数年、なんとかならないものかと考えていたのですが、手頃な価格で買えるようになった、日産の初代「リーフ」の中古車を活用できないかと思いついた次第です。どういった使い方がベストといえるのでしょうか。
電気自動車は徐々に電池容量が少なくなっていきます。ちなみに、初期型リーフだと、満充電時の航続距離は100km弱。なかなか使いにくくなってきます。だからこそ、中古車価格も手頃なのです。
一方、台風で毎年のように停電が発生する沖縄の離島なら、航続距離が減ってきたリーフだって問題ありません。長距離を走らないので十分使えるし、停電時にリーフから電気も取れます。
ということから、2019年8月にリーフを沖縄県の阿嘉島(あかしま)へ持って行きました。那覇から高速船だと50分の、世界遺産の美しい海で世界的に有名な慶良間諸島(けらましょとう)の小さい島で、やはり台風被害に遭います。
学生時代、夏を2シーズン過ごしたときも台風により停電。苦労したことを思い出します。中古のリーフについての説明を、電話で阿嘉島の知り合いにしたら「便利そうですね」。
その後どうなったのか、阿嘉島に行ってみました。リーフを使って頂いてるのは、20年近くお付き合いしてる「マリンリンク」というダイビングショップです。
港に奥様の木舩真喜子さんが迎えに来てくれる。といっても目的地は1.5km先。健康を考えたら歩くべきながら、いかんせん沖縄の太陽ってパワフルなので、荷物があると厳しいです。
真喜子さんに「充電はどのくらいの間隔で必要ですか」と聞いたら、「忙しいときは港まで10往復くらいしますが、2日から3日に一度くらいでしょうか」。航続距離は問題無いといいます。
ショップからもっとも遠い、橋を渡って隣の島のレストランに行ってみると、往復10kmくらいです。どんな乗り方をしたって、電欠にならないと思います。
チョイ乗りが多く、リッターあたり10kmも走らない軽自動車と比べたら、30円の電気代で5km以上走るリーフは経済的。島の人の関心も高いといいます。
なにより「排気ガスを出さない電気自動車ということがお客さんから喜ばれます」。今回は試せなかったものの、ガレージの屋根程度の太陽光発電を導入したら、エネルギーの自給自足だって可能です。
停電時はどうだったのでしょうか。直近の2か月で一度、台風による暴風雨の夜に停電したそうです。翌朝、リーフから100Vを取り出すためのパワームーバーをセットし、近所の人に「携帯の充電が出来ますよ」と声を掛け始めたタイミングで電気が復旧。
本格的な活用こそ出来なかったが、大いに心強かったとのことです。なにより台風被害を受けずに良かったと思います。
参考までに書いておくと、離島は電気の復旧も早く、阿嘉島の場合、停電は長くて2日くらいらしいです。航続距離100kmになったリーフでも、満充電ならエアコン+冷蔵庫+TVの電力を2日間くらい供給可能なので、十分役立つでしょう。
真喜子さんいわく「台風が接近する度に満充電にしています」。
ちなみに阿嘉島は人口300人弱。リーフが3台くらいあれば、停電時に学校や役場、港などで携帯電話の充電や、情報を得るためのTVに電源を供給出来ます。
日頃のメンテナンスが必要な発電機などと比べ、電気自動車はクルマとしても離島なら持ち味を存分に引き出すことが可能です。
阿嘉島と同じような離島に住んでいる知人などいたら、ぜひ提案してみて頂きたいと思います。
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