ダイハツのオープンカー「コペン」。コペンといえば車高が低く、オフロード走行はどう考えてもキビシイ。
しかし、なんと兵庫のカスタムカーショップがコペンとジムニーをドッキングし、オフロードを爆走できるマシンを製作したという。しかもナンバー取得済みというではないか! コペンとジムニーのドッキングなんて前代未聞のため想像するのも難しいが、一体どんな1台に仕上がっているのだろうか!?
コペンがオフロードを爆走?? コペンとジムニーをドッキングした魔改造マシン「コペニー」が超痛快だった!!
文・写真/池之平昌信
■雪が降ってもコペンでカニ食べ行こう!
名付けて「コペニー」。ジムニーのシャシーにコペンのボディをドッキングしたトンデモマシンだ!!
筆者はこれまで、古今東西のいろんなレーシングカーやチューニングカーを見て、撮って、乗ってきた。
サーキットやコースの内だけで走らせるのなら、それはもう自由だし、かなりのやりたい放題(もちろん自己責任)だ。しかし、車検を通す、ナンバープレートを取得するとなると、それはもう、ものすごくたいへんな労力が必要となることも知っている。特に日本の車検制度で国産車を魔改造することがモーレツに難しい。
よって、このコペンのお化けみたいなクルマをホテルの駐車場で偶然発見した時には思わずのけぞり、カメラマンなのにスマホを取り出しパチリと撮ってしまったのだが、その瞬間、オーナーらしき男性が現れたのだ。
そんな偶然が縁でこのモンスターコペン、名付けて「コペニー」の取材に兵庫県川西市を訪れることができた。
■コペニー誕生のワケは!?
兵庫県川西市にあるMOFAC(も。ファク)はコペンに強いカスタムカーショップだ
オーナーであり制作首謀者である、カスタムカーショップMOFAC(も。ファク)の代表森本祐樹さんは語る。
「いやね、仲間うちで昔からこんな遊びはよくやってたんですよ。マイティボーイやミニのボディーをジムニーのシャシーに載せたりとかね。うちはいま筑波ラップ一分切りのコペンとかが売りなんで、ほなコペンでやってみるか! となったんです」
なるほど、じゃあコペンの車高をガンガン上げていったということですね?
「いやいや、下をよ~く見て下さいよお。旧型のジムニーの土台にコペンのボディーを載せたんです。平成15年式どうしのドッキングですよ。まあホイールベースが2cmくらいしか違わないんで、いけるで! となったんです。
実際にはまあフロアとかバルクヘッドの帳尻を合わせるのに苦労しましたけどね。エンジンも駆動系も書類上も! このクルマは“ジムニー”なんで林道とかもガンガンいけますよ。」
■コ、コペンが…… オフロードを爆走!!
特別クセが強いクルマなわけでもない。楽しい車内
ということで、店を出て一般道を走る。室内はインパネなどコペンそのままだ。違和感はない。そしてAT車でも充分速いし安定している。「ワンオフもの感」が皆無で完成度の高いクルマだ。
「タービン交換で100馬力くらいですかね。タイヤとサスで12cmほど車高アップですけど、まあジムニーカスタム界ではそれほど過激なもんではないですし。新東名120キロ区間も楽勝クルージングでしたよー」
アッという間に某里山林道に着いた。撮影のためにちょっとそれっぽいところを走ればOKと思っていたら・・・
慎重かつ大胆に! 豪快な走りを見せるコペニー
森本さんは空気圧をグンと落とし、本格四駆トライアル走行を始めてしまった。木の枝がボディーにガンガン当たってもお構いなし。ジムニーでなければ走破できないような険しい道をどんどん突き進んでいく。
確かにこれはジムニーなんだから、と何度も自分に言い聞かせるが…… 脳内ではコペンに見えるので…… 頭がへんになりそうだ。
■魔改造コペニーの気になる改造費は?
MOFAC(も。ファク)代表の森本祐樹さん。ノリのよい関西人である
というわけで、当然と言えば当然の走破性も見せてもらうことができた。何より飾り物ではないところがすごいし、モンスターマシンを堪能させていただいた。そして、軽自動車規格のまま公認取得した車両で、ガンガン乗れるほどデキが素晴らしいこともよくわかった。そこで気になるのは改造費用だ。
「載せるだけだったら、ベース車両2台ぶんは別で…… 100万くらいですかねー。」
なるほど、余ってしまうジムニーのボディーとコペンのシャシーの行方は気になるが、300万円前後くらいからでこのおもちゃ箱から飛びだしてきたような特別なクルマが手に入ると思えば安いような気もする。
「雪が降ってもコペンで北陸のカニを食べに行きたいよなあー、とか冗談で言ってたのが、ホントになったんですわあ、ワハハハ」
いやはや、沈滞気味の日本の空気を変えてくれるのはこんな関西人のノリなのかもしれない。まいどおおきに。
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