インディカーは、2024年からマシンをハイブリッド化する予定だったが、5月26日のインディ500後まで計画を延期することを発表した。
現行の2.2リッターV型6気筒ツインターボ・エンジンにハイブリッド・ユニットを組み合わせる計画のため、このオフシーズンにテストが続けられてきた。
■インディカー、ハイブリッドエンジンの正式デビューを来年5月のインディ500後に延期へ
アンドレッティ・グローバル、アロー・マクラーレン、チップ・ガナッシ・レーシング、チーム・ペンスキーの4チームから13人のドライバーがテストに参加し、この3ヵ月間のテスト走行距離は1万5000マイル(約2万4000km)を超えた。
ペンスキーのジョセフ・ニューガーデンも開発に携わったひとりであり、彼はハイブリッド化の延期は必ずしも必要だとは考えていなかったという。一方で最適なタイミングを探ることには理解を示した。
「(テストの)プロセスの一部に参加したことで、僕は世界中のすべての人々のためにこれを実現しようとする製造サイドの多大な努力を目の当たりにした。そして、彼らは本当にいい仕事をしてくれた」
そうニューガーデンはmotorsport.comに語った。
「僕は(ハイブリッド化した)クルマを走らせた。(開幕から)そのまま走らせることもできるし、どこでも導入できると確信している」
「たぶん、『2024年にハイブリッドは導入する。導入するがそのための最良のタイミングはインディアナポリスの後だと考えている』っていう感じだ。そうすれば、まだ移行期間の時間を作ることができる」
ニューガーデンは、今季中のハイブリッド導入を確信している。
「本当にタイミング次第なんだ。ハイブリッドが最高レベルで成功するために何がベストな機会になるかということだ」
「彼らの言う通り、それ(導入延期)がベストだと思う。でも、彼らはこのマシンで1万マイル以上のテストをしてきた。僕もかなり広範囲にテストしたし、うまく機能していた」
「絶対に(ハイブリッド化は)来るよ。ただ、ひとつのチームや他のチームだけでなく、チャンピオンシップ全体の利益を考えなければならないと思う。これは公平で強固なものでなければならないし、誰にとっても完全に正しいものでなければならない」
「だから、これ(延期)は非常に理に適っている」
前述のように、これまでに4チームがテストでハイブリッド化されたマシンを試している一方で、デイル・コイン・レーシング、エド・カーペンター・レーシング、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングなどの小規模チームは、新しいコンポーネントを使用してまったく走行していない。
「それもあると思う」とニューガーデンは話す。
「それに、タイムラインは圧縮され、詰め込まれている。土壇場で急ごうとする理由はないよ」
「まだ2024年中にハイブリッド化することもできるし、全体にとってベストな機会を選ぶこともできる」
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