もくじ
ー ポールスター「2」の直後に登場か
ー あくまでも既存モデルの選択肢のひとつに
新型ボルボS60 実車で見るサイズ/内装 ポールスター・エンジニアード登場
ポールスター「2」の直後に登場か
ボルボのデザインチーフを務めるトーマス・インゲンラートは、同社初のEVがXC40の派生型となることを認めた。これに引き続き、次期型XC90もEVが設定される。
新型S60の発表の場で、インゲンラートはXC40のEVについて、ボルボの電動サブブランドであるポールスターが2019年に発売する「2」に続く形となることを明かした。
インゲンラートによれば、ボルボは既存モデルにEV仕様を追加する方針を採っており、VWのI.D.シリーズのようなEV専用モデルの開発は行わない。
「ボルボ初のEVがXC40となることはもはや秘密事項ではなくなりました。ポールスター2のすぐ後に登場することになります。その後、次期型XC90が続きます」
「これがボルボの電動化のマスタープランです。われわれは現存のラインナップの中でのパワートレインの選択肢のひとつとして用意します」
「これは他の多くのメーカーとは異なる方針だと思うかもしれません。しかし、わたしには彼らの方針こそ、長期的な成功像が浮かびません。今後ますます電動車の割合が増えるなかで、どのように共存させるつもりなのでしょうか。パワートレインの選択肢として存在する方がより自然なように感じます」
あくまでも既存モデルの選択肢のひとつに
姉妹ブランドのポールスターと同様、ボルボのEVもリチウムイオンバッテリーを使用する。XC40 EVはプラグインハイブリッドと並行して販売される。
ボルボは2025年までに売り上げの25%をEV車とする目標を設定している。
ボルボは既存モデルの派生版としてEVを設定する一方で、サブブランドのポールスターではEV専用モデルを拡大する可能性を示した。
「われわれは、内燃機関の衰退のお陰でEVが成功したという展開を望んでいません。新しいフォーマットに対応するため、われわれはポールスターを設立し新しい要素やボディスタイルを取り入れたクルマを作ります。市場の要求に応えてボルボの全ラインナップに電動仕様を設定するとともに、ポールスターからはまったく新しいクルマを送り出すのです」
中国の巨人、ジーリーの傘下にあるボルボは、2019年までに全車種に電動仕様を追加するとしている。すなわち、すべてのボルボ車にマイルドハイブリッド、プラグインハイブリッド、EVのいずれかが設定されるということだ。また、今後発売する車種にディーゼルを設定しないことも明らかにしている。
今日発表された新型S60もこのフィロソフィーを体現したモデルとなる。2種類のプラグインハイブリッドが設定され、T80ツインエンジンでは390psとなる。その高性能版のポールスター・エンジニアードでは415psを発揮する。
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