■「なんちゃってSUV」ではない! 超ゴツい「クラウン」とは
トヨタ「クラウンクロスオーバー」は16代目の新型クラウンシリーズ第一弾モデルで、従来の4ドアセダンやステーションワゴンとは異なるニューフェイスとして登場しました。
そんなクラウンクロスオーバーには、ほかのグレードとは全く異なる雰囲気を持つ特別仕様車「RS“LANDSCAPE”」(以下RSランドスケープ)が設定されています。一体どのようなモデルなのでしょうか。
【画像】超カッコイイ! これが新型「クラウンSUV」です!(70枚)
クラウンクロスオーバーは新時代のクラウン第一弾として、セダンとSUVをかけあわせた全く新しいタイプのモデルとして2022年9月に発売。
エクステリアはセダンの雰囲気を残しつつ、車高を上げたことでクーペSUVのようなプロポーションとしたほか、トヨタの新たな共通デザイン「ハンマーヘッド」や真一文字の前後ライトを採用。
さらにクラウンとしては最大の21インチ大径ホイールを装備し、斬新な塗り分けかつ鮮烈なカラーの2トーン塗装も用意しています。
インテリアは「全席特等席」をコンセプトに、水平基調で操作部をまとめたアイランドアーキテクチャー構造を採用。加飾などにとらわれない上質さを追求した室内にまとめました。
パワートレインは2.4リッターターボエンジンと新世代ハイブリッドを組み合わせる「デュアルブーストハイブリッドシステム」と、2.5リッターエンジンとハイブリッドを組み合わせる「シリーズパラレルハイブリッドシステム」の2タイプを用意します。
そして2024年4月には一部改良が実施されるとともに、新タイプ RSランドスケープが設定されました。
RSランドスケープは、2.4リッターターボハイブリッドの「RS」グレードをベースにした特別仕様車で、専用内外装などを備えるとともにアウトドアなどで利便性を発揮する専用装備などを採用しています。
エクステリアは専用の「ブラック×アーバンカーキ」を採用。ウインドウモールやドアモール、ドアハンドル、トヨタエンブレム、HEVエンブレムなどもブラックアウト化し、王冠マーク入りの専用マッドガードを装着するなど、アウトドアギア感を演出。
さらに、車幅が片側あたり20mm拡張される専用オーバーフェンダーモール(GORI GORI BLACK塗装)を装着。シルバーのリベットで留められ、本格四輪駆動車に負けず劣らずの無骨さがプラスされました。
足元は、通常の21インチホイールではなく、専用デザインの18インチを採用。
このダウンサイジングによって60扁平となったオールテレインタイヤに全高を25mmアップさせる専用サスペンションも組み合わせ、最低地上高は145mmから172mmにアップ。エクステリアの雰囲気だけでなく、走破性能も向上しています。
テールではナンバーポケット左右にリアフォグランプを装着したほか、最大750kgを牽引できるトーイングヒッチを採用。リアにトレーラーを接続して走行可能になり、マリンやキャンプなど多彩な使い方が可能です。
インテリアはRSの上質さはそのままに、RSランドスケープ専用の内装色「ブラックラスター」を設定。インパネには“LANDSCAPE”のレーザー刻印があしらわれ、特別感をもたせています。
リアシートは通常モデルでは一体固定式、もしくはオプションでパワーリクライニングが標準ですが、ランドスケープ専用として60:40可倒分割式を採用。これにより、サーフボードなどの長尺物の積載にも対応しました。
このほか、機能装備ではRSではオプション装備となるフロントウインドウデアイサーやミリ波融雪機能などをパッケージ化した寒冷地仕様が標準装備されています。
なお、RSランドスケープ専用の販売店オプションも用意されており、ルーフに装着する「システムキャリア・ベースラック」(4万4990円)では最大40kgの荷物を積載することができ、さらにタフな使い方も可能になります。
※ ※ ※
新クラウンクロスオーバー RSランドスケープの価格(消費税込)は685万円で、2024年12月までの期間限定生産となります。
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みんなのコメント
それが名前変わってクラウンというのですか。
しかしクラウンをタフな四駆にするとは勿体無い。
クラウンにはクラウンの道があっただろうに。