レッドブルは、2022年に計17勝をマーク。2013年以来のダブルタイトル獲得だけでなく、数多くの記録を打ち立てた。
開幕戦バーレーンGPではダブルリタイア、オーストラリアGPではマックス・フェルスタッペンが燃料系の問題でリタイアするなど、シーズン序盤は信頼性の面で苦しんだものの、その後は克服した。
■圧倒的強さで完勝したレッドブル&フェルスタッペン。今季どんな新記録を樹立したのか?|F1データ・アーカイブ
シーズン前半戦でフェラーリと互角に渡り合ったレッドブルは、シーズン後半の12戦で11勝をマーク。グリッド上で最も支配的なマシンとなった。
アブダビGP後、レッドブルのクリスチャン・ホーナーは「17のグランプリを制し、我々がやってきたことを考えれば、それが対戦相手を苦しめることは理解できるだろう」と語った。
「彼らは来年、チャレンジャーになるためにさらにやる気を出すだろうね。彼ら(メルセデスとフェラーリ)はどちらも質の高いチームだから、2023年はどんなことでも起こりうるよ」
一方で、今季のレッドブルの成功には賛否両論があった。2021年にレッドブルが予算上限を超過していたことが発覚したためだ。罰金と来年の空力テストのペナルティが科されたものの、より厳しい制裁を求めるチームもあったのだ。
またホーナーは、サンパウロGPで発生したチームオーダー事件によるチーム内部の緊張にも対処しなければならなかった。
レッドブルが今年直面した論争から得られる教訓は何かと尋ねられたホーナーは、次のように答えた。
「常に学んでいる。それに誰かがどこかの時点で問題を起こすものだ」
「上に行けば行くほど、突き立てられるナイフは鋭くなる。今年、我々はそれを少し経験した。そして、このパドックで不人気になる最も早い方法は、常に勝ち続けることだ」
「我々はエナジードリンクの子会社で、自動車メーカーや歴史的なブランドと競争している。そしてもちろん、それは一部の競合他社にとって心地よいものではない」
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