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ミニバンの走りが元気になる? メーカーワークスが作った剛性アップパーツの実力

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ミニバンの走りが元気になる? メーカーワークスが作った剛性アップパーツの実力

TRDが開発したハンドリング向上アイテム見た目は地味だけど効果は果たして?

トヨタのワークス部門である「TRD」は、機能性に優れるパーツを数多く展開している。例えばアルファードやヴェルファイア、ノア、ヴォクシーなどに対応する『ドアスタビライザー』と『ブレース』もそのひとつだ。『ドアスタビライザー』は、定番のメンバーブレースやタワーバーでは補強できない”ドア”に着目。ボディとのスキ間を極力なくすことで、ステアリング操作に対する車両の応答性を改善する。そして『ブレースセット』は、スライドドア部分の剛性を確保。同じくステアリング操作に対するリニアな車両反応を実現できるという。ボディの開口部が大きいために、ヨレが生じやすいミニバンに効果はあるのか。検証してみた。

これぞ温故知新、最新のアルファードに込めた「’90年代のVIPスタイル」

「ドアスタビライザー&ブレースセット」

今回は『ドアスタビライザー(左)』と『ブレース(右)』のセットでインプレッション。車両は、ミニバンのなかでも剛性の高さで知られる後期型アルファードだ。なお、『ドアスタビライザー』には汎用タイプも設定中とのこと。詳細はホームページをチェックしてほしい。

ドアスタビライザー& ブレースセット ¥32,400□対応車種:30系アルファード/ヴェルファイア、 80系ノア/ヴォクシー/エスクァイア

【ドアスタビライザー】

ボディ側(受け側)にある純正のドアストライカーは厚みが薄く、ドアを閉めたときにスキ間が生じやすい。『ドアスタビライザー』はボディ側のストライカーと、ドア側のスペーサーで構成されるパーツ。両者が密着することでボディとのスキ間を解消し、車両の応答性を改善する。*下写真:ノーマル(左)/TRD製(右)

ボディ側に付くストライカーの厚みは、純正(右)と比較しても一目瞭然。ドア側のスペーサーとの相乗効果で、ボディのゆがみを抑制する効果を発揮する。

ストライカーは、天面部が写真のようにスライドする仕組み。走行時のボディのわずかな伸縮に合わせて動き、スキ間を埋める仕組みだ。

取り付けは純正ボルトを利用

まずはドアストライカーの純正ボルト2本を外す。ストライカーを外したら『ドアスタビライザー』のストライカーを装着し、天面をスライドした状態でさきほどのボルト2本で固定。次にドア側にあるボルト2本を取り外し、ドア側にプレートベースをボルトで取り付け。最後に、プレートベースの上に黒いプレートを取り付ければ完成だ。

【ブレース】

今回のサンプル車両となったアルファードには、純正でブレースを採用している。この部分を丸ごと交換する仕組みで、スライドドア部の剛性を高めることでリニアなハンドリングを実現するという。

純正と比較すると、TRD製の方が太いことがわかる。また、取り付け角度が異なるなど、この少しの差に大きな意味があるのだ。

取り付けはボディ底面、スライドドアの奥側に。純正でも同じ部分に同様のフロアブレースが装着されていて、取り付けには純正ビスとビス穴を利用して規定トルクで固定する。

結果>>>体感度は足まわり交換レベル

装着前はコーナーでゆがみを感じ、乗り味はふわふわした感じだったが、足まわりを交換したかと思うほどに軽減。その走りはシャキッとし、ボディに一体感が生まれたような印象だ。また、ヨレがなくなった反面、乗り味が少しカタくなっているように思えた。人によってどう受け止めるのかは別だが、コーナリング時のアウト側へのふくらみが抑えられたのも事実。ステアリングの反応もクイックになるなどの恩恵を受けることができた。

メーカーワークスがホンキで考えたボディチューニング。ミニバンの走りにダルさを感じているならば、装着してみる価値はありそうだ。

トヨタカスタマイジング&ディベロップメント・TRDTEL045-540-2121http://www.trdparts.jp/

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