2022年にそれまでのXVがクロストレックにFMCされ、SUVラインナップが強化されたスバルだが、2023年、新たなモデルが加わる。それがレヴォーグのクロスオーバーSUV、その名もレヴォーグアウトバックスポーツだ! スクープ情報をお届けしよう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/ベストカーWeb編集部、ベストカー編集部、スバル
レヴォーグの隠し玉が今秋登場!! スバルのクロスオーバーSUV「レヴォーグアウトバックスポーツ」爆誕
■スバルのSUVラインナップ攻勢は2023年も続く!
2018年7月に発表されたスバルの新中期経営計画「STEP」のなかでSUVモデルの強化策は明確に打ち出されていた
現在、スバルはSUVラインナップを強化しており、それは2018年7月に発表されている同社の中期経営計画「STEP」でも触れられていた。具体的には2018年から2025年にかけてSUVモデルのラインナップ強化とバリエーションの充実が掲げられている。
STEPで判明している戦略ロードマップでは「フルモデルチェンジを間断なく投入し、SUVモデルのバリエーション拡充」と明記されていた。
確かに、2018年の現行5代目フォレスターのフルモデルチェンジ、先代XVにマイルドハイブリッドのe-BOXERが追加され、2019年はXVの改良、2020年はフォレスターに1.8Lターボが追加され、2021年はレガシィアウトバックが日本導入を開始し、2022年にはフォレスターにスバルSUV初のSTI Sportが追加設定され、XVはクロストレックにフルモデルチェンジと毎年のようにSUVは拡充されてきた。
そして今回、その一環として追加されるのがレヴォーグのクロスオーバーSUVとなる「レヴォーグアウトバックスポーツ」(仮名)だ。
■「アウトバックスポーツ」は北米ではインプレッサSUVとして登場!
3代目インプレッサまで北米市場で設定されていたクロスオーバーSUVモデル、インプレッサアウトバックスポーツ。今回のレヴォーグアウトバックスポーツはその名を継承する!
この車名を聞いてピンときた人はかなりの「スバル通」だと言えるだろう。なぜなら、「アウトバックスポーツ」の名は、かつて北米のインプレッサに設定されていた歴代インプレッサのクロスオーバーモデルに冠せられていたからだ。
北米では初代インプレッサの時代から、このアウトバックスポーツを設定。この初代インプレッサには国内でも「インプレッサWRXグラベルEX」が設定されていたが、これが北米のアウトバックスポーツに近い内容となっていた。
北米では2代目インプレッサ、3代目インプレッサにもアウトバックスポーツを設定。3代目インプレッサには国内仕様のSUVモデル「インプレッサXV」が2010年に登場したのだが、ややこしいことに北米ではアウトバックスポーツと重複するため、このモデルは北米では販売されなかった。
以後、初代スバルXV、先代XV、そして現行クロストレックにつながる系譜を作ったのは、このインプレッサアウトバックスポーツだった。
■フォレスターへのラゲッジ容量問題の解決策!?
現行フォレスターのラゲッジ容量は509~520L(VDA方式)。レガシィアウトバックの559L、レヴォーグの561Lと比較すると物足りなさを指摘するユーザーも
レヴォーグアウトバックスポーツの前に長々と経緯を説明したが、今回、レヴォーグにクロスオーバーモデルが追加されることになったのはなぜだろうか。スバルの現行SUVラインナップはフラッグシップのレガシィアウトバックを皮切りに、フォレスター、クロストレック、そしてライズのOEMモデルとなるレックスで形成される。
スバルSUV群で問題となっていたのは、実はラゲッジの容量。グローバルで売れ筋モデルとなっているフォレスターのラゲッジ容量はVDA方式で509~520L。もちろん、ミドルサイズSUVとして過不足はないものの、若干余裕がないことを指摘するユーザーが多かったというのだ。
これに対して、フラッグシップモデルのレガシィアウトバックは559L、ステーションワゴンのレヴォーグは561Lを確保している。このラゲッジ容量の違いが今回のレヴォーグアウトバックスポーツ誕生につながったといっても過言ではない。
■いわばレガシィアウトバックの「レヴォーグ版」!?
2021年に日本導入された現行型レガシィアウトバック。スバルSUVのフラッグシップモデルだが、そのサイズの大きさはかなりのもの
ちなみにレガシィアウトバックのボディサイズは全長4820×全幅1840×全高1605mm、ホイールベース2745mm。フォレスターは全長4640×全幅1815×全高1715mm、レヴォーグは全長4755×全幅1795×全高1500mm、ホイールベースはいずれも2670mmとなっている。
そしてSUVモデルのキモとなる最低地上高はレガシィアウトバックが213mm、フォレスターが220mm、クロストレックは200mm。背の低いレヴォーグは最低地上高が145mmのため、この最低地上高をかさ上げしたSUVに仕立てれば悪路走破性を向上し、なおかつステーションワゴンとしてのラゲッジ容量を兼ね備えたモデルとなることが納得できるはずだ。
ベストカーWeb編集部製作のレヴォーグアウトバックスポーツ(仮称)予想CG。ステーションワゴンの使い勝手のよさと悪路走破性を兼ね備えたモデルとして2023年秋に誕生へ!
仮にレヴォーグから最低地上高を200mmに上げた場合、レヴォーグアウトバックスポーツの全高は1550mmとなる。クロストレックとほぼ同等の数値となり、運動性能的にも実現するのは難しくないだろう。
もともと、レガシィアウトバックも歴代レガシィツーリングワゴンのクロスオーバー版として登場した経緯を持つだけに、レガシィツーリングワゴンの後継モデルであるレヴォーグにクロスオーバーモデルが設定されるのはまったく不思議ではない。
レヴォーグアウトバックスポーツのスバルSUVのラインナップ中の位置づけは、全長を除いてボディサイズ的にはレガシィアウトバックとフォレスターの中間といった感じになる。
つまり、レガシィアウトバックではその大きさを持て余すけど、ミドルSUVのフォレスターだとちょっとラゲッジ面で足りない……といった潜在的なユーザー層にはピッタリなチョイスとなる。
パワートレーンについては、CB18型1.8L直噴水平対向4気筒ターボ(最高出力177ps/最大トルク30.6kgm)が選ばれるであろうことは想像に難くない。もちろん、レヴォーグと同じでハンズフリーまでサポートする最新のアイサイトXも採用される。
スバル関係者によれば、レヴォーグアウトバックスポーツの誕生は2023年秋。今から期待して待ちたい!
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場当たり的な商品の投入をやめ、車格とパワートレインの整理をきちんとすべき。