今年のランボルギーニ・デイは国立競技場で開催
ランボルギーニ・オーナーにとって秋の恒例イベントとなった『ランボルギーニ・デイ・ジャパン』が、11月29日に国立競技場で盛大に開かれた。
【画像】国立競技場を貸し切り!ランボルギーニ・デイ・ジャパン2024の模様 全200枚
今回のランボルギーニ・デイでは、ランボルギーニにとって 3番目、そして最後のHPEV(ハイパフォーマンスEV)であるテメラリオの実車が披露されたのがニュースだ。
会場には日本を始め、アジア太平洋地域、ヨーロッパからランボルギーニのオーナー、メディア、ファン500人以上が、国立競技場に設けられた特設会場に集まった。
メインステージの横には、近年の特別なモデルであるチェンテナリオ・ロードスター、シアン・ロードスター、そしてカウンタックLPI800-4が展示され、ただならぬオーラを放っていた。
また地下のアプロ―チロードに面するパーキングには、ランボルギーニの歴史を作り上げてきた400GT、エスパーダ、ウラッコ、ジャルパが並べられ、来場者を出迎えた。
ラウンジにはディアブロSE30とウルスSEが展示され、アド・ペルソナムを紹介するブースにはレヴエルトが展示され、現行モデルもすべてが姿を見せた。
会場に設けられたデザインスタジオでは、デザインディレクターのミィティア・ボルケルト氏が、テープドローイングワークの妙技を実演して来場者を驚かせていた。
このほかランボルギーニのパートナーブランドであるドゥカティは、走りを突き詰めたマルチストラーダV4 R5とパニガレV4、ストリートファイター・ランボルギーニを持ち込み、注目を集めていた。
パートナーはこのほかトッズやコーヒーのラヴァッツァ、シャンパンのシャンパーニュ・カーボンが出展し、ランボルギーニ・デイを盛り上げた。
パレードランには歴代のモデルが参加
恒例となったパレードランには130台が参加。スタート地点となった東京プリンスホテルで、アウトモビリ・ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマンCEOによるスタートの合図を皮切りに、六本木、表参道、原宿を経てゴールとなる国立競技場に到着した。
参加車は国立競技場到着後に地下のアプロ―チロードへ並べられた。今回は2台のミウラと2台のエスパーダ、LP400からアニバーサリーまでの数多くのカウンタックがパレードに参加した。
ランボルギーニ・ジャパンのダヴィデ・スフェルコーラ代表は、「130台のランボルギーニと、日本、アジア太平洋地域、ヨーロッパから500名を超えるゲストを東京にお迎えできたことを嬉しく思います。
ランボルギーニ・デイは、毎年、お客様、メディア、ファンの皆様と交流する素晴らしい機会となっています。今年はテメラリオが披露され、より思い出深いものとなりました。テメラリオは、日本で非常に高い評価を受けると確信しています」と述べた。
アジア・パシフィック・ディレクターのフランチェスコ・スカルダオーニ氏は、「テメラリオのアジア・パシフィック・プレミアを日本で開催できることを大変嬉しく思います。 920psを誇るツインターボV8ハイブリッドシステムが、最高レベルのパフォーマンスと最先端のハイブリッド技術を実現するは、ランボルギーニの限界を打ち破るというコミットメントを体現し、パワーと独自性において新たな基準を打ち立てました」と述べた。
またテメラリオのジャパン・プレミアで、デザインの特徴と卓越した性能についてアピールする絶好な機会だけに、サンタアガタ・ボロネーゼ本社から各部門のチーフが来日した。
ランボルギーニの業績は絶好調
プレスカンファレンスでステファン・ヴィンケルマンCEOは、好調な業績を説明した。
2024年第3四半期までの実績は、8411台が納車され、総売り上げは前年比で20.1%増となる24.3億ユーロを記録し、営業利益は前年比で9.8%増の6.78億ユーロと成長が続いている。
続いて受注状況が説明された。レヴエルトは2026年後半まで、ウルスは2025年末、ウラカンは生産終了分までのオーダーが入っているとし、順調な経営が続いていることが述べられた。なお日本は世界5位の販売台数をマークしているという。
こうして2024年のランボルギーニ・デイは、天候にも恵まれ盛況のうちに幕を閉じた。
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