2つのパワートレインに加え、6MTや4WDの幅広いラインナップ
独特のスタイリングとスポーツカーのような走りを武器に、発売当初から好調な売れ行きを記録し続けている「C-HR」。1.8Lのハイブリッドと1.2Lのガソリンエンジンが用意されていてそれぞれ一長一短のあるパワートレインですが、両者を比較するポイントはどこにあるのでしょうか?
「トヨタ C-HR」には「プリウス」と同様の「TNGA」プラットフォームが採用されているため、プリウスと共通の1.8Lのガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステム「THS-II」が搭載されています。
トヨタ C-HR 価格差はあるがハイブリッドがおすすめ、グレードはSでも豊富な装備
C-HRのハイブリッド車は、システムトータルで最高出力170PS、最大トルク305Nmを発揮するパワフルさに加えて、WLTCモード燃費は25.8km/L(「S “GR SPORT”」は25.0km/L)という、クラストップレベルの燃費性能を持っている点が魅力です。
また、1.2Lのガソリンエンジンも用意されています。いわゆる「ダウンサイジングターボ」と呼ばれるものですが、最高出力116PS、最大トルク185Nm、WLTCモード燃費は15.4km/L(4WD仕様は14.3km/L)と、ハイブリッド車に比べるとスペックは控えめです。
ただ、ガソリン車には4WD仕様と6MT仕様がラインナップされており、これらを求める人は必然的にガソリン車を選ぶことになります。
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パワフルなハイブリッド車か、軽快なガソリン車か
C-HRは流行りのコンパクトSUVスタイルを採り入れていながらも、6MT仕様が選択できたり、スポーティグレードの「GR SPORT」が設定されていたりすることからもわかるとおり、走りの良さも魅力です。
では、パワートレインの違いは、C-HRの走りにどのような影響を与えているのでしょうか?
上でも説明したように、ハイブリッド車とガソリン車では最高出力やトルクに大きな違いがあります。また、ハイブリッド車に搭載されているモーターは、その性質上、発進時から最大トルクを発揮することが可能であるため、滑らかな加速感という意味ではハイブリッド車に軍配が上がります。
一方、ガソリン車の魅力は、排気量が小さいことによる軽量化にあります。2WD仕様で見ると、ガソリン車とハイブリッド車の重量差は約50kg程度ですが、特にフロントサイドの軽量化が果たされていることが、軽快なハンドリングの実現に貢献しています。
特に、この軽量なボディが6MTと組み合わされると、SUVとは思えないほどのスポーティな走りを体感することができます。「スポーツカーが気になるけれど、実用性などを考えるとなかなか手を出せない」という人は、ぜひC-HRのガソリン車、特に6MT仕様を試してみることをおすすめします。
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ガソリン車のほうが割安だが、実質的にはその差は小さい?
では、ハイブリッド車とガソリン車で車両価格やグレードにどのような違いがあるのでしょうか?
C-HRのグレード体系は、ハイブリッド車とガソリン車でほぼ共通しており、ベースグレードの「S」(ガソリン車は「S-T」)、上級グレードの「G」(同「G-T」)、そしてスポーティグレードの「S“GR-SPORT”」(同「S-T“GR-SPORT”」)という3グレード展開となっています。
それぞれの価格は下記の通りです(特別仕様車は除く)。
・ハイブリッド車
「S」(2WD/CVT):274万5000円
「G」(2WD/CVT):304万5000円
「S“GR-SPORT”」(2WD/CVT):314万5000円
・ガソリン車
「S-T」(2WD/CVT):241万5000円
「S-T」(2WD/MT):238万2000円
「S-T」(4WD/CVT):261万3000円
「G-T」(2WD/CVT):271万5000円
「G-T」(2WD/MT):268万2000円
「G-T」(4WD/CVT):291万3000円
「S-T “GR-SPORT”」(2WD/CVT):281万5000円
「S-T “GR-SPORT”」(2WD/MT):278万2000円
「S-T “GR-SPORT”」(4WD/CVT):301万3000円
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装備についてはハイブリッド車とガソリン車で大きく変わらないため、パワートレインの違いが価格に反映されていると言えます。
同じグレードでは20~30万円ほどの価格差があるハイブリッド車とガソリン車ですが、ハイブリッド車では自動車税環境性能割や自動車重量税が免税となるため、約10万円の税制優遇が得られます。そのため、乗り出し価格ではその差はさらに縮まるという点は押さえておきたいポイントです。
月間1000km走るならハイブリッド車が有利!
最後に、ランニングコストを見てみましょう。
2WD仕様/CVT仕様のWLTCモード燃費を比較すると、ハイブリッド車は25.8km/L、ガソリン車は14.9km/Lとなっています。レギュラーガソリン価格を160円/Lとした時、1000km走行時に掛かる費用は、ハイブリッド車が約6201円、ガソリン車が約1万738円となります。
月間に1000km走行した場合、毎月約4537円、年間で約5万4444円の差が発生することになり、税制優遇を考慮した場合の価格差である約10万~20万円は、2~4年乗り続けることで埋まる計算になります。
つまり、それなりの走行距離が想定される場合、コスト面ではハイブリッド車が有利であることは間違いないようです。
一方、街乗りメインなど走行距離がそれほど増えないことが想定される場合や、「ダウンサイジングターボ」による軽快な走りを楽しみたい場合、そしてMT仕様や4WD仕様を求める場合には、ガソリン車を中心に検討するとよいでしょう。
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文:ピーコックブルー
写真:
1、2枚目:G
3枚目:S“GRスポーツ”
4~6枚目:S-T“GRスポーツ”
7~9枚目:特別仕様車 G"モード ネロ セーフティプラスII"
10~12枚目:G
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