現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > F1第4戦、ペレスがスプリントに続いて連勝、レッドブルふたりの争いが激化!? 【アゼルバイジャンGP 決勝】

ここから本文です

F1第4戦、ペレスがスプリントに続いて連勝、レッドブルふたりの争いが激化!? 【アゼルバイジャンGP 決勝】

掲載
F1第4戦、ペレスがスプリントに続いて連勝、レッドブルふたりの争いが激化!? 【アゼルバイジャンGP 決勝】

2023年4月30日(現地時間)、F1第4戦アゼルバイジャンGP決勝がバクー市街地サーキットで行われ、レッドブルのセルジオ・ペレスが優勝、今季2勝目通算6勝目をあげた。2位はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3位はシャルル・ルクレール(フェラーリ)だった。8番グリッドからスタートした角田裕毅(アルファタウリ)はスタートで2台の先行を許したものの、粘り強い走りで2戦連続のポイント獲得を果たしている。

セーフティカーの発動が呼んだ、それぞれの「最良」と「最悪」
金曜日の予選でポールポジションを獲得したルクレールはスタートでこそ首位をキープしたが、3周目にDRSが使用可能になると前日のスプリント同様にレッドブルの敵にはなり得ず、レースはフェルスタッペンとペレスのマッチレースとなる。

●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか

よりペースが速かったのは土曜日のスプリントを制して勢いに乗るペレスで、ひと足先にルクレールをかわしてトップに立っていた首位フェルスタッペンに追いつき、DRS圏内に迫った。

一方、最初の3周でフェラーリを追うためにミディアムタイヤを使いすぎていたフェルスタッペンは10周目に早くもピットへと向かう。

そしてここでこのレース最大のポイントが訪れる。フェルスタッペンがハードを履いてピットアウトした直後、コースアウトしていた他車を排除するためにセーフティカーが発動したのだ。

このタイミングはフェルスタッペンには最悪で、ペレス以下の上位陣が翌周にほとんどタイムロスすることなくハードへの履き替えを済ませたのに対し、自身は再びルクレールに抜かれて3番手に後退してしまう。

王者フェルスタッペンを完封、ペレスが2日連続の勝利
レースが再開された14周目、フェルスタッペンはルクレールをあっさりとかわしたものの、すでにその時ペレスはDRS圏外に逃げていた。そこから2台のレッドブルは文字通りのマッチレースを繰り広げるが、両者のペースはほとんど同一でフェルスタッペンはなかなかペレスに迫れず、結局そのままの順位でフィニッシュとなった。

前日のスプリントに続き2連勝となったペレスは「今回はセーフティカーのタイミングがこっちに有利に働いた。2台のペースはほぼ互角だったから、なんとか差をキープしようと最初から最後までハードに攻めたよ」と安堵の表情。

一方のフェルスタッペンは「セーフティカーは不運だったけど、そのほかにもタイヤをオーバーヒートさせたり、クルマのバランスがいまいちだったりとかあった。今回もいろいろなことを学んだから次に活かしたい」と悔しさを滲ませた。

これでペレスとフェルスタッペンは2勝ずつ、ドライバーズポイントはわずか6点差となり、チャンピオン争いは緊張したものになってきた。

次戦第5戦アゼルバイジャンGPは連戦となり、5月5日金曜日、フロリダ州マイアミガーデンズのマイアミ・インターナショナル・オートドロームで開幕、5月7日に決勝が行われる。(文:新村いつき)

2023年F1第4戦アゼルバイジャンGP決勝 リザルト
2023年F1第4戦アゼルバイジャンGP決勝 結果[獲得ポイント]
1位 11 S.ペレス(レッドブル) 51周[25]
2位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル)+2.137s[18]
3位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+21.217s[15]
4位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)+22.024s[12]
5位 55 C.サインツ(フェラーリ) +45.491s[10]
6位 44 L.ハミルトン(メルセデス) +46.154s[8]
7位 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス)+51.617s[6]
8位 63 G.ラッセル(メルセデス) +74.240s[4]
9位 81 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+80.3761s[2]
10位 22 角田裕毅(アルファタウリ・レッドブル)+83.862s[1]
・・・・・・・・・・・・・
リタイア 21 N.デフリース(アルファタウリ・レッドブル)
ファステストラップ G.ラッセル(メルセデス) [1]

2023年F1ドライバーズランキング(第4戦終了時)
1位 M.フェルスタッペン(レッドブル)93
2位 S.ペレス(レッドブル)87
3位 F.アロンソ(アストンマーティン)60
4位 L.ハミルトン(メルセデス)48
5位 C.サインツ(フェラーリ)34
6位 C.ルクレール(フェラーリ)28
6位 G.ラッセル(メルセデス)28

2023年F1コンストラクターズランキング(第4戦終了時)
1位 レッドブル 180
2位 アストンマーティン 87
3位 メルセデス 76
4位 フェラーリ 62
5位 マクラーレン 14

[ アルバム : F1第4戦アゼルバイジャンGP決勝 はオリジナルサイトでご覧ください ]

こんな記事も読まれています

箱根のロング有料道路「値上げ」全線通ると普通車1000円超に 37年ぶり7月から 新割引も
箱根のロング有料道路「値上げ」全線通ると普通車1000円超に 37年ぶり7月から 新割引も
乗りものニュース
ホンダが「斬新 軽バン」発表! 荷室フラットで「快適車中泊」出来る? N-VANとe:では違いある?
ホンダが「斬新 軽バン」発表! 荷室フラットで「快適車中泊」出来る? N-VANとe:では違いある?
くるまのニュース
世界に1台しかないフェラーリ「テスタロッサ」タルガトップが5000万円からと激安の理由と製作したEBSとはなにもの?
世界に1台しかないフェラーリ「テスタロッサ」タルガトップが5000万円からと激安の理由と製作したEBSとはなにもの?
Auto Messe Web
3列シート 7人乗り、多彩なライフスタイルにフィットするSUV 電気自動車 メルセデス「EQB」を発売
3列シート 7人乗り、多彩なライフスタイルにフィットするSUV 電気自動車 メルセデス「EQB」を発売
AutoBild Japan
【悲報】 アバルト「F595」/「695」在庫一杯で国内販売終了のお知らせ 電動化の推進に伴い
【悲報】 アバルト「F595」/「695」在庫一杯で国内販売終了のお知らせ 電動化の推進に伴い
AUTOCAR JAPAN
ランボルギーニ公式コーヒー? 「ラヴァッツァ」とのパートナーシップ発表
ランボルギーニ公式コーヒー? 「ラヴァッツァ」とのパートナーシップ発表
レスポンス
「とても生産的」な学びを得たアロンソ。今季最多ポイント獲得のアストンマーティン/F1カナダGP
「とても生産的」な学びを得たアロンソ。今季最多ポイント獲得のアストンマーティン/F1カナダGP
AUTOSPORT web
手ぶらでサーキット体験!! レンタル車両にプロのレッスンまで! ブリヂストンのeスポーツとリアルのコラボが魅力満載
手ぶらでサーキット体験!! レンタル車両にプロのレッスンまで! ブリヂストンのeスポーツとリアルのコラボが魅力満載
ベストカーWeb
「マジでどうにかならないの?」 クルマの「水アカ問題」どう対処? “ガンコなこびりつき”を解決するアイテムとは
「マジでどうにかならないの?」 クルマの「水アカ問題」どう対処? “ガンコなこびりつき”を解決するアイテムとは
くるまのニュース
1987年に登場した「カローラFX16」の再来!? トヨタが米国市場で「カローラFXスペシャルエディション」を発表
1987年に登場した「カローラFX16」の再来!? トヨタが米国市場で「カローラFXスペシャルエディション」を発表
バイクのニュース
顔つき激変! トップグレードRSも登場! 何度も言うけど[いすゞ]は[MU-X]を日本に入れてくれ!
顔つき激変! トップグレードRSも登場! 何度も言うけど[いすゞ]は[MU-X]を日本に入れてくれ!
ベストカーWeb
セナ没後30周年。マクラーレンのモナコGPはセナ一色! モナコ大公アルベール2世が新型「アルトゥーラ スパイダー」をドライブして華を添える
セナ没後30周年。マクラーレンのモナコGPはセナ一色! モナコ大公アルベール2世が新型「アルトゥーラ スパイダー」をドライブして華を添える
Auto Messe Web
Good Bye!「アバルトF595/695」が日本市場向けの生産を終了。残るは在庫のみ
Good Bye!「アバルトF595/695」が日本市場向けの生産を終了。残るは在庫のみ
Webモーターマガジン
[Pro Shop インストール・レビュー]トヨタ アルファード(ショップデモカー)by サウンドエボリューション・ログオン
[Pro Shop インストール・レビュー]トヨタ アルファード(ショップデモカー)by サウンドエボリューション・ログオン
レスポンス
ボディサイズの割に4人快適に乗れる!! リッター30km超えの[フィット]でカッコ悪いと言われてる部分って?
ボディサイズの割に4人快適に乗れる!! リッター30km超えの[フィット]でカッコ悪いと言われてる部分って?
ベストカーWeb
僕のマシン、何か変だよ……ヒュルケンベルグ、カナダGPの入賞阻んだマシントラブルの究明求む「最初から感触は良くなかった」
僕のマシン、何か変だよ……ヒュルケンベルグ、カナダGPの入賞阻んだマシントラブルの究明求む「最初から感触は良くなかった」
motorsport.com 日本版
日産 新型「小さな高級車」初公開に大反響! 斬新「“卍型”ホイール」&迫力グリル採用! “高級感がマシマシ”の「ノートオーラ」に熱視線
日産 新型「小さな高級車」初公開に大反響! 斬新「“卍型”ホイール」&迫力グリル採用! “高級感がマシマシ”の「ノートオーラ」に熱視線
くるまのニュース
“直列6気筒ツインターボ”は529馬力を発生! 「BMWアルピナの中核モデル」に誕生した「エボリューションモデル」の気になる実力とは?
“直列6気筒ツインターボ”は529馬力を発生! 「BMWアルピナの中核モデル」に誕生した「エボリューションモデル」の気になる実力とは?
VAGUE

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村