ノートの地上高を高めたSUV風モデルがオーテックから登場。メーカー系カスタムブランドのお手並みは？

オーテックジャパンは10月7日、「日産ノート」をベースとした「ノートAUTECH CROSSOVER（ノート・オーテッククロスオーバー）」を発表、同日販売を開始した。ノート・オーテッククロスオーバーは、SUVテイストを加えた専用エクステリアや、上質な内装を採用したオーテック初のクロスオーバーモデル。足回りにまで手を加え仕上げているあたりは、さすがメーカー系カスタマイズブランドの仕事だ。

エクステリアは、ドットパターンを取り入れた専用フロントグリルやブルーのシグネチャーLED、メタル調のドアミラーカバーによりベース車と差別化。そして注目すべきが、地上高を25mm高めた足回り。スプリングやショックアブソーバーなどサスペンションを専用とすることで背の高いスタイルを実現しており、さらにボディ下部をたくましく見せるホイールアーチガーニッシュやサイドシルプロテクターを装備。ホイールも専用デザインとし、これに195/60R16タイヤを組み合わせ、クロスオーバーらしく仕上げている。

また、サスペンションに加え、パワーステアリングにも専用のチューニングを施すことでスポーティでありながら安定感を感じられる走り味を追求している。こうした味付けができるあたりは、メーカー系関連会社の強みだ。

一方、インテリアは上質さを追求。柔らかな手触りのレザレット シート生地や鮮やかな木目を特徴とするシタン柄のインストルメントパネルを採用。全体をブラック基調とすることで落ち着いた雰囲気に仕上げつつ、ブルーのステッチにより上質感を演出している。

ボディカラーは全8色。プレミアムホライズンオレンジにステルスグレーを組み合わせた2トーンなどオーテック専用カラーも用意する。

ノート・オーテッククロスオーバーの車両価格は、2WDの「X」が253万7700円、4WDの「X FOUR」は279万6200円となっている。本格的なクロスオーバーがこの価格で手に入るには魅力だ。