ニックネーム非公開さん
ボルボ V50
グレード:2.0e POWERSHIFT_RHD(AT_2.0)
2009年式
乗車形式:マイカー
もともと400万円近くで売っていたV50という車に2リッターNAエンジンとパワーシフトを搭載して高燃費を狙ったモデルで300万円。エクステリアは好き好
2010.10.3
- 総評
- もともと400万円近くで売っていたV50という車に2リッターNAエンジンとパワーシフトを搭載して高燃費を狙ったモデルで300万円。エクステリアは好き好きありますが、一般的にも大変好ましいようで柔らかいデザインは好感が持てます。またインテリアも然り。アルミでも木目でも非常に視覚効果が高く地味目ではありますが満足いくはずです。
この車のキモはやはり駆動系につきます。パワーシフトユニットの原価(ゲトラグからの仕入れ)は高いようですが、逆にエンジンの製造コストは本当に低いのではないかというように酷い出来です。街乗りでは問題ありませんが、パワーシフトのギクシャク感があり、スピードを乗せるとパワー感がなく実用車レベルのエンジンが高回転し燃費を落とすがパワーシフト自体の制御は素晴らしいです。
上記でも述べましたがモデル末期ということもあり、オプションが標準でついていますし、保証も手厚いです。試乗して問題なければ買いだと思いますが、車に興味がある方は不満な点が気になるハズです。今は2010年V70に乗り換えてしまい、車格の差もありますが、車の造りに古さを感じることも事実です。但し、エクステリア自体はV50が上、インテリアはスタックパネルを導入したV50に敬意を表します。
ターボモデルではあまり不満がないかもしれませんが、価格的には目の前にもうV70が見えますからV50を検討している方はほとんどが2リッターモデルだと思います。自分はV50に不満がありながらも好きな車でしたが、ご参考になれば幸いです。
- 満足している点
- ボルボが300万円で購入できます。ひと目でボルボと分かるデザインはやはり素晴らしいです。ボディ色は白でしたが有彩色でも無彩色でも似合うデザインだと思います。またプラットフォームは共有化されているものの、しっかりとした足回りです。足が固いと思う方がいるかもしれませんが、結構踏ん張ってくれる足。流石にFFらしい所はあります。インテリアは質素ながらもデザインの勝利です。パネルは目立ちますので、お好みに応じて後から変更すれば飽きがこなくて良いですよ。故障も最初の半年は2,3ありましたが、その後の1年間は皆無。モデル末期もあり信頼性は高いのではないしょうか。。
自分が購入したときはボディ下部が黒樹脂でしたので、ボディ同色化しましたが、2010年モデルから同色化されてお買い得。またEBOパッケージ相当(キセノンライト等)やレザーシート装備、内装パネルもアルミ、17インチホイールなど自分がカスタマイズに費やした内容が2010年モデルでほぼ標準装備となりました。初めての輸入車を新車で購入する人にはサポートも手厚く良いと思います。
- 不満な点
- フィーリングの欠片もない2リッターエンジン。トルクはエンジンの中回転域から出てくるので踏み込む必要があるし、その音は実用車のエンジンのよう。流石に振動こそないもののこれは本当に全く駄目。そこそこのペースを保とうとするとマニュアルシフトでコントロールする必要があります。またこのマニュアルシフトが駄目。シフトフィールが固く質感今イチ。変速自体は継ぎ目が分からないくらいで好感が持てますが、シフト周りの操作感が駄目。
ゲトラグ製のパワーシフトは6速だし、この価格帯の輸入車で6速は立派だが、基本的に大トルクと組み合わせるものらしく、2リッターNAで140、50馬力エンジンとの組み合わせに難か?VWのDSGと比べるとクリープ現象もあるし、普通のトルコンと同じように扱えますが、1→2や2→1のタイミング、渋滞中のノロノロ走行が全く駄目。2010年モデルからプログラムが変更され多少解消されているようですが、折角良いミッションもプログラム次第かと。。
また、慣れますが独特のブレーキフィーリング。踏みしろは大きく踏み込んだ最後の方でブレーキが効いてきます。制動力自体は問題ありません。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験