ボルボ S80 「FRとの決別 Ｓ９０とバトンタッチしたフラッグシップモデルとなるＳ８０。 一気に丸みを帯びたデザインで出た当時は、ボルボらしくないと言う人が多かった。」のユーザーレビュー

FRとの決別 Ｓ９０とバトンタッチしたフラッグシップモデルとなるＳ８０。 一気に丸みを帯びたデザインで出た当時は、ボルボらしくないと言う人が多かった。

2010.3.3

総評

FRとの決別
Ｓ９０とバトンタッチしたフラッグシップモデルとなるＳ８０。
一気に丸みを帯びたデザインで出た当時は、ボルボらしくないと言う人が多かった。
しかし、歴史を遡ると７００系から始まった四角いボルボはＳ９０までの約２０年ほどしかなく
ボルボ＝四角というのは、ヒットした９００、８００系のイメージが強いからだと思う。
ある意味丸みを帯びたことで原点回帰と言うべきか。
安全を第一に考えクラッシャブルゾーンを広く取るため、横置き直６と言うとても珍しいパワートレインを採用している。
（私の憶測だが、フォード傘下に入り一番のマーケット市場であるＦＦ車大国の北米への販売を見越していたのでは？）
Ｔ－６の２．９Ｌ低圧ツインターボユニットは、数値上ではＳ６０Ｒの方が上だが、出足の加速は明らかにＳ８０の方が速い。
しかし、かなりのフロントヘビーのためアンダーステアは酷いが、とばす車ではないのキニシナイ。
同じレンジのＢＭＷ５シリーズやのベンツＥクラスと比べて直線だけならＴ－６の方が全然速い。安い。うま・・じゃなく内装の質感も良い。
エンジン音も静かだが、停車時にハンドルに微振動が伝わってくるのは少し残念だ。
電装系の故障は多いと聞く（中身は日本のデンソー製ですが）
それよりも走行距離１０万km超えるとアイドリングが安定しないなどエンジンの不調がちょこちょこ出てくる。９００系は頑丈だったのになあ・・・
後期型はバンパーモール同色と若干外装のデザイン見直しのマイナーチェンジでプレミアム度は増した。
世界初Ｏ２イーターと言う走りながら空気を浄化する機能をつけている。
走行には何もメリットは無いが、環境先進国のスウェーデン車ならではだ。
安全性と環境保護はボルボのアイデンティティであり、環境を考え、質感劣るリサイクルプラスチックをを使い、耐久性の低い水性の塗料を使い、走行に関係ないＯ２イーター装着、安全性は、むち打ち軽減するため外れない一体型ヘッドレスト、クラッシャブルゾーン確保のためのＦＦ化、価格に関係無く全グレード同じ安全性能確保し日本のメーカーでは考えられない。
でも売れてないね。
良い車なんだけどなあ・・・

満足している点

結構じゃじゃ馬な加速。（アメリカ人好みの味付け）
ゆったりしたシート。（これもアメリカ人にはいいかも）
ＦＦ化により後席広々（これもアメ・・略）
5.1chドルビーサラウンドシステムは最高

不満な点

最小回転半径5.9mはスーパーの駐車場に入れるのに一苦労
下取価格はボルボ至上最も酷い（１年落ちで２００万位下がる）
純正ナビが５０万！しかも地図もしょぼい。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験