ニックネーム非公開さん
ボルボ S60
グレード:T6 AWD Rデザイン_RHD_AWD(AT_3.0)
2013年式
乗車形式:マイカー
青い金属ベゼルのメーター、まるで旅客機のようなシートベルト着用サイン、流麗なデザイン、今や貴重な直列6気筒のフィーリング、長時間座っていても疲れない
2013.10.6
- 総評
- 青い金属ベゼルのメーター、まるで旅客機のようなシートベルト着用サイン、流麗なデザイン、今や貴重な直列6気筒のフィーリング、長時間座っていても疲れないシート、沢山付いている色々なボタンスイッチ類、スムーズなACC、安心のシティ&ヒューマンセーフティ、3Lターボの強烈な加速など、惚れこめる要素の沢山ある車です。特に高速道路や郊外走行にベストマッチです。
- 満足している点
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- 不満な点
- ハイテクな車であり、使いこなすためには勉強と慣れが必要なので、マニュアルを良く読まないとならない。パーツを探すのも一苦労で、DIYの報告も少なく、ディーラーは高い上にやって貰えることも少ないため、整備・維持に苦労が多そう。狭い道で小回りが利かず、見切りも悪いため都市内で使うのは神経を使う。そのかわり都市間の移動は快適で、長距離移動が多い人にはおすすめ。スロットル特性は「ポールスターパフォーマンスパッケージ」のせいなのか、やや癖があり、細かい調節はやりにくい。通常の市街地・高速道路走行で困る程ではないし、ACCを作働させている時は自分でアクセルを踏まないので困らない。評判の悪いカーナビは、縮尺の変更は簡単だが、目的地設定はやりにくく、ファミコン的な安っぽい交差点拡大表示も値段に合わない。自車位置と大まかなルートがわかれば良い人はそれほど困らない。
- デザイン
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- 【エクステリア】左右が斜めに切り落とされたフロントバンパーは、衝突安全と空気抵抗の低減を考慮されているのだろうか。Cd値が0.28、CdA値が0.63とのこと。スティーブ・マッティンがデザイン監修を行っており、ライトやグリル、フロントエアダムなど、2000年代のメルセデスに通じる所があるかも。見る角度によってはややコンパクトな印象を受ける事もある。
インテリアは黒を基調にメッキ・アルミパーツが多用されている。質感は高く、本アルミパネルを模様のついた樹脂でコーティングしていたり、黒いプラスチックパーツも良く見たら中に金属粉が混じっていたり、電飾の光具合も明るくて色がはっきりしていたりと、国産Cセグメント車の似たようなインテリアとの違いを発見できる。木目金属ゴリ押しは無いが、なんとなく高級そうで、細かく見るとやっぱり高級である。このさりげなさがスカンジナビアンデザインというやつだろうか?
- 走行性能
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- 「ポールスターパフォーマンスパッケージ」の装着で329psになり、ディーラーの話では数値以上に特性がピーキーになっているらしい。確かに、発進のためにアクセルを踏み込むとワッと回転数が上がりグイッと前に出る。発進時や微速域ではやや扱いにくい。直6のスムーズなフィーリングと相まって、一昔前のトヨタ系高級車を彷彿とさせる。エンジンはトルクフルで市街地では2000回転程度までで充分に走れる。低速域は「ファーン」という直6独特の音を奏でながらユルユル走る。自分が思うところの「古き良き高級車」そのもの。アクセルを踏み込めばリアから蹴り出されるような感覚と共に体がシートに沈みこみ猛加速する。0-100㎞加速はメーター読みで5.2秒だった。6速ATは目新しさは無いが、目立ったショックもない。また、以前試乗したR-designでないT6に比べフロントタイヤに過重が載る感じも分かりやすい。
- 乗り心地
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- オーリンズ、モンロー、ボルボが共同開発したという足回りは、フワフワでもガチガチでもなく、特急電車のよう。歩道の段差や高速のつなぎ目は軽くいなし、柔らかめのシートの効果もあり不快感は無い。前車インプレッサSTIに比べ遥かに快適。高速道路で路面に煽られる事もなく不安もなく進み、見えないレールの上を走っているような錯覚に陥る。「峠」は苦手で、ロールはあまり感じないし頭の入りも悪く無いが、クイックではなく、積極的にインに曲がろうとする動きは見せない。「若干だるそうに」弱アンダー気味に曲がる。この車の本来の使い方でないことが良くわかる。長時間の定速巡航では快適なハンドリング特性だと思うが、積極的な荷重移動や挙動変化を伴うワインディングでは、速いけどあまり楽しい車ではないというのが正直な感想。1860㎜と幅広なこともあり、狭い道では大きくてはみ出してしまいそうな気持ちになる。
- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験