トヨタ ヴォクシー 「普通の人とっては良い車 イストに試乗したついでに、Yahoo!自動車のユーザーレビューで酷評されているヴォクシーがどんなにひどい（笑）車なのかこの目で」のユーザーレビュー

普通の人とっては良い車 イストに試乗したついでに、Yahoo!自動車のユーザーレビューで酷評されているヴォクシーがどんなにひどい（笑）車なのかこの目で

2007.8.10

総評

普通の人とっては良い車
イストに試乗したついでに、Yahoo!自動車のユーザーレビューで酷評されているヴォクシーがどんなにひどい（笑）車なのかこの目で確かめようと思い試乗してきました。
　結論から言うと、トヨタらしくそつなく非常によくできた車で、世の中の圧倒的大多数のごく普通の人たちには歓迎される車であると思います。ユーザーレビューを投稿する自動車ファンには物足りない車かもしれませんが、日本国内でごく普通に車を使うユーザーにとっては、かゆいところに手が届く車です。
　スタイルについては個人の好みなので深く言及しませんが、このユーザーレビューで非難の的となっているわりには、特にかっこ悪いとも思いません。旧型を正常進化させる中で、ヘッドライトとボンネットのデザインをちょっと冒険してみたという程度でしょう。
　意地悪な言い方をすると、ミニバン自体が自動車としてスタイルの美しさを追求するというよりも、室内が広くて使い勝手がよければそれでいいという程度なのですから、そんなに目くじらを立てるものではないでしょう。
　7月末時点でヴォクシー・ノア合わせて37,000台を受注したとのことですが、実車を見て乗ってみれば売れる理由がわかります。このレビューでは写真だけを見て批判されている方が多いようですが、ディーラーに行って試乗されてみることをおすすめいたします。
追記
　ネッツ店での試乗のあと、用事でよそへ出かけ、夜になって帰宅したのですが、早速ポストにセールス氏からの来店のお礼のメッセージが入っていました。トヨタはこれだけ熱心なセールスがいるのだから、少々デザインが変な車であっても売れるでしょう。

満足している点

・前後方の視界のよさ
　非難の的となっているボンネットのデザインですが、このデザインのおかげで運転席からボンネットが見え、車両感覚が非常につかみやすいです。最近の車はボンネットが見えず、前端の見切りを感覚に頼らざるを得ませんが、ヴォクシーは狭い道でも安心感があるでしょう。
　また、角ばったボディと広いガラスエリア、低いウエストラインのおかげで後方視界もよく、駐車スペースにバックで入れる際もかなり楽でした。試乗車にはバックモニターが装着されていましたが、これに頼らなくても十分です。
・5ナンバーサイズを堅持している
　最近はコンパクトカーですら3ナンバーサイズの車がありますが、ヴォクシーは基本的に5ナンバーサイズ（試乗車のZSグレードはエアロパーツ装着によって3ナンバー）を堅持しています。室内幅のゆとりも十分にあり、これならばわざわざ3ナンバーにする必要はないと感じます。
・3列目シートの取り扱いのしやすさ
　兄弟車ノアのCMでも謳っているように、3列目シートの収納には大きな力は必要なく非常に楽です。折りたたんだシートを固定しておくストラップもいかにもヒモ然としたものでなく、専用のロックが装備されています。
・ラゲッジルーム
　ラゲッジルームは3列目シート使用時は最小限ですが、それでもある程度の空間は確保されています。さらにフロアボードの下に容量の大きい空間が確保されていて（このためにスペアタイヤを助手席床下に移動させている）、限られた空間を工夫して有効に使おうという努力が見られます。
・静粛性・乗り心地の良さ
　街中での試乗のためあまり速度は出していませんが、室内は静かで乗り心地はいいです。試乗車は標準車よりも太い205/60R16のタイヤを装着したZSでしたが、それによる悪影響は感じませんでした。

不満な点

・チルト＆テレスコピックステアリングの調整幅が十分ではない
　身長175センチの私が適切な運転ポジションを合わせると、シートリフターを最低位置にしステアリングチルトを一番上にしても、ステアリングコラムに脚が当たります。もう少しチルトの調節幅を大きくできなかったのでしょうか。
・価格がやや高い
　試乗車はHDDナビなどを装着して300万円近い仕様でした。確かに装備は何でもそろっていますが、この値段をセダンや輸入車に出すなら、マークXやスカイライン、VWゴルフが買えるなあと考えてしまいます。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験