トヨタ スープラ 「Supra is Back!」のユーザーレビュー

Supra is Back!

2019.10.1

総評

先行予約から約一年。ついに納車となった。値段も不明、カタログのような資料も全くなし、そのような中で契約。あの多田氏が開発に携わった車だから何の迷いもなく購入した。私のすべての期待に応えてくれた車であることは間違いない。BMWとの共同開発にいろんな意見があるが、これは間違いなくトヨタの車。乗れば分かる。

満足している点

BMWのシルキー６。強大なフラットトルクは、実に扱いやすい。どの回転域からでも抜群の加速力を発揮する。しかも静か。スロットルを一度開ければ直６ならではの官能的なサウンドを奏でる。開発責任者の多田氏がおっしゃる通り、GRスープラはジェット戦闘機。

不満な点

取扱説明書を理解するには読解力が必要。翻訳ソフトで何とか日本語にしてるような表記になっている。

デザイン

5

FT-1のデザインを生かして、市販化されたのは実に嬉しい。FT-1はスープラとしてデザインされたのではなく、FT-1を見てスープラにこのデザインを適用しようと決めたというのは意外だった。このグラマラスなボディーはとても気に入っている。

走行性能

5

低回転からのフラットかつ強大なトルクが強烈な加速とゆとりある走りを両立させている。リアタイヤの接地感がリアルに伝わってくるので、安心してスロットルを開けられる。狙った通りのラインを駆け抜ける走りは素晴らしく、自分の運転が上手くなったんじゃないかと錯覚してしまう。これは最新の電子デバイスがしっかりと仕事をしている証。しなやかな足まわりはグランドツアラーとしても通用する。

乗り心地

5

前の愛車８６と比較して、静粛性は格段に高い。ゴツいタイヤにもかかわらず、ロードノイズも気にならない。リアルスポーツカーでこういうジェントルさを持った車が欲しかったので、購入して本当に良かったと思う。

積載性

5

２人も乗れる。それで十分。

燃費

-

燃費は街乗りでリッターあたり7キロ程度。高速道路を巡航するとリッターあたり13キロ位。個人的には十分な性能だと思う。

価格

2

輸入車扱いと言うこともあり、価格は高めだと思う。しかしこの車に乗る喜びを考えれば、決して高いとは思わない。

故障経験

工業製品が壊れるのは宿命。故障を楽しむのも良きかな。