トヨタ プロボックス 「ライトバンとしての完成形か。」のユーザーレビュー

ライトバンとしての完成形か。

2015.9.14

総評

カローラバンの後継として、ライトバンというものを徹底して研究した成果がこのクルマです。
プロボックスに愛着をもって洗車やメンテナンスを行うユーザーは少ないかと思います。「手をかけられない」運命だからこそ、クルマに極力面倒をかけないという「メンテナンスフリー・高耐久性」の理想にかなり近づいた、日本車らしいクルマだと思いました。

元々持っている性能以上の走りを見せるのもこのクルマの特徴。
その秘訣はドライバーにあります。
右車線を猛烈に走っているプロボックスがいたら道を譲ってあげましょう。

満足している点

考え抜かれた設計と、抜群の信頼性。
エアコンもしっかり効くし、１５万キロを超えてもヘタリを感じさせない足回りやシートも長く使えるポイントになるでしょう。

シートリフターやチルトステアリングなど、ドライビングポジションの調整が細かくできる配慮も、ライトバンとしては優秀です。

不満な点

ヴィッツ系のプラットフォームをベースにしているからか、着座位置が高すぎます。
ガラスやAピラーがすごく近くに感じる・・・。

当時のマーケティングの成果なのかは分かりませんが、シフトレバー奥の鍵付きボックスや、Pレンジで使う収納式テーブルは全く使うことがありません。
ビッグMCで廃止されたということは、やはり需要は少なかったのでしょうね。

デザイン

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走行性能

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1500ccのエンジンはカローラやヴィッツなどなど、様々なモデルに搭載されています。
エンジン音も聞きなれた感じ。
性能は平凡ですが、ドライバーの気合と度胸（プレッシャー？）でカバーするので、高速道路でも速いんですね。

ATも常識的な変速をしてくれ、タコメーターなんて無くても「お任せ」で走れちゃうイージーさ。
ライトバンを主眼として開発されたモデルだけに、専用設計のリアサスは積載時を考慮しているとは思いますが、空荷で走ってもちゃんと安定します。

乗り心地

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乗用車と比べるとやはり固い。
それでも、ソフトなクッションを持つフロントシートのおかげで、短距離での乗り心地に不満はありません。
乗り降りもしやすいです。

静粛性は割り切っているのも、ライトバンを主眼においた設計ならでは。
ドア内張りも一部鉄板が見えるくらいです。

リアシートも使うつもりないでしょ？と言わんばかりのペッタンコで低い座面です。
動かなくても、座るだけでお尻が痛くなります。

FFと4WDを比べると、4WDの方が乗り心地、安定性共に良好です。

積載性

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名前に恥じない、四角いボックス状の荷室。
サスペンションの張り出しが殆どなく（見えるのはタイヤのアーチだけ）、縦方向の空間も最大限使えます。

荷室の側面も適当なベニヤやボードをはめ込むのではなく、樹脂パネルでおおっているのもポイント高し。結構外れちゃったり、穴あけちゃったりするんですよね。

燃費

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評価していません。

価格

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故障経験

さすがのトヨタ品質。
エンジン始動後すぐにアクセル全開、微速前進しながらRギアに入れる等されているだろうに、異音発生や故障はありません。