トヨタ マークXジオ 「コンセプトは良いが．．．。 試乗しました。 　キャッチコピーの通り、セダン並みの走行性能で、かつミニバン的な使い勝手の良さが両立されている、完成度の高」のユーザーレビュー

コンセプトは良いが．．．。 試乗しました。 　キャッチコピーの通り、セダン並みの走行性能で、かつミニバン的な使い勝手の良さが両立されている、完成度の高

2007.11.13

総評

コンセプトは良いが．．．。
試乗しました。
　キャッチコピーの通り、セダン並みの走行性能で、かつミニバン的な使い勝手の良さが両立されている、完成度の高いクルマだ。動力性能、サスペンションセッティングも、特に不満のない仕上がりである。サス設定に関する不満と言えば、コーナーで、じわじわとダンパーが効く不快感ぐらいだけである。
　問題は、外観のデザインである。このレビューで言われているように、私もデザインに関しては「...？」である。フォルムは良いが、ディティールが雑であるために、全体のフォルムまで変なデザインで、重ったるく見えてしまう。私なりに欠点を洗い出してみた。
　フロントビュー
１　
　フロントのボディーラインが、サイドラインとの整合性が取れていない。ボンネットのＶ字ライン、ボンネットの縁の大きなＳ字ラインが意味不明。全体のラインとの関連性がない。そのため歪に見える。
２　
　グリルの形状が、全体のボディラインから完全に独立して、浮いた状態である。また、ランプ形状が小さいために、締まりのないフロントに見える。
３　
　ボンネットにエンブレムを付けるなら、トヨタロゴで、小さくすべきだ。
　リアビュー
１　
　リアランプ形状が小さい。アクセントがないため、塊感が強調されすぎて、重ったるい。
２　
　リアガラス、下縁の真ん中の盛り上がりがあるため、リアビューがポヨーンとしていて、締まりがない。全体が重ったるく見える要因の一つ。
　それにしても、レクサスが立ち上がってから、トヨタブランドの新車のデザインが、雑で洗練されていない。優秀なデザイナーがレクサスに引き抜かれたのだろうか...。

満足している点

１　ある程度しっかりした足回り、動力性能
　重心が低い分、安定性がある。足回りも、ある程度しっかりしている。動力性能に関しては、特に不満はない。ＣＶＴとのマッチも良好。
２　メーター類
　質感が高く、見やすい。
３　割り切ったパッケージング
　４、５人をメインにしたクルマ。使い勝手も良好。

不満な点

１　ステアリングが軽すぎ
　電気式ステアリング倍力装置が最悪。突然、ステアリングが軽くなったり、重くなったりして非常に気持ち悪い。バックするときも、可変してしまうため、思ったようにバックできない。
　取り回しを重視しすぎるあまりに、高速道路での安定性を犠牲にする気か！
　私が通った自動車学校の教官は「ステアリングは重いほうが、適度な緊張感を与え、運転に集中できる。また、高速道路ではステアが軽いと、急ハンドルを切ってしまいやすく、横転する確率も高くなる」と言っていた。
　はっきり言って、あまりに安全性を軽視しすぎだ。
２　デザイン
　現在は売れ行き好調だが、デザインが気に入らないために買い控えている人が、相当いると思う。今後の大きな不安要因の一つ。
３　エンブレム
　何で、車種ごとにエンブレムを創るの？
　詳しくは、同レビューの「雑誌、ＣＭを見ての感想」を参照のこと。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験