トヨタ GR86 「ガソリンEGのスポーツカーを新車で買える最後のチャンス。迷ってるのなら買え!」のユーザーレビュー

rs501 rs501さん

トヨタ GR86

グレード:RZ(ECT_2.4) 2021年式

乗車形式:マイカー

評価

4

走行性能
4
乗り心地
2
燃費
2
デザイン
4
積載性
5
価格
3

ガソリンEGのスポーツカーを新車で買える最後のチャンス。迷ってるのなら買え!

2022.8.12

総評
マツダロードスターも次はEVになるということですし、400万以下でガソリンエンジンのスポーツカーを新車で買える最後のチャンスだと思い、試乗も展示車も見ずに、ディーラーへ行ったその日に注文して買いましたが、非常に良くできたスポーツカー、「買って良かった」と思います。
満足している点
デザインが洗練されて格好良いと思います。
先代よりもライト回りの造形とか、変に個性を醸し出そうとしてるという感じが無く、すっきりして好みです。
不満な点
子供騙しなデザインのメーター。先代の方が良い。

表面的なパワー感を "演出" したアクセル開度特性故、繊細なコントロールがしにくい。演出してる癖に、ペダルの踏み始めに不感帯がある為にトルクの立ち上がりが遅れてオーバーシュート気味で、強制的にON/OFFスイッチ的な雑なアクセルワークになってしまう。
デザイン

4

外装はオーソドックスなすっきりしたデザインで良いと思います。
ていうか、とても良い。
奇を衒った所が無く、正統なスポーツカーという感じ。ルーフからリアに掛けての曲線が美しい。
トヨタ車って(GR86は半分スバルだけど)、フロント/サイド/リアからそれぞれ画を描いてそれを立体に合体したようなデザインで、360°連続して回して見るとどこか変というか、ちぐはぐな感じがする所があると思ってるんですけど、GR86はどの角度から見ても美しいですね。
A110に雰囲気似てる気がしますが、GR86の方がFR故のロングノーズ&後退したキャビンで格好良く感じます。


しかし、メーターはアカン。BOXERエンジンを模したデザインだとかオープニングのギミックなんぞどうでも良い。
"スポーツカー" のメーターとしては、タコメーターの走行中の視認性が絶望的に悪い。視野の中心で見れば「何が見辛いの?」と思うだろうけれども、視線が前方だと視野の少し下で捉えて幅の細いバーが何回転を指しているのか全く認識不能。多分これデザインした人は、自分でスポーツカーに乗ってないと思う。(少なくとも走行中の視認性は考えていないか、そのセンス自体が無いか)
アナログ風のデザインだけれども、視野の中心でガン見しないと回転数が把握できないし、余計な文字がでかいフォントで雁首揃えて配置されていて一瞬で認識するのに邪魔なこと極まりなし。
針のメーターの視認性の良さっていうのは、視野の中心から外れても、ぼんやりでも針の向きが認識できるので大体の数値が把握できることに拠るもので、アナログ風のデザインにすりゃぁ視認性が良くなるって訳ではないです。そこをわかってない。


良い例:こちらはSupraのメーター。視覚的にノイズとなる余計な要素が省かれたタコメーターで、中心にシフトポジション。速度計はタコメーターの円の外へ。デザインはBMWによるものだそうで流石分かってらっしゃる。羨ましい。
LCDなので、ソフト次第でGR86のタコメーター部もこういうデザインにできる筈なのだけれども、デザイナーのセンスの限界すかね。


あと塗装... 離れて見れば綺麗なんだけれども...
納車されてその足でKeePer LABOに行ってコーティング施工してもらいましたが、ツヤの増した筈のコーティングの視覚的効果も台無しにするゆず肌塗装。
塗装工程に掛ける時間とのトレードオフだと思うので、高級車でも無い限り仕方のないレベルかなー、と半分諦めてますけど、もうちょっとどうにかならんものか?
走行性能

4

ハンドリングはステアリングセンターの遊びが感じられなくて好み。高精度に意図した通りのラインをトレースしてくれます。

立ち上がりを敏感に非線形に味付けされたアクセルは×。常用域でのアクセルコントロール、リニアなら2~3mmのストロークで加減できる所が、1mmオーダーでの加減が必要で、結果的にエンジン出力コントロールが雑になってしまう。がばっと開けるか/閉じるかの操作しかしないドライバーなら気にならないのかもしれないけれども、
こんなことでレスポンス良く錯覚させようなんてのは子供騙しだと思う。リニアなBRZの方が繊細なアクセルコントロールしやすそう。


「アクセルの立ち上がりが早い」と聞いて、当初リニアな(1)に対して(2)のイメージを持っていたのですが、実際に運転してみると(3)のようです。アクセルペダルの踏み始め1cmぐらいか?不感帯があって、もう少し踏みこんで初めて "ドン" とトルクが急峻に立ち上がる。スロコン入れて「レスポンスが良くなった」と喜ぶような層にはウケる意図的な味付けなのだろうとは思いますが、シームレスな加速Gコントロールは物凄くやりにくい、ていうか殆ど不可能。アクセル開度マップを弄ることができれば改善できるのだろうか?(途中のカーブではなく、ゼロ点がオフセットしているので無理かな?)

ブレーキはエンジンの低重心故か、サスセッティングなのか、ノーズダイブの少なさも相まって、4輪でしっかり制動されてる感じで、とても安心感のある効き方。ただ、極小領域の特性は捨てているのか、例えば停止時にいつ完全停止したのかパッセンジャーに感づかれないような繊細なコントロールは難しいです。パッドの当たりが出てないだけかもしれないけれども、軽くジャダー(?)も出ます。


ATのアイサイトのクルーズコントロールはなかなか優秀で、高速の運転が上手なドライバーの速度コントロール特性を巧くモデル化して実装されていると思います。
前方の車のブレーキランプが点灯して、流れが急に遅くなることが予測される状況では、通常より減速のタイミングを早め、後から強いブレーキを掛けずに済むよう渋滞吸収運転をしますし、追い越し時に右ウインカーを出すと即シフトダウンして加速を開始してくれて、モタモタすることなく追い越し車線に移れます。レーダーではなくステレオカメラ方式による強みですね。
乗り心地

2

脚はやっぱり硬いですね。
舗装が平坦な所は問題無いけれども、荒れた舗装という訳でもない高速の舗装でも凸凹多めの所は「これはちょっと...」という感じがしました。
車高を下げたいとは特に思わないのだけれども、バネ&ダンパーは換えてみたいかも。

2022/08/17 追記
乗れば乗るほど "硬い" って思えてきました。
例えば、ギャップを通過する時にドライバーに伝わってくる衝撃が、
NDロードスター(RS)だと「ダダン!」
なのが
GR86(RZ)だと「ドカドカン!」
とフロントとリアそれぞれ明確に分離してやってくる感じです。
「サーキットを視野に入れた足回りなのだ」と言われれば、
「そうなのかな」
と思わんでもないですが、サーキット走行するとメーカー保証外になるし、そもそもサーキット走る層は足回りを交換すると思うので、純正でここまで硬くするというのはちょっとよくわからない。
積載性

5

積載性は素晴らしい。
タイヤ4本のスペースはもちろんだけれども、フルフラットな所が凄く良い。
燃費

2

燃費を気にして乗る車じゃないですが...
価格

3

故障経験

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