エスティマの格付け
ユーザーではありませんが、社有車に現行エスティマハイブリッドがあり、長距離出張時に運転(同乗)する機会があります。過去に所有してい
2008.4.3
- 総評
- エスティマの格付け
ユーザーではありませんが、社有車に現行エスティマハイブリッドがあり、長距離出張時に運転(同乗)する機会があります。過去に所有していた現行ステップワゴン・現在所有するエリシオンと比べた感想を書きます。
おいらの頭の中でのミニバン分類、Mクラスは大人6人で快適に近距離ドライブできる、Lクラスは大人6人で快適に長距離ドライブできる、というイメージを持っています。
さて、エスティマはどっちなんでしょう?
エスティマの格付け、トヨタで言うとヴォクシーの格上、アルファードよりちょっと格下、と解釈しています。これを自分の車に当てはめると、本来はステップワゴンより格上で、エリシオンに近い位置に格付けされるのでしょう。しかし、私の実感としては、エスティマは限りなくステップワゴンに近いクラスの車です。
エスティマは3ナンバー車なりに幅が広いし、室内長にもゆとりがあります。しかし、細身のおいらには幅のゆとりはあまり関係ないし、普段は家族3人しか乗らないし、3列目に人を乗せて走るのは年に数回ですし、内装などステップワゴン以上の高級感は特に無いし、エスティマがステップワゴンより格上である理由をいくら探しても、広さ以外よくわかりません。
広いミニバンが欲しいならば、価格帯があまり変わらなくてより快適なエリシオン(アルファード)という選択が良いのでは?と思います。
仮に環境に配慮してステップワゴン+150万のエスティマハイブリッドに1人乗車するならば、その差額でセカンドカーとしてコンパクトカーを買う方が数段環境に優しいです。
環境に優しいという付加価値、もしくはデザインの好みで選ばない限り、トヨタの3ナンバーミニバンと言うだけの理由で普通のエスティマ(ガソリン車)を選ぼうとしている方は、一度ほかのミニバンを見てから車種選定しても損はしないと思いますよ。資金的に余裕があってハイブリッド車を買う方は、次期アルファードではハイブリッドが消滅すると噂されているので、現行アルファードハイブリッドを買った方が満足感を得られるかも!
- 満足している点
- 【燃費】
高速道路を走ってその後峠を越えても、フル乗車でリッター13キロを記録します。少ない人数であればリッター14キロも射程圏内ですし、ルートや走らせ方次第ではもっと伸びると思います。車重2t近いミニバンとしては無敵でしょう。1台で通勤から大家族での旅行までこなさなければならない家庭には最高だと思います。
【パワー】
ステップワゴン2.0リッターよりずっと快適で、高速道路の合流などでハイブリッドパワーを体感できます。ミニバンとしては申し分ないですが、エコ車ならば、このパワーをもっと燃費に振り分けられないか?と感じてしまいます。
【快適性】
3~4人でゆったり乗りたい方、6人乗る時があっても近距離ドライブ程度、と言う使い道であれば、不満は出ないハズです。車の安定感や乗り心地、操作性などミニバンとして十分満足できるレベルです。静かですし。
- 不満な点
- 【快適性】
体格の良い方が6人揃って長距離移動、6人で大荷物を持って旅行、と言った用途では、広さ的には足りると思いますが、サードシートの薄さが非常に気になります。これは大人が快適にくつろぐシートでは無いですね。実際このシートで出張時に一日600km移動すると、1~2列目よりも明らかに疲労感が溜まります。サードシートを使った長距離移動では、エリシオンクラスの快適性にはとうてい及ばないです。エスティマのサードシートに不満が無い方は、恐らく近距離走行しかしない方だと思いますので、わざわざ高いお金出さなくてもステップワゴン(ヴォクシー)でも十分な気がしますし、高いお金出すならエリシオン(アルファード)がいいのでは?
【格付け】
エスティマは、アルファードの格下の割には価格帯があまり変わらず、価格の割にはアルファードほどの品質を実感できず、ハイブリッド以外は格付けが中途半端です。今よりボディを少しだけ小さくして、ヴォクシーより数段高級感のある作りにすれば、ちょっと小さめの高級ミニバンとして新たな存在意義も生まれるのでしょうが・・・。
- デザイン
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