中年主婦のアクシオレビュー
私は30年ほど前から車好きで、独身時代にカットビ系の車を3台、結婚してからはファミリー系の車(もちろん主人の車ですが)や軽
2008.8.31
- 総評
- 中年主婦のアクシオレビュー
私は30年ほど前から車好きで、独身時代にカットビ系の車を3台、結婚してからはファミリー系の車(もちろん主人の車ですが)や軽自動車を中心に16台の新車に乗ってきました。車検を取るつもりはないので(当方の地域は下取りが高い)リセールも考えつつ、家族の変化に応じて新車に乗り換えてきました。
実は私は独身時代から10年間自動車関係の仕事についており、車には結構うるさいというよりいろいろ見てきたほうです。それ踏まえて現在のカローラを評価すると、ボディーはそのままで補強し直し、ドラポジをかえ、剛性の向上と燃費向上を目指しつつ正常に進化した車です。後席で長距離を乗ると、安心感があり、うとうとするのが常です。これは前のカローラと最も違うフィーリングです。安定した足回りと、高速走行でも感じない速度感。値段から考えたら、これ以上を望むのは無理でしょう。
- 満足している点
- みなさんの指摘の多かった乗り心地のふわふわ感は初期のショックアブソーバーが硬いことが原因です。前車のカローラでも初期は大型バスがゆっくり揺れるような気持ちの悪い揺れ方がしました。しかし、5000km走行後からはまったくなくなりました。今回のアクシオも同じです。これは、ショックアブソーバーがある程度なじんでゆれの押さえがゆるくなったからです。CVTについては問題ありです。このCVTはダイハツと違いノア、アリオン・プレミオと共用のものです。当然アクシオにはオーバーサイズ。ローからスタートし急に5速に入ったような感覚もCVTの大きさに原因があります。ところで、トヨタはFFはシャシ(ボディの基盤部分)はアクシオからエスティマまでひとつで使っていることを。コンピュータの指示ひとつで広げたり縮めたり自由自在。パッソとヴィッツはダイハツ車体製のようです。FRはセルシオの流れを汲むものとクラウン・マークX系のものです。悲しいのは2000年発売のカローラもその間に乗ったノアもボディーカラーもスピーカーも同じ。カラーナンバーなんて今は死語。ここまで同じものを使いまわすコストダウンも見事!!ネジや留め金まで同じ!この前はフィルダーとウイッシュを後ろから見て間違える始末。じゃあ、今のアクシオとアリオン・プレミオの違いは・・。後輪のサスペンションにちょっとお金がかかっていること(直進安定性がよくなる)と、つめもの(防音/防震財))が少し多いことでしょう。それを知ってか「アクシオのほうがいいや」と主人といってしまいました。「モデル末期は完成度が高い」も死語です。エスティマルシーダを購入した際も初期型はいろいろ凝っていて、オイル漏れ対策や屋根の防音、左席からもかけられる集中ドアロックなど設計者のこだわりを感じたもの。気に入って後期型を購入してびっくり。気に入っていたものはすべてなし。天井の雨音はうるさいは親エスティマのABSを使うために足回りはそのままにしてタイヤサイズを185/80/14から215/65/15に変えたため、荒れた道では突き上げが強いはロードノイズはうるさいは、不満ばかり。1年で乗り換えました。まあ、バブル期をまたいだ車ですから・・・。それにしても見事なコストダウンと「生産ライン」からのクレームへの対応です。
- 不満な点
- 話題はそれてしまいましたが、こういった車業界を作り上げたのも私たちユーザーです。アクシオをこう変えたのも高速化が要求される走行性とより静かで高級感をといった声が大きかったからです。そう思ってハンドルを握るとレビューに書いてある満足感も不満点も納得です。
あれ??ユーザーレビューが車解説になっちゃった。自動車産業にバブル期に勤めた中年女のため息と思って読んでください。まだまだ言いたいことがいっぱいですが、またの機会に。
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