トヨタ セリカ 「だが、初心者には良い車だ。ブレーキパッドの交換程度で十分使える。ハイカムの存在を忘れればだが。 安定性の良さや、３ナンバーとは言え今ではほぼコンパク」のユーザーレビュー

だが、初心者には良い車だ。ブレーキパッドの交換程度で十分使える。ハイカムの存在を忘れればだが。 安定性の良さや、３ナンバーとは言え今ではほぼコンパク

2009.10.5

総評

だが、初心者には良い車だ。ブレーキパッドの交換程度で十分使える。ハイカムの存在を忘れればだが。
安定性の良さや、３ナンバーとは言え今ではほぼコンパクトと言っても差し障り無いサイズ、そして中古の値段を考慮すれば、運転の練習には良い車だ。下手なコンパクトカーや、ゴミ同然の軽自動車を買うよりは、遥かに有意義な買物だと言える。

満足している点

この車の特徴、それはエクステリアだろう。
もうデビューから１０年程になるが、今でも古さを感じさせない。もっとも、全然好みでは無いが。
だが、今現在の日本車のデザインと比べると、途端に美しく思えてくる。
あのダサいリアも、出目金の様なライトも、ラジコンを連想させるアンテナも許せてしまう。
この車は、言わば車が突然変異で奇形児化する前の、最後の世代なのだろう。
値段も手頃だ。ハイカム付1800CCアルミエンジン、６速ＭＴ、1100キロ程の車重、４輪ディスクブレーキ、ディスチャージヘッドランプという装備で、200万チョッとで買えたと言っていた。
確かに安い様に思えるが、本当にそうか？
思うに、そう感じる人は、内装を気にしない人や、カタログデータにのみ気を使う人だと言える。

不満な点

その理由は、乗り込んですぐに解る。内装がチープ。先代ＳＴ２０♯系とは比べ様の無い程酷い。
安っぽいプラスチック全開のダッシュボード、センターコンソールが、エクステリアと見事な程のギャップを見せてくれる。
助手席の乗り心地も悪い。サポート性の低いシートに加え、掴まる所がドアしか無く、足元が広く奥行きもあり、実にフラットなのは結構だが、踏ん張れない。
その為、カーブを曲がる度に、まるで電車の急加速＆減速の様な現象を体験させられる。
この地獄の様な助手席で、早速気分が悪くなり、運転を替わってもらう。
その走りは、驚く程しなやかで、穏やかで、そして詰らない。
少し柔らか過ぎる感があるが、少々乱暴な操作をしてもとても安定していて、知らぬ内に結構な速度を出してしまっても、それを感じさせない。
体感速度で言うと、実際の表示よりは３０キロ程低く感じる。
安定性の高さと体感速度のズレも相まって、常識的な速度域では、楽しさの微塵も感じられ無い。だが、それは悪い事では無い。
ブレーキの効きが少々甘く、更に連続で強く効かすと、どんどん効きが悪くなるが、これもまだマシだ。
最悪なのがギア比だ。
トヨタは何故あんなギア比にしたのか？
１速は低すぎ、２～３速は離れ過ぎ。ハイカムの領域が非常に狭いのも問題だが、そもそもそれを維持させる気がさらさら無い。タコメータが振り切れる寸前までエンジンを回して、ようやく繋がるかどうかという程度になっている。
ハイカムを使うと、３速で１２０キロ以上、４速で１８０キロ以上出てしまい、残りの５～６速は意味が無い。これでカタログから特徴が一つ消えた。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験