無理のある、恐ろしい車です!
2009年9月に購入し,1000kmを超えたのでレビューさせていただきます。
この車をアメリカで販売したなら、きっと訴え
2009.11.21
- 総評
- 無理のある、恐ろしい車です!
2009年9月に購入し,1000kmを超えたのでレビューさせていただきます。
この車をアメリカで販売したなら、きっと訴えられてしまうと思います。それは急ブレーキが効かないからです。いざという時にキュッと止まることはありません。エンジンブレーキもろくに効きません。重量が2t近くもある無理のある大柄なボディに、柔なブレーキでは危険極まりなく恐ろしい車です。私自身、何かあったらぶつかるしかないな~といつも思っているほど、危険回避のできない車です。
メーカシェアトップの奢りが見えてしまいます。携帯電話メーカでいえばドコモのようなもので、製品がすこぶる良くなくても売れてしまいます。トヨタもブランド力(安心感)だけ生かして、製品がすこぶる良くなくても売れているようなものです。もっとマジメに車を作っているメーカもあるというのに、誠に残念です。
- 満足している点
- ・走り出しは少々かったるいが、ある程度スピードに乗ると気持ちよく走れます。知らない間に、スピードメータは80km/lを指しています(ある意味危険!)。
・静かなエンジン音。停止時はもちろん、高速140km/lで走っても車内は静かです(アクセルを踏み込みすぎなければ)。ボディ剛性の高さと相まっての話になりますが…。
・燃費が良い。街中では8~10km/l、高速では12~13km/lです。現行VOXYよりは1割ほど落ちますが、新型STEP-WGNと同等レベルです。CVTはどのメーカも一緒というわけではないようです。
・最初は柔らかすぎだと思っていたが、慣れると心地よいサスペンション。小さな段差は何事も無く吸収してくれます。高速走行も疲れません。
・カルティエを模した高級感のある大型メータパネル。青緑色の文字+針は視認性が良い。ただ、スピードメータとタコメータが離れているのが難点!また、普段それほど見る必要のない水温計と燃料計がメーターパネルの中央に配置してあるのはおかしいと思う。デザイン優先のための犠牲でしょうか…。
・分厚くしっかりとしたシート(3列目は除きます)。ゆったりと気持ちよく座れます。3列目は2Lクラスのミニバンよりはマシですが、それでもまだ長距離乗車はきついと思います。
- 不満な点
- ・急ブレーキが効かない
・エンジンブレーキが効かない。Mモードにしてシフトダウンしていっても、回転数は上がり、エンジンは唸るが、スピードは大して下がらない。
・CVTは7速ATに切り替えが可能ですが、7速ATは不要です。特段スポーティな走りができるわけではなく、シフトダウンも効かず、ましてや燃費は下がります。いいところまったく無しです。
・チャチな内装。見た目にも安っぽく、キズのつきやすい、コストダウン見え見えの内装です。スズキの軽なら許されるかもしれませんが…。
・トヨタの最高級車とはいえ、こだわりのないハンドリング。運転していて楽しいと思うことはないでしょう。やはり、ハンドリングにこだわるなら日産やスバルしかありません。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験