タナベの車高調についての疑問

Question

タナベの車高調についての疑問

タナベに電話してカヤバのショックを使用しているか聞いたところ
「カヤバ製品を使ってます」と言いました。

ネットで見てカヤバのロゴがあったので安心してましたが・・・



『一部抜粋』

新開発40段減衰力制御システム
クルマの挙動や乗り心地を任意で設定できるダンバーの減衰力調整機構に、
KYBが新たに開発したニードルバルブ式の制御システムを投入。

超ソフトから超ハードまでのワイドなアジャスト領域にて、
ニードルバルブならではの小刻みかつ正確な調整が可能に。

お好みのライド感へと、スムーズかつ完璧にセッティングできます


商品はSUSTEC PRO Z40です
ＨＰ→http://www.rd-tanabe.com/lineup/sustec/pro_z40/index.html


この文章を見るとショックはまったく関係ないのでは!?（全てオリジナル品？）
完全に勘違いしてますか？


※エスティマ、アルファード、ヴェルファイア、ヴォクシー、ノア、ステップワゴン、エルグランド、セレナ、エリシオン

Answer 1

タナベは元々はバネ屋ですから、ショックアブソーバーの機構(部分)を
アブソーバー製造に強いカヤバ工業にオーダーしているんでしょう。

車高調を造る場合、パーツの一部を外注している事などは普通は公表しない
メーカーが多いのですが、カヤバのネームバリューを利用して、公表した方が
信頼性や性能をアピールできて、付加価値が上がるとタナベは判断したのでしょう。

車高調の性能において、ショックアブソーバーの性能や、スプリングとのマッチングは
非常に重要です。乗り心地や走行性能に影響する要素です。

抜粋した文章は、まさにショックアブソーバー部分の説明ですから、関係はある
でしょう。スプリング部分は、バネの硬さ(バネレート)が決まっていて、タップの
調整によって車高が変えられます。車高調によっては、あらかじめバネを縮めておく
プリロード調整も可能です。そして、それに応じたショックアブソーバーの減衰力を
調整する必要があるわけですが、普通は、バネがアブソーバーより強めだと
振動の収まりが悪くなり、バネがショックアブソーバーより弱いと突き上げ感が
増したりします。(性能や乗り心地を左右する要因はいろいろなのですが…)
そのフィーリングを細かく調整できるのは最終的にアブソーバーの性能による
ところが大きいのは確かです。

質問の趣旨を勘違いしていたら申し訳ないですが、上記の意味で車高調の性能・機能
に関してアブソーバー部分も非常に関係があります。

車やバイクのショックアブソーバーに関しては、昔から、カヤバ工業とTOKIKOと
ショーワ製の3社が有名で、市販車への供給メーカーでもありす。
スプリングメーカーとしては、タナベ(トヨシマも元は同じ)はとても有名ですから
それぞれ信頼のおける老舗メーカーが手を組んで作った車高調だと公言する
事の方が信頼性が増すと考えたのだと思います。