スバル ヴィヴィオ 「スバル360から続くスバルの軽自動車の系...」のユーザーレビュー

スバル360から続くスバルの軽自動車の系...

2004.7.11

総評

スバル360から続くスバルの軽自動車の系譜の中での最高傑作。
絶版車となって５年以上たちますが、その考えは変わりません。
基本設計が10年以上前の車なので、現在の車と比較すれば
衝突安全性、内装、快適装備などは確実に劣ります。それでも、
この車にしかない良さがある。プレオやＲ２のユーザーレポートで、
｢軽にしてはしっかりした走りです｣とか｢安定した走りが軽とは
思えないです｣なんてのをよく見かけますが、ンなのは10年以上前に
既にvivioで基本的に達成されていました。まず（程度のいい）vivioに
乗ってからそういうことは言ってほしい。背高ミニバンブームに乗り遅れ
まいとスバルらしからぬポリシーの無さでとりあえず作ったプレオなんて
中途半端な車に後釜を譲らざるを得なかったのはつくづく残念です。
そのプレオを手がけた竹中氏が社長を務める今のスバルにはもう
期待なんてできません。

｢おすすめ度｣の評価が低いですが、これは現在の新規格軽自動車と
比較した際に、という意味です。室内が広く、装備も充実していて
安全性も高い今どきの車にvivioが勝てるはずがありませんので、
そういう比較の仕方だったらvivioなんて乗らないで下さい。
オススメはしません。私個人の考えでは、程度のいいvivioが
中古車市場から減ることがないように、特に思い入れのない人は
この車には乗らないで下さい（特にMSC車）。

満足している点

● グレード名でいうとＲＸ－Ｒ、ＧＸ－Ｒ、ＲＸ－ＳＳのボディスタイル。
これだけでメシ三杯はいけます。ハッチバックスタイルの一つの
完成形だと思う。ヘタな後付けエアロなんていらないほどカッコいい。
っていうかそんなの要らない。私の場合、デザイン的に｢ビビッ！｣と
見た瞬間にきた車は後にも先にもこの車だけです。初代インプレッサ、
二代目レガシィに通ずる趣きを感じます。

● ３ドアであること。これは私にとっては大きな評価ポイント。
デザイン上においても車重量上のメリットにおいてもやっぱり３ドア。
最近の軽自動車は実用性重視傾向が強いのでほとんどが５ドア
ですが、ンな所帯じみた車には私は乗りたくないです。

● ４気筒DOHC16バルブ＋スーパーチャージャーエンジンを
スポーツシフトで操る悦び。ＲＸ－Ｒほどエンジンの吹けは
ありませんが、それでも強烈な加速を味わえます。ちなみに
vivioのＲＸ－ＳＳ、ＧＸ－ＳＳそしてBistro－ＳＳは｢世界初｣の
６速マニュアルモード付きＣＶＴを搭載した車であったりします。

不満な点

● これはvivioのエンジン（EN07）全般に言えることですが、オイルの
お漏らし癖があります。ひどくなってくるとエンジン載せ換えなんて
ことになる。まあそんなことする人は少ないでしょうから廃車コースに
なるので、エンジンのこまめな点検が必要。中古車購入時には
要チェック項目。

● ダンシング燃料計。まあ笑って許せる範囲ですが。燃料警告灯
なんてナイので針がＥ付近に来るといつもドキドキです。

● ヘッドライトが暗い。フォグランプも明るさ的には満足のいく
レベルではナイ。社外品に替えている方も多いようです。

● 燃費がよろしくない。12km/l くらいでしょうか。ＳＳ多用しても
そんなに変わらん。

● 思ったほど小回りがきかん。軽だから甘く見て一発でＵターンを
決めようとして失敗すること多々アリ。

● ＭＴ車には関係ない話ですが、ＳＳ搭載車以外のＥＣＶＴ車で、
走行中に｢Ｄ｣レンジからギアを落とすには｢Ｄｓ｣レンジしかない。
＝エンジンブレーキがかかりにくい。普段走っている分には
問題ないですが、例えば勾配のかなりついた長いワインディングを
下る時は十分なエンブレがかからずフットブレーキ多用でかなり
恐怖を感じることがある。普通のＥＣＶＴ車を買おうとしている方は
注意。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験