スバル レヴォーグ 「高次元でバランスの取れた車」のユーザーレビュー

高次元でバランスの取れた車

2021.6.29

総評

2代目のレヴォーグ登場による買い替えで初代レヴォーグの中古車が増えており、A型で200万円を切る個体も増えてきており、コストパフォーマンスが良くなっていると思う。社外品のアフターパーツも豊富でカスタマイズがしやすい点も大きく、今後、レガシィのBP型と同じく長く乗られる方が多そうな感じがします。

個人的な話になりますが、インプレッサG4が車検時の整備費用30万越えになってしまい、レヴォーグを急遽導入となった経緯がありますが、2014年式ながら状態が良く走行距離も比較的少ない(約36,000km)上にエアロ系のオプションがほぼ装備済だったこともあり、購入して良かったと思っています。任意保険もインプレッサG4比較で月額も少し安くなりました。

満足している点

コーナリング時のグリップ感やブレーキング時のスタビリティがインプレッサG4よりも上。
ヘッドライトもLEDとなり夜間の視認性も向上しています。
エンジンはターボ車になったことで高速の合流時は加速力が上がったので楽になりました。
初のアイサイト車となりましたが、バージョンが3.0となり、2.0の頃と比べて不可解な挙動が少なくなった印象です。

不満な点

・ステアリングは本革ですが、表面がツルツルしていて滑りやすく、あまりにも違和感がありすぎたので納車当日にハンドルカバーを購入せざるを得なくなったこと。D型以降はどうなっているのだろう。
・エアコンの風量調整が上下ボタン式になり、操作性がダイヤル式と劣る。ここの部分に関してはインプレッサG4が3連ダイヤル式で直感的に操作しやすくて質感が良かった。(ヨーロッパ向けはインプレッサGPやGJと同じ3連ダイヤル式)
現行型のVNも上下ボタン式みたいなので、マイナーチェンジ時にはダイヤル式を復活して欲しい。
・A型ということもあり、サスペンションのセッティングはビルシュタインダンパーも含めて固めの印象。バンプでかなり跳ねる。
・車重が増えた分、燃費は悪くなったかなあ。今のところはご時世上チョイ乗りが多いので仕方ない部分かも。
・ディーラーオプションで取付けられていたパナソニックのカーナビが今まで使っていたパイオニアの「カロッツェリア」や「楽ナビ」よりも渋滞情報が分かりにくい。

デザイン

4

外観に関しては4代目レガシィ ツーリングワゴン(BP型）の正常進化といった印象が強いかなあ。
フロントグリルをオプションのメッシュグリルにしただけでガラリと印象が変わります。
内装はエアコンダイヤル周りがインプレッサスポーツ(GP型)に劣る印象があります。

走行性能

5

Iモード時は納車直後は出だしの加速がややモタつく印象でしたが、所謂「アクセルペコペコ」で改善傾向あり。
ゆるい上り坂でも速度低下が少なくなった印象。
Sモード時は予想以上にトルクやパワーも出ており、インプレッサG4のSモード時とは別次元。
コーナリング時はSTIのフレキシブルタワーバー＋フレキシブルドロースティフナー装着で意のままのステアリング操作とグリップ感を感じます。
ブレーキングスタビリティも問題なしです。

乗り心地

4

1.6L GT-Sなのでビルシュタインダンパーになりますが、サスペンションのセッティングはやや硬めの印象でバンプに乗った時はかなり跳ねる。
静粛性に関しては、前オーナーさんがソニックデザイン製のスピーカーに交換している模様でデットニングがなされており、車外からの騒音はかなり抑えられています。

積載性

5

まだ遠出ができていないので試せないですが、かなり積載できそうです。カメラの三脚を3つ積載してもトノカバーをした状態でも余裕で取り出せます。

燃費

3

市街地が多いのでこれは仕方ないです。
高速や郊外の信号が少ない道路になるとかなり違うと思います。

価格

5

スバル認定中古車で5年間の保証付。
タイヤを新品のヨコハマの「ブルーアースGT」に交換。ボディ磨きコーティング、下回りのスリーラスター、マフラー防錆対策再塗装、カーナビ地図更新、STIフレキシブルタワーバー＆フレキシブルドロースティフナー取付で支払い総額222万円。(インプレッサG4下取含む）
現行のインプレッサだと新車で1.6i-Lになるでしょうけど内外装の状態の良さやSTIのエアロパーツ類が装着済であったこと等を考えればかなりお買い得だったと思っています。

故障経験

初代レヴォーグの持病ともいうべき、納車の時点でフロントダンパーアッパーマウント部の異音が発生しているのを確認。(右側）
エンジン始動時のブレーキペダルの硬さもありマスターバッグを交換予定。
スバル認定中古車の為、無償交換となります。
気温が高い時のエアコンの効きが今ひとつの為様子見です。