スバル レヴォーグ 「まだ原石？」のユーザーレビュー

まだ原石？

2021.5.1

総評

運転は快適で、いろいろ載せられる便利な機能。乗っていて楽しい車です。
ただ初のアイサイトX仕様だけあっていろいろまだ雑なところもありますね(だからこそリコールが連発したわけだし)。まだまだ初期A型の原石だけに、今後一部改良などで磨かれていくはず。

満足している点

長時間運転でも疲れないシートとサス、大きさを感じない取り回しのよさ。一人旅から荷物運びまで何をさせても楽しい万能選手です。

不満な点

ちょっと使い勝手の悪いサブトランクの他、EX用の機能に問題あり。とくに音楽関係。
・ソース別の音量調整がない(ラジオの後にメディアに替えると急に音がでかくなる事が)
・iPodがtouchしか対応してない(今まで使っていたnanoが認識せず買い替えに；；)
・USBの曲の順番がバラバラになる
等…

デザイン

4

先代モデルに対して言うならリア周りは大分かっこよくなりましたね。特にやたらでかかったテールランプがスッキリ切れ長になって好みです。フロントは正直スバル顔がより強調されてる感じかなという感じでGT・GK系インプレッサから替えても違和感ない、というよりもほとんど変わり映えがありません(会社の人からも「車替えたの分からなかった」と言われました(笑))
内装は先代がGP・GJ系の使いまわしインパネだったのが、GT系とも違う一新。特に上下に分かれていたディスプレイをナビと一緒にまとめたので、すっきりして視界が良くなりました。

走行性能

4

Iでも十分加速するし、生活使いに不満はありません。Sになると良く回り、以前乗ってたGD系WRXを思い出しました＾＾；峠走りは楽しいの一言です。
ただドライバーモニタリングはちょっとうるさいかなと。私は元々細目なので、運転中に同乗者と会話してちょっと笑っただけでも「蒼兵衛、アウト～！」と言わんばかりに居眠り警告が鳴り響きます。「絶対に笑ってはいけない自動車運転」なんですかこれ？(笑)

乗り心地

5

電子制御ダンパーの実力は本物です。18インチホイールをはいている割に滑らかな走り。長時間乗っていても疲れません。一番硬いSportsにしても、少しは段差を拾いますがそれでも振動が少ないのは好感が持てますね。こないだGTインプのSTIスポーツに乗る機会があったのですが、「ここまで違うか！」と思わせるほどゴトゴト感の差がありすぎます。19インチのCX-5に乗った後でも振動の差を感じてしまいます。これはすごい。
となると、スタッドレスの17インチを履いた場合どうなるか気になりますね。

積載性

3

もともと積載重視で買うのを決意したので、荷室は不満はありません。コンパネ1.8mも悠々と載せられる上に、分割シートのおかげで角材も真ん中のシートを倒して載せれば崩れにくいです。
ただ問題はサブトランク。確かに広いですが、「ただそれだけ」です。使い勝手に関してはあまり考慮していないようで、トノカバー収納だけであまり芸がありません。特に三角停止表示板を収める場所がないのは問題。高速走る人が多いんだから、ポン置きだけでは例え良いサスでも段差でゴトンゴトンと跳ねまくります。(今は積載物保護用の毛布でくるんで載せてます)オプションにあるサブトランクボックスを標準装備にすべきだったのでは？

燃費

3

片道坂道ありの7㎞通勤で10㎞/l前後。お世辞にも良いとは言えませんが、私はスバルしか乗っていないのでこれでも十分すぎると思ってます。何せ以前GH3インプで、1500㏄なのに片道20㎞平坦の通勤使いで9㎞/l切っていた経験がありますから(その後GJ3に替えたら一気に向上して驚いた)。
それにこれは「ダウンサイジングターボ」。1800㏄と見るより2500～3000㏄と見れば、それほど極端に燃費が悪いという程ではありません(現にSKフォレスターも2500㏄からこのエンジンに替えたわけですし)
まあ電動車が増えてる世の中では厳しいかもしれませんが…

価格

4

400万円近い価格は高いと言われてますが、半自動運転がついて本革仕様、電子制御ダンパーにターボと装備てんこ盛りでこの価格なら十分お買い得でしょう。e-BOXERにしなかったのもこれが理由かも。今後の改良でアイサイトXのコストが安くなれば同価格になるかもしれませんが、今付けてたら500万円近くになっていたかもしれません。
アイサイトでそれほど価格差が出るか？と思いでしょうが、初期アイサイト(ADA)だって当初価格差が50万したところが10万以下までコストを下げた実績もあるわけですし、2～3年先にはアイサイトXも低価格になると思いますよ。

故障経験