スバル レヴォーグ 「スバル レヴォーグ試乗」のユーザーレビュー

スバル レヴォーグ試乗

2021.3.8

総評

不満がないわけではないが、ごくごく軽微でさほど気にならないレベル(+単純な好み)。
スバル最大の欠点である燃費が何とかなれば、
死角はほぼないと言って良い。
走りも積載性も兼ね備え(あまりないのは最低地上高の低さによる悪路走破制くらいか)、売れるのも納得の一台。

満足している点

・文句なしの走行性能と脚周り完成度の高さ
・所有する悦びの高いインフォテイメント系装備

不満な点

・標準フロントグリルのデザイン
・ウィンカーがリアだけ豆球
・EXのオーディオに制約あり(CDデッキが付けられるだけハリアーよりマシだが)

デザイン

4

[外装]
正直、顔は好みが分かれると思う。
試乗車はOPのメッシュグリルが付いていたので良いと思うが、標準グリルは正直好みではない。
そして、人によっては大きいグリルと小さいヘッドライトの組合わせは拒否反応が出そう。
全体のプロポーションとしては流麗だが、全幅は1800mm弱と意外とコンパクト(XVより小さい)。
リアデザインは無難に纏められているが、
これもリアウィンカーだけ豆球なのが気になる
(前をやるなら後ろもLEDで揃えて欲しい)。

[内装]

試乗車はアイサイトX付のEX(EX選択率は9割以上)で、プリウスPHVを彷彿とさせる縦長11.6インチナビや国産車では初となるフル液晶メーターがカッコいい。 正直、これだけでもEXを選ぶ価値があると思う。 アイサイトXがあるなら尚更だが、このナビはCDデッキがOPで、装着したとしても、一般的なDOPナビ車のように音源にSDが使えない(古い人間なのでマイナス点になってしまう)。
また、シフトゲートは先代に比べ斜めに傾斜したレイアウトで、いわばフロアシフトとインパネシフトの中間的な感じ。
高級感の演出にも良いし、もしMTがあったら非常に操作性も良さそう。エアコン吹き出し口の形状も質感が高い。 外装は☆3.5，内装は☆4くらい

走行性能

5

新開発のCB18は先代の1.6Lの代替的なスペック。
絶対的な速さを先代2Lと比較するのは酷だが、
1.6Lと比較すると低回転からトルクが非常に豊かになった。 STIスポーツなのでドライブモード設定でダンパー設定やアクセル応答性、ステアフィールを可変出来る。
標準グレードのIモード相当のComfortやNormalモードでも物足りなさは皆無。
STIとは言え、非常にジェントルなエンジンと感じた。

乗り心地

5

先述のモード設定でSport/+を選んでも、入力に対し強烈な突き上げが全くなく、収まりも非常に早い。 その他モードは言うに及ばずだが、乗り心地は非常に良好。 また、スバル車で気になっていたアイドリングストップからの再始動時の振動とセルモーター音の大きさも全く気にならないレベルになっていた(現行インプレッサA型の元オーナーだが、劇的に改善されているのを感じられた)。

積載性

5

低全高のワゴンボディかつ先代比で延長された全長で、積載性も文句なし。 先代後期から採用された4:2:4分割可倒も便利。　ここまで便利だと、中央のアームレスト部もテールゲート側から倒したり、左右含めスイッチ操作で元に戻せれば良いなと欲張った考えも浮かぶ。

燃費

-

試乗のため不明。
但し、カタログ燃費だけでは、昨今のCAFE規制を考えるともう少し頑張って欲しかった感あり。

価格

4

装備・機能を考えると、400万円の価格も納得。
予算が厳しければ、装備的にも最廉価のGT EXでも十分満足出来ると思う。

故障経験