スバル レガシィツーリングワゴン 「やっぱりレガシィだな」のユーザーレビュー

やっぱりレガシィだな

2023.2.26

総評

レガシィは時代の先を歩かない。
その時代その時代の到達点、だから色褪せない。
それがレガシィ。
世の中の基準が変わっても、レガシィはレガシィ。
買ってよかった。

満足している点

・質感溢れるハンドリング
・2.5リッターNAの充実したパワー感
・エンジンとミッションのマッチングの良さ
・EyeSightのオートクルーズ性能
・ドアがピシっと閉まって足もと照らすランプ付き
・ラゲッジルームランプが天井に付いてて見やすい
・静かで広い室内、当時叩かれた全幅は今では普通
・フタ付き小物入れ使いやすくてお気に入り
・乗り込む時ハーフレザーシートがギュウギュウ鳴る、手入れが大変な本革じゃなく、それでいてただの布じゃない感◎

不満な点

・路面が悪いときゴトゴト音がする、少しだけど
・ドリンクホルダーの左右間隔が少し狭い
・納車初日なのにドアガラスの縁にコケ生えてた
・エンジンが暖まりにくく冬場早朝の燃費が辛い
・想像してたより良い車すぎてお金かけたくなる
・あと数年で税金高くなる

デザイン

5

初期型は線と面が綺麗に繋げられたダイナミックなデザインでしたが、後期型はフロントバンパーが立体的な造形になり、光の反射と影がしっかりついてより力強い顔立ちになりました。後期型のヘッドライトは反射率が高いコの字ラインが入り、ライトと連動して光るタイプではない代わりに昼でも夜でも強い眼力が備わりました。
レガシィのデザインって所有期間とともに味わいが増していきますし、クルマを降りたあともつい後ろを振り返って見てしまいます。スバルがこの5代目レガシィを真剣にデザインしたことが伝わってきます。

走行性能

5

外乱に対しての直進安定性は抜群ですが、トルクスプリットAWD車の癖か4輪に掛かるトラクションによって直進しようとする感覚は物足りない、マニュアル車のセンターデフ四駆に慣れすぎたか。
少しでも意図してハンドルを触ると繊細で正確な動きが素早く返ってくるのでグランドツーリング性能とスポーツ性能の両立が上手で品があります。
この車のハンドリングを北米を意識して大味になったと言う人がいるようですがアメリカンジョークでしょうか、私は３代目も４代目も所有してきましたが繊細で正確なハンドリングこそ５代目レガシィの真骨頂だと思います。また例えば高速コーナーでギャップを越えたとき、３代目はグワンッグワンッ、４代目はグワッグワッ、５代目ではガッガッと、より素早く動きが収束するようになりましたし、相変わらず四輪の接地感が一定でブレないので、(タイヤのお陰もあるけど)先代モデル以上に安定して速いです。
初期型リニアトロニックは2リッターのインプレッサではゼロ発進や急加速などで瞬間的に回転数だけが上がることがあり、頑丈なミッションに対してエンジンが負けているような感覚がありましたが、2.5リッターのレガシィでは低い回転数で引っ張っても実用的な加速が得られ、インテリジェントモードでもそこそこスポーツ走行が楽しめるくらいマッチングが良いです。
ブレーキは最初は効きすぎるくらいに感じましたが、加速中に信号が変わって即減速するような正反の動きでも重さを感じないようにボディ足回りと共にバランス良く味付けされていると思います。この車はブレーキの残し具合によってエグい曲がり方も出来ますが、高い性能だからといって悪目立ちすることもなく常にクルマ全体のバランスがとれているところは大人っぽくて素敵です。
グランドツアラーとスポーツカーを足して２で割らなかったようなドリームカー、いざという時の運動性能が高いのに普段は落ち着き払っているので使い心地がとても良いです。

乗り心地

4

ビルシュタインにしては良い方だけど少し硬め、標準サスのグレードは１６インチも履けるしもっとソフトな乗り心地なんだろうな。その分こちらは225のタイヤを履けるし、Sパッケージというキャラクターを考えると良くまとまった乗り心地だと思います。レガシィはグレードによるキャラクターの違いはあっても優劣がないのが良いところ。

積載性

5

ホームセンターで折りたたみベッドを買ったとき普通に平積みできたので軽トラ借りずに済みました。

燃費

3

信号少ない下道巡航で16〜18くらい
街乗りだけだと10くらい
ミックスで12キロくらい

価格

5

SパッケージじゃないBスポーツを狙ってましたが、安くて程度の良い中古車が出てきたので慌てて契約しました。
納車半年で10か所以上の不具合が出ましたが、ディーラー中古車なので全部保証でやってもらいました。

故障経験

いっぱい→整備手帳参照