スバル レガシィツーリングワゴン 「納車1か月と12日後インプレ」のユーザーレビュー

納車1か月と12日後インプレ

2016.2.25

総評

装着したいと思えるSTIパーツは、殆ど全て標準装備なので、
大満足です。

外観はスパルタンな割りにNAエンジンなので、
｢狼の皮をかぶった羊｣と呼んで、とても気に入ってます。

反面、
STIの手が入ったにしては、
サスや、遮音に詰めの甘さを感じます。

2代目レガシィの250T-Bの究極の足回りに比べると
（ベース車より遥かに乗り心地が良いのに、ピッチングもローリングもしない
という、魔法のサスペンションでした）
相当に甘いです。

昔より車体が大きくなっているので、剛性不足なのかも知れないので
足回りに手を入れて、改善するかは不明です。

スパルタンに走りたい人は、WRXをどうぞ、という感じです。
レガシィの車格で無いと満足出来ない、昔からのファンには残念です。

C/Pは、
外観の好みで☆
エンジン特性は○～◎（調教次第？）
サスと、室内騒音では×
VDCは、自分には不要×××です。

個人的意見です。

リアLSDが入るほうが、運転が楽です。

満足している点

エクステリア＆インテリアは、ド・ストライクで一目惚れ♪

ベース車のパワーシートにはメモリー機能が無く、
オプションの本皮シート車のみにメモリー機能装備。

嫁も運転するので、メモリー機能が無ければ、パワーシートお断り。
（動かすのが遅いので）

本皮シートは、夏場暑く、冬寒いので余り好きでなく悩んでいたところ、
この特装車は、アルカンターラ＆革シートでメモリー機能付きパワーシート装備と分かり、
これが最後の購入の決め手に。

2人で別のスマートキーを登録しておけば、
ドアを開ける際に自動で自分のシートポジションに動いてくれるので感動です。
プリセットが2つなのが残念ですが。

その他も、至れり尽くせりで、
痒い所に手の届く、高級車です。

大きくなったと、市場では不満意見が有るようですが、
オデッセイからの乗換えなので、
大きさも変わらず、却って小回りが利いて乗り易いです。
室内幅も、後席足元も広くて家族も大満足です。

過去に、VWのPOLOも試乗しましたが、
後席の狭さに、子供達には不評だった見たいです。

不満な点

・エンジン音は殆ど聞こえない（クレードル構造の成果？）のですが、
　排気管の音が室内の共鳴して五月蝿いです。

　過去に乗ったレガシィの静粛性が嘘のように五月蝿いのでびっくり。

・以前のスバル車は、毎週　海に通っても錆びないので有名でしたが、
　たった3年で、足回りに赤錆が出ているのでびっくり。

・以前のスバル車の塗装の強さ（厚み）に比べ、相当に弱い(薄い）です。
　エコの為に塗膜を薄くして軽量化しているのでしょうか？
　ボンネットのあちこちが、石跳ねで塗装がはがれて錆びています。

昔のSUBARU車の特長が失われているのが残念。

・VDCが後輪ブレーキ動作なので、常に引きずり感を感じて気持ち悪いです。
　　（真っ平らな、直線道路ですら。）
　ディーラーのサービスエンジニアには分からない程度の違和感（フィーリング）です。

　VDC-OFFにすると違和感が消えて快適なのですが、
　アイサイトやACCがキャンセルされてしまうので残念です。

デザイン

-

走行性能

-

使用状態：
1人だと遊び、家族2人～5人乗車時は超スムーズ運転。
（コップの水がこぼれないなブレーキング＆コーナーリング。
　↑”イニシャルD”より前から、こういう練習を積んでました。）

ここでのコメントは、一人乗車時の状態。

走り方は、直線では法定速度しか出しません。
コーナーリングで（安全確認出来た時は）法定速度のままで走り抜けます。
ブラインドコーナーは、亀のような速度で安全運転します。
ゴールド免許制度始まって以来、常にゴールドです。

元、プロ・ラリーストですが、
公道では、安全運転です。

嫁も運転しますし、子供達も教習所に通い始めたので
ターボ車は断念（奴等wには危険）。

上記前提での評価です。

EJ25（N/A、DOHC）とは全く異なる、トルクフルなエンジンです。
競技引退し、大人になった自分には、このエンジンで大満足。
回転上げても、余りトルク感が変わらないので、
たまに回転上げて調教中（学習効果狙い）。

回転上げた時に、加速感がもっと上がってくれるともっと気持ち良いのですが、
車体剛性が付いてこない感じなので、
足回りを純正のまま使う場合は、
このエンジン特性のままが、バランスとして丁度良さそうです。

乗り心地

-

最初は硬い（ロードノイズも極大）と感じましたが、
毎日、（子供の送り迎えで）使っていると
どんどんしなやかに＆静かに成って来ました。
暫く放置されて硬化したタイヤの表面が、一皮向けたせいも有ると思います。

リアのロールが大きく、コーナーリングで後方外側へ引っ張られます。
リヤスタビは、もっと太くしないと安定しません。

自分の乗った歴代レガシィ（初代RS-RA、２代目250T-B（最初のビルシュタイン搭載車））
は、足回りを変える必要性を全く感じませんでしたが
それに比べると、煮詰めの甘さを感じます。

ボディ剛性の弱さも、感じるので、
リヤスタビだけで改善するかは不明です。
補強材溶接等、必要かも知れません。

積載性

-

ミニバン（オデッセイ）からの乗り換えなので、
積載量は落ちました。

以前は、前後輪を装着したままのロードバイクを立てて乗せられましたが、
レガシィでは無理。
積載方法を、これから検討です。

前車同様、車中泊可能です。
（オデッセイ以前も、レオーネ～レガシィと　ツーリングワゴンで車中泊してました。）

インプベース各車（レヴォーグ、フォレスター等）では無理なので、
レガシィの荷台サイズが好みです。

燃費

-

前車（初代オデッセイ、2.3L・VTECエンジン）に比べ、
街乗りは変わりませんが、高速燃費は向上し満足です。

街乗り；約8.5km/L
高速：15～16km/L

ターボ車と異なり、レギュラーガソリンなのが嬉しいです。

価格

-

故障経験

故障ではないですが、
リアのトーインのせいで引きずる感じが有り、
来月、ホイールアライメント調整で様子見予定です。