サーブ 9-3 カブリオレ 「カブリオレとしての完成度の高い数少ない車...」のユーザーレビュー

カブリオレとしての完成度の高い数少ない車...

2005.12.4

総評

カブリオレとしての完成度の高い数少ない車です。オーストリアで手作り状態で生産されているとのこと、細部にわたったこだわりはセダンとは別物といえるくらい徹底されています。普段は見えないトランクの中のヒンジなど一つ一つの部品に至るまでライムイエローの上質な塗装が施され、本当にサーブのモノ作りに対する哲学を感じます。こだわりのターボによる工業製品としての性能、独自の色使いと造形によるデザインのDNA、妥協ない防犯・安全装置を標準装備する配慮など、ドライバー自身と同乗者全てにそれぞれの満足感を感じさせる車作りを徹底した代表作といえるのがこの9-3カブリオレです。日本でマイナーでも欧州のプレミアムオープンの売れ筋となっている理由が分かる本当に良い車です。私もそれまでドイツ車信者でありました。ある意味、日本人の車に対する価値観そのものを変えるすごい車とさえ思っています。

満足している点

なんといっても奥深いデザインと色使いと機能性。
日本では必要十分な走行性能。低速でのターボも癖がなく洗練されてます。コーナーでも期待以上にハンドリングがシャープで狙ったラインに忠実。高速は試していないですが、剛性の高いボディと適度に締められた足周りによってその名の通りリニアな走行を予感させます。
サーブインフォメーションディスプレーとバックセンサーの使い勝手、オーディオのクオリティもすこぶる良い。ステアリングで主要な操作が出来るのも本当に便利。
インテリアも抑制の利いた機能美が随所に感じられライムイエローのラウンドトリムとのコントラストが本当に美しい。
洗練され引き締まったライムイエローのボディ、濃紺のエンブレム、艶を抑えたウッドステアリング、造形のよいアルミホイール…決して派手ではないですが細部の一つ一つに美意識を感じさせます。
作りの良い幌をオープンにした時はまさに走るショーカー。
車自体の鑑賞性が高く街での注目度も高いため自分のファッション含めてコーディネートが楽しめる数少ない車です。
触っても眺めてもここまで飽きない車も珍しいかも。

不満な点

ほぼパーフェクトです。前車はＢＭＷ５２５でしたが、
欧州車でここまで妥協の少ない車も珍しいです。
強いてあげればインパネの設計がやや相対的に古いところでしょうか。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験