ポルシェ タイカン 「購入できるなら是非ともガレージに置いて欲しいポルシェ」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

山本 シンヤ
山本 シンヤ(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

5

デザイン
5
走行性能
5
乗り心地
5
積載性
4
燃費
3
価格
4

購入できるなら是非ともガレージに置いて欲しいポルシェ

2022.2.12

年式
2019年11月〜モデル
総評
購入できるポテンシャルを持つ人なら、是非ともガレージに置いて欲しいポルシェだと思う。911と一緒に所有できると、最高のポルシェライフを送れそう。
満足している点
「EVである事」より「ポルシェである事」に驚く一台である事。
不満な点
当たり前だが、高性能を楽しめば楽しむほど航続距離に苦しめられる事。
デザイン

5

ポルシェのDNAをシッカリと踏襲しながらも、新時代のEVスポーツを演出したエクステリアデザインを採用。インテリアも同様のイメージだが物理的なスイッチは大幅に削減されており、機能の多くはタッチパネルで操作を行なうなど、デジタル化も抜かりなしだ。
走行性能

5

グレードによって出力は複数用意されるが、高性能なターボSは0〜100km/h加速は何と2.8秒でその時の加速Gは血の気が引くほど。車両重量は2.3トンと重量級だが、それを一切感じさせない軽快なハンドリング、そしてその速さを確実に止めるブレーキ性能の高さなど、走り/曲がる/止まると言った総合性能のバランスは紛れもなくポルシェだ。
乗り心地

5

強靭な車体とエアスプリング/可変ダンパーの組み合わせにより、路面を問わずフラットな姿勢を保つ。実用域では滑らかさと大径タイヤを感じさせない優しさ、高速域で姿勢変化を抑えた安定感が印象的だ。
積載性

4

全高の低いセダンボディだがパッケージは優秀である。リアシートは頭上は制限があるものの大人がシッカリ座れるスペースを確保。トランクルームはリア(366L)だけでなくフロント(88L)にも用意されている。
燃費

3

バッテリー容量は複数用意(79.2/93.4kWh)されており、航続距離は431〜484km。実際に走らせると300〜350kmと言った感じである。高出力充電対応(最大270kWまで)だが、充電器側が対応していないのが残念である。
価格

4

ベースモデルで1000万円オーバー、最上級のターボSに様々なオプションを加えていくと限りなく3000万円と言ったプライス。高いと言えば高いが、ポルシェだと思えば、意外とリーズナブルかも!?
山本 シンヤ
山本 シンヤ
自動車ジャーナリスト
自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車メディアの世界に転職。2013年に独立し、「造り手」と「使い手」の両方の想いを伝えるべく「自動車研究家」として活動を行なう。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員ワールド・カー・アワード選考委員
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