誠に残念
以前に実家で所有していたプジョー1007 1.6 ロボタイズドMTのすばらしさに感銘を受け、
207のロボタイズドMTが導入されたらと心待ち
2009.1.4
- 総評
- 誠に残念
以前に実家で所有していたプジョー1007 1.6 ロボタイズドMTのすばらしさに感銘を受け、
207のロボタイズドMTが導入されたらと心待ちにしていたところに、
1.4スタイルとして導入されたので、早速試乗してきました。
207の1.4としての出来やロボタイズドMTに関しては、
なかなかでした。
しかし意外な点に引っかかってしまいました。
- 満足している点
- 1.6と比べて、あっさりしたフロントマスク。
ちなみに黒いモールがサイドに走るのは個人的に大好き。
カングーの黒バンパーなんて最高。
必要十分な室内空間とラゲッジスペース。
意外に静かな車内。
しっかり感と、しなやかさが両立した足回り。
ステアリングポストに固定された扱いやすいパドルシフト。
この種のシングルクラッチのロボタイズドMT の中では滑らかなクラッチ操作。
このロボタイズドMTで過不足ないトルクを引き出せる1.4エンジン。
大人三人乗車を苦にせず、高速と市街地を軽快に走れました。
相変わらず絶品のシート。
一般の方が一番問題にされるのはロボタイズドATでしょうか。
日本車のATでの運転に慣れ親しんでいると、
ロボタイズドMTのATモードにおける引っ張るシフトプログラム、シフトショック、減速時のシフトダウン、アクセルとエンジン出力の直結感などが気に障り、拒絶してしまうのも理解できます。
私は逆に、ショックを嫌ってとにかくトルコンを滑らせる、アクセル踏んでから変速を始めるので結果的に空走する、やたらとシフトアップする、エンジンブレーキが効かないなどの日本車のATが気に障り、拒絶していますから、
私にとっては、このロボタイズドMTは長所となります。
現在所有しているクルマが他社のシングルクラッチのロボタイズドMTであり、
その魅力(積極的にシフトしたりエンジンブレーキを活用する運転には最適なダイレクトな変速、常に直結状態な為に好燃費)を知ってからは、
DSGのようなツインクラッチを除いて、他のマニュアルモード付きやパドル付きのCVTやトルコンATは積極的にシフトをする気にはなれず、
かといってDレンジに入れっぱなしにするのは、その変速ロジックが耐え難く、
とてもロボタイズドMTかツインクラッチかMT以外のトランスミッションに戻れなくなりました。
ロボタイズドMTに慣れ親しんだから,ですかね。
- 不満な点
- 必要十分だが、広いとはいえない後席。
鼻先が運転席から見えず、確認できない。
貧弱なオーディオ。
かっこよくもなく、かといって特に使い易くもないインパネ。
ウレタンステアリング、花粉フィルターのないマニュアルエアコン、フォグランプやオートライト、オートワイパー無し、スチールホイールなど、
かなり装備が削られているのは、廉価版という位置づけ(値引きして200万を切る、プジョーディーラーの客寄せパンダのような扱い)のスタイルだから仕方ないとは思います。
しかし、安全に関わる重要な装備であるESP(横滑り防止装置)が無いのは理解できない。
欧米では事故防止に絶大な効果があると立証されています。
しかも1.6には標準装備されていましたから、
まさかESPを外してくるとは考えませんでした。
日本車はこの手の地味、かつ重要な装備は、
ごく一部に標準かオプションとなっている有様です。
いずれ数年のうちに当たり前の装備になるでしょう。
その前に後席中央ヘッドレスト+3点ベルトが先かもしれませんが。
このESPは後付けできないし、何よりお客様の命に関わる重要な装備ではありませんか?
せっかくロボタイズドMTの207が来た!と期待したら、このていたらくでした。
いずれシトロエンC4 1.6のように、特別仕様でESPを装備してくるのでしょうか?
プジョージャポンに猛省を促したいです。
がっかりしました。
フィアットパンダには全車標準装備ですよ。
- デザイン
-
-
- 走行性能
-
-
- 乗り心地
-
-
- 積載性
-
-
- 燃費
-
-
- 価格
-
-
- 故障経験