オペル ベクトラ 「全体的には実用車としては使い勝手がよく非...」のユーザーレビュー

全体的には実用車としては使い勝手がよく非...

2003.6.20

総評

全体的には実用車としては使い勝手がよく非常に良く考えられています。世間では非常に故障が多いと言われていますが、不思議とうちのベクトラはそれほどでもありません。電気系統の故障は皆無です。２回目の車検時にタイミングベルトを交換したのですが、なぜかクレーム扱いになり費用はかかりませんでした。５年目の部品交換で無償と言うのは本来ならリコールすべきものなのでは？と思います。

タイミングベルト交換などきちんと整備されているものであれば、中古で買って乗るには安くてお勧めのクルマだと思います。特に安いドイツ車を探している人にはお勧めです。

満足している点

ドイツ車だけあってボディ剛性はかなりしっかりしていて乗っていて安心感が高いです。もっともすばらしいところは、やはり高速安定性でしょう。空力性能も実際に使ってみると想像以上に良いことがわかります。風切音の少なさは、ぬえわkm/h以上からさらに加速するときでもスルスルをスピードが伸びていくことでもわかります。ふわわkm/hは完全に実用領域と言えるでしょう。ブレーキもかけた分だけリニアに効くと思います。エンジンは低速からトルクがモリモリと湧いてきます。すべての回転域でトルクの目が詰まっているというのか、どこからでも力強く加速できます。あとは高速での燃費が非常に良いところ。かなり飛ばしても 12km/l ぐらい走ります。

走行性の以外では、実用性は非常に良く考えられた車です。居住性もサイズから考えると非常に良いです。シートも適度に硬く長時間乗っていても疲れません。あとエクステリアは個性となっているミラーの形状ですね。トランクもこのクラスとしてはかなり広く、子供が二人いる家庭では重宝します。さらに後部座席は左右分割で倒すことが出来るので、いざと言うときの実質的な荷室はかなり広いです。

不満な点

高速とは対照的に街乗りの燃費の悪さ。街乗りだけだと 5.5 km/l ぐらいの時もあります。V6 ということもありますが、鼻先が重く軽快感にかけます。さらに純正装着のコンチネンタル エココンタクトは性能が悪すぎます。ちょっとしたスピードすぐに鳴き始め、雨の日のグリップも今ひとつです。さらにタイヤ自体の剛性が低いせいか、曲がった後の揺り戻しのような動きが顕著に出ます。これをミシュランのパイロット プライマシーに交換したところ、嫌な揺り戻しの動きは劇的に改善されました。交換後はクルマの自体の性能がワンランクアップしたかのようです。静粛性、高速安定性、ドライ･ウェット双方のグリップなど、すべてが改善されました。ただし、タイヤの剛性が上がった分、ハーシュネスは多少きつくなった感はあります。

シートの座り心地自体は良いもののもう少しシートバックの高さはもう少し欲しいです。あと輸入車全般に言えますが、AMラジオの入りが極端に悪いです。極めつけは不人気なことによる中古相場の悪さ。私は新車で買って泣きを見ました。中古で買うにはお得なクルマです。

スタイリングは実用車としてはプレーンで良いものの、やはり華やかさと個性に少々欠けます。インテリアもよく言えば質実剛健、悪く言えば地味で洗練とは程遠く各部の質感もいまひとつです。部品のたてつけも悪く、よく外れたり灰皿が閉まらなくなったりと言った状態です。あとヤナセの整備代が高いこと。２回目の車検時にはオイル漏れ部分の修理をする必要があったのですが、税金諸経費は別にして純粋に整備代と修理代のみで２０万円ほどかかりました。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験