現在スカイラインハイブリッドに乗っていますが､

Question

加速が物足りなくなってきもっと速い車に乗り換えようと思うのですが現時点で販売していて購入可能な0-100km/h加速が3秒後半ぐらいのセダンまたはセダンライクなハッチバックは国内販売、並行輸入合わせてどれぐらい選択肢がありますか？

また主観で構わないのでその中でのおすすめの車を教えていただきたいです。個人的にはジュリア・クアドリフォリオとRS5スポーツバックが現時点でいいなと思っています。

経費扱いでフルローンの予定なので金額は特に気にしていません。

補足

新車販売終了で中古しかない車や0-100km/h加速が3秒前半でも構いません。

Answer 1

スカイラインハイブリッドには無いこの車の魅力は、私の視点からは３つあります。１つはハンドリングです。私もV37のハイブリッドを峠道などに持ち込んで乗りましたが正直いって車の挙動云々以前に半径30R以下のタイトターンの連続するところやS字コーナーの連続切替しなどをちょっと早いスピードで走るとその応答性は話にならないレベルでした。たぶんジュリア全般に言えますが乗り換えるとこんなに車って素直にキビキビ動くんだと感心すると思います。これはステアリングギア比が超クイックなため山道に行くとその進化が発揮されます。一般道でも新車に近いタイヤの状態なら極端な話、指１本分ステアリング操作するだけで車の向きが変わるのがわかりますし、車線変更はこぶし１個でいけます。
タイヤも超ハイグリップ志向のピレリP-ZERO Corsaでフロント245/39/19 リア285/30/19とロープロファイルですが乗り心地の良さに感動すると思います。変な突き上げなど皆無ですしボディ剛性が異常に高いのでサスペンションがかなりしっかりと仕事をするためだと思います。運転した感覚は昔のシルビアやR32スカイラインのような軽さと小ささを感じます。
２つめがATのタイムラグです。Ｖ３７のATではどうやっても狭い峠道でのスポーツ走行などは無理で、シフトのレスポンスが話になりません。ジュリアではかなり無理な変速でもきっちりとブリッピングしてシフトダウンしてくれますが、ウエットで８０~９０km/hで２速に入ることもあり、その場合リアがロックしてテールが滑ることもあります。バドルを引く回数を誤るとこのような危ないシチューションもあり得ますがすべてはドライバーの操作しだいです。またシフトアップのラグはダイナミック、またはレースモードではほとんど感じられません。
３つめは生き物のようなエンジンフィールと迫力のサウンドです。ネットなどでその迫力は確認できると思いますが、シフトアップ、ダウン時にマフラーバルブが開いていますと銃声のような音がかなりの頻度で出ます。クアドリフォリオは純正でダイナミックモードの４０００回転以上とレースモードではバルブは自動で開になりますが、ディーラーで合法的にリモコンで任意にバルブを開けられるキットをつけることにより常時バルブ開で迫力のサウンドが楽しめます。またシフトダウン時のブリッピング音も強烈です。このあたりはV37の擬似エンジン音とは違い純正マフラーでも本物の迫力のサウンドです。エンジンフィールは回せば回すほど吠えるサウンドになり高回転が重くなるようなことはなく、V37のエンジンフィールがモーターレベルの無機質に感じると思います。そのほかシートもすばらしい出来でホールドもよく何時間運転しても疲れません。私も法人車ですが仕事関係者を乗せて静かにも走れ、休日は楽しいドライビング時間を提供してくれる最高の車です。タイヤのライフは短く純正のP-Zeroではおそらくフロントはたいしてスポーティに走らなくても１万キロは持たないでしょう。これはサスペンションジオメトリーの問題で、ジュリアはポルシェなどと同様のパラレルジオメトリーなので極低速でステアリングを切るとフロントタイヤのグリップが逃げるためにハンドリングに違和感を感じると思います。このためにタイヤライフが短くなっていますがすべては超高速での直進安定性のためです。R31スカイラインと同様で110k/m？を超えると自動で下がってくるカーボンリップスポイラやカーボンプロペラシャフトを始めレーシングカー並みのリアデフィーザーや車体下部のフラットパネル、６ポット／４ポット穴あきブレーキなど走りにこだわったパーツで構成されており、サスペンションメンバーやアーム類も国産車ではありえない総アルミの鋳物で、そしてボディもフェンダードアはアルミ、ボンネット、ルーフはカーボンと目立たぬところにとんでもなくコストがかかっています。（2020年以降はルーフはアルミに変更）
下取りさえ気にしなければ絶対に満足できる１台だとおすすめできますし、エンジン無きあとの時代にはきっとその価値が見直され名車になると思います。