落ち着いた、良い車だと思います
免許取得後、最初の車が日産バイオレットのラリー仕様車でした。今回、震災復興の応援の気持ちを込め、30年ぶりに日産車に乗
2011.12.29
- 総評
- 落ち着いた、良い車だと思います
免許取得後、最初の車が日産バイオレットのラリー仕様車でした。今回、震災復興の応援の気持ちを込め、30年ぶりに日産車に乗る事にしました。その時点では今年度限りのエコカー減税の特典もあり、現在の3台(レガシィB4 3.0R-B、クラウンロイヤルG、VWパサートCC3.6)を1台にまとめる決心で乗り換えを検討しました。
私の条件は、革シート・全席のシートヒーター・高級オーディオシステム搭載の4ドアセダンでした。全ての条件をクリアした上でフーガに決定し、3か月の納車期間を経て9月末に納車、現在5000kmになったので報告します。
いろいろと不満点はあるものの、日産が考える(提示する)高級車像がこれなんだと納得出来る車なので、もっと人気が出ても良いと思います。
- 満足している点
- ①何と言っても燃費。現在、通算で14km/lで、春になればまだ伸びそうです。ecoモードでは余りの痛痒感で、我慢できずにスタンダード位置で乗っていますし、時にはフル加速を楽しんでいます。
②BOSEサウンド。静粛な車内での高音質な響きは、ぜひ装着をお薦めします。
③安全デバイス。これでもか、と付いていますが有効な装備だと思います。
④車格。少し車幅が国際サイズかとも思うけれど、国内では限度いっぱいかな。高さ方向には余裕があってよい。アニリン皮革も銀木目もVIPにふさわしい。
⑤乗り心地。低速域はもっと引き締めたいが、高速域での乗り心地は最良の感。後席も「静かで良い」との評価。適度な囲まれ感も好評。
- 不満な点
- ①7AT。やはりスムーズなCVTの方がハイブリッドにはふさわしいか。時々、タイミングミスが存在する。
②ナビ。表示が小さく見辛いし、精度が悪くて時々空や海を飛んでいる。ナビガイドが遅く、通過してから、もしくは5m程前の、もはや変更不能な距離での右左折案内が多く、予測案内が非常に悪い。
③BOSE SOUND。クラシック愛好者には不満点が多い。DVDでのサラウンド効果は良いが、ステレオ再生時の定位がダメ。オーケストラに例えると、その中で演奏を聴いているようで不自然。ちなみに、マークレビンソンはコンサートホールの2階最前列でオケを聞いている様な、やや遠めの奥行き感のある情景。マッキントッシュは指揮者の位置で聞く、左右に広がった奥行の狭い音。デュナウディオは1階最前列のやや肥大した音像。それぞれ一長一短あるが、BOSEは最も好まない。椅子横のパーソナルSPの影響かも。
④小回り性能。4WDのレガシィ・パサートCC以上に回らない。反対にパサートは異様に小回りが利く。また、バックカメラの雨滴が付きやすく、可変ガイドは分かり辛いし、フロントカメラは直前の情報を全く示さずに意味なし。これだけ車幅があるのだからタイヤの切れ角をもっと取るべき。更に言えば、もっと汎用性のあるタイヤを採用すべき。
⑤シートが滑りやすい。後席の荷物がブレーキの度にずり落ちてしまう。これはフーガに顕著。
⑥エンジン音。低回転域での籠ったゴロゴロ音はVWやディーゼルか、と思わせられる。高回転域では済んだ音になるので、特に街中で使われる低速度域での調音をして欲しいところ。
⑦小さく見えるスタイリング。特に後ろ側はスッキリし過ぎかと思います。前モデル位のボリュームがあった方が良いかも。
まあ、細かすぎるかしら。でも、それだけ日産に期待しているという事だと思います。
- デザイン
-
-
- 走行性能
-
-
- 乗り心地
-
-
- 積載性
-
-
- 燃費
-
-
- 価格
-
-
- 故障経験