日産 フーガハイブリッド 「万人受けしないかも知れませんが、個性的な外観は好きでした。 一方で、各所に検討不足、熟成不足なところが見受けられるのが残念でした。 」のユーザーレビュー

万人受けしないかも知れませんが、個性的な外観は好きでした。 一方で、各所に検討不足、熟成不足なところが見受けられるのが残念でした。

2014.6.16

総評

万人受けしないかも知れませんが、個性的な外観は好きでした。
一方で、各所に検討不足、熟成不足なところが見受けられるのが残念でした。

満足している点

信号も多く、アップダウンもある一般道で平均燃費は10Km/lでした。高速道路で時速100Km/h前後、速度の上下を抑えたおとなしい走り方で14Km/lくらいです。

モーターの力とエンジンの力が合わさった加速は強力です。エンジンは6000rpmくらいまで一気に吹き上がります。フーガハイブリッドのエンジンはトヨタのハイブリッドエンジンと違ってエンジン出力がそのまま走行感に現れます。
ただ、面白いとは感じません。無機質に強力に加速する感じです。
ちなみにタイヤの接地力が弱いのですぐに空転します。雨が降っていたり、ステアリングを切っていたり、路面の起伏があれば空転します。乾いた路面の直線でだけフル加速ができます。

ハンドリングは普通のスピードで走るならば良いです。ハンドルの重さ、手応えも悪く無いです。
でも、重い車体、高い重心、弱いサスペンション、反応がツーテンポ遅れるハイブリッドエンジン、というのがそもそもこのクルマの性質です。スピードを出して面白さがあるクルマではありません。
スポーツモードにすればサスペンションは固くなり踏ん張ったように感じますが、走行安定性が向上する感じはしません。
カタログでは、「時速200kmで磨いた操縦安定性」と書かれていますが、とてもそう感じません。

乗り心地は良いと思います。ただし道路の継ぎ目が大きいと「ドン」という衝撃が車体全体に響きます。サスペンションで吸収しきれなかった振動が車体全体に広がってしまう感じです。
高級車ならば、もう少し洗練させてもらいたいです。

VIP仕様のセミアニリン本革は触り心地、柔らかさはとても良かったです。エアコンディショニングシートの暖房は熱線式ではなく温風がシートから出る方式です。この方式は暖かさを感じるまで５分近くかかります。また身体とシートの接した部分より接していない部分に温風が出てきます。温めてもらいたい身体に温風があまり出て来ず、両足の間に温風が勢い良くでてきます。シートヒーターに関しては１分程度で暖かさを感じる熱線式が良いのではないでしょうか。
エアコンディショニングシートの冷風は快適でした。ずっと使っていると身体が冷たくなって不快になりますが時々使用すると汗をかかずにすみます。

レーダークルーズコントロールは高速道路のダラダラとした渋滞では便利です。ただ

不満な点

インテリアデザインはあまり良いと思いませんでした。
カタログには大径スピードメーター＆タコメーターのデザインは見やすく、優れたデザインだと書いてありますが、見やすいともセンスが良いとも思いませんでした。
センターコンソールのエアコンやナビゲーション、オーディオの個々のデザインは悪くないと思いますが、各々の配置が間延びしていると思います。ただ並べたような感じです。
エアコンディショニングシートのコントロールノブは適当に後付けされたように配置されてます。ノブの光る指標はドライバーのシート位置によっては光っているかわかりません。そもそもノブを真上から見なければ光っているかどおか見えない形状です。日産を代表する高級車というならば、細部までちゃんと時間をかけてデザインすべきだと思います。

本木目とか皮革素材とか素材に凝るのは悪くありませんが、これらは部材メーカーから調達するだけです。これらの素材を使って優れたデザインにするのがデザイナーの仕事だと思います。

エコペダルという装備もありますが、アクセルを強めに踏むと、ペダルが押し返してきます。「あまりアクセルを踏むな」という事なんでしょうが、はじめはびっくりしました。靴の裏をポンと蹴飛ばされた感じです。カタログには「５年もかけて開発したので自然な感覚には自信がある」と書いてますがまったく不自然です。

BOSEサラウンドオーディオシステムをオプションで付けましたが、音量を上げた途端にドアまわりから、共鳴したビビリ音が出て来ました。
内装の組み立て精度が悪いのだと思います。ディーラーに調整を依頼しましたが、治りませんでした。音量を上げずに聞いていました。高級車を生産するラインは高精度で組立してもらいたいです。

オートドアロックシステムの「バチン」という音も高級感がありません。大きな雨粒がルーフに打ち付けた時の音も大衆車と同じ音です。

トランクの電動開閉、ドアのオートクロージャー、ドアサンシェードがオプションでも設定されていませんでした。発売当時、高級車の多くが選択可能な装備でした。残念でした。

ハイブリッドシステムはプログラムを書き換えて改善しました。納車時のプログラムでは、極低速で急坂を登ったり、下ったり、その最中に路地を曲がるためにアクセルを戻したり、また加速したり、そうした状態で「ド

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験