2010年式日産Y51フーガ前期について質問です。

Question

運転席のシートヒーター、クーラーのスイッチが点灯せず作動しません。
助手席は点灯し、作動します。

直すためにはスイッチかシートを交換しなければなりませんか？

よく出る故障なのでしょうか？

よろしくお願いします。

Answer 1

シートヒーターの場合は原因を突き止めるのに若干手間がかかります。長文お許しください。

まず完全につかない場合と、エンジンをかけたときにヒータースイッチを入れたときに一瞬オレンジ色に点灯して消える場合があります。
あなたの場合は後者のケースです。

なぜエンジン始動時にヒータースイッチOFFからONにしたときに一瞬ランプが点灯するか、これはセーブ機能が働いて自動OFFになるからです。

まずファンを疑いましょう。ファンは座面の下のあたりにあります。ここにゴミ・ホコリなどが付着してしまうとファンが自動停止することがありますので周辺を掃除機で吸い取ります。（なお、パワーシートを一番下に下げるとこの現象は起きやすくなります。シート下には絶対に物を転がしたまま放置したりしないように。）

これは、冬に家庭で使うストーブと同じような原理です。フィルターにホコリがいっぱい付着すると、何度ストーブのスイッチを入れてもストーブが自動停止するのと似た現象です。Y51の場合はシートをいっぱいに下げると床とシート下のスペースが極端に狭くなり、ファンによるエアー吸引力が著しく低下します。

次に疑うのは単純にファンモーターの故障や接触が悪くて回らなくなっているという部分です。助手席が問題なく稼働するのであれば、運転席側のファンを一旦助手席側に付け替えればファン動作の検証が可能です。異音もなく通常通り回ればファンは正常ということです。

次いで疑うパーツは熱源パーツです。Y51の場合はドライヤー原理で熱源を作っています。ファンで空気を吸い込む→ドライヤーの中身のようなもので空気を温める→シート表面と背もたれを温める。ここの熱源パーツがやられても冒頭説明した現象は起こります。

いま説明したことをチェックするには、まずシートを固定しているボルトをはずし、後ろから前にシートを傾けます。そうすると、ファンの交換が楽に行えます。シートをご丁寧にはずして車外に運び出す必要はありません。
背もたれが故障している場合は、運転席シート裏のパネル（後部座席の人が握る取っ手のあるあたりの大きなパネル）を外す必要があります。

もしディーラーで見てもらう場合を検討しているのであれば、ディーラーの技術者でさえこのシステムをよく理解していない人がけっこういますので、もし必要があれば参考程度にこの文面を読ませてあげてください。

※ファンを外して周辺を掃除機できれいにしたところ、これだけで治ったという事例もありますので、順番通り診断していくことをおすすめします。

質問者からのお礼コメント

丁寧にありがとうございます！
とても分かりやすく説明していただきありがとうございました！
この手順に沿って直していきたいと思います！
またお願いします。

Answer 2

シートヒーターも作動しないなら、ヒューズ切れの可能性があります。

Answer 3

スイッチのカプラーが抜けているような気がします。