日産 シーマ 「今なら超お買い得！！ シーマは2010年8月で完全に生産中止となり，カタログから姿を消しましたが，すでに50型シーマは登場からちょうど10年が経ってお」のユーザーレビュー

今なら超お買い得！！ シーマは2010年8月で完全に生産中止となり，カタログから姿を消しましたが，すでに50型シーマは登場からちょうど10年が経ってお

2010.10.24

総評

今なら超お買い得！！
シーマは2010年8月で完全に生産中止となり，カタログから姿を消しましたが，すでに50型シーマは登場からちょうど10年が経っており，その間わずかなマイナーチェンジだけで，10年間も日産のフラッグシップモデルとして（プレジデントは除いて），君臨してきた車です。それだけあって，動力性能，インテリア，エクステリアすべてにおいて，10年前としては最先端を行っていたと思います。
しかし10年経ち，世間はハイブリッドだ，環境性能だ，となり，こうした大排気量車は徐々に姿を消していき，いわゆる不人気車となっていきました。そのため現在中古車市場では，最終型の50シーマが100万以下であっても，かなり程度の良いものが探せるようになりました。また10万キロ超の車体ならば，50万前後で探すことも可能になっています。
普通の車は，10万キロ超になれば，いろいろと不具合も出てきて，寿命となるわけですが，ディーラーによれば，このシーマに限っては，10万キロは全く問題ない距離だそうです。すべての部品において，クオリティーが段違いであり，メンテナンスさえしていれば，20万キロも平気で，メルセデスと同等もしくはそれ以上の耐久性を持っているそうです。ちなみに現行のフーガは，外見こそ高級車ですが，中身は他の中級クラスの車と同じで，シーマとはすべてにおいてクオリティが違うそうです。その違いは10万キロ以上走った後に，顕著に出るそうです。
ならば，多少距離がいっていても，格安でこれだけの品質を誇る，日産最高級車を手に入れる他にないでしょう。
私は，これまでメルセデスCクラス，Eクラス，アウディA6などドイツ車ばかり乗り継いできて，初めて日本車を買おうと今年の８月にディーラーへ行きました。すると走行距離なんと8,000キロ，ガレージ保管で，毎年欠かさずディーラーメンテを受けてきた2001年式シーマがありました。内装はまだ後部座席にビニールが付いており，トランクや助手席，後部座席はほぼ間違いなく未使用の状態でした。この距離はまだやっと慣らし運転が終わった程度のもので，新古車もしくは試乗車といっても良い状態の車でした。
私はいいものであれば，車種や年式にこだわりはないので，細部をよく見せていただき，ほとんど即決で購入を決めました。ちなみに車体価格は130万円でした（新車だったらマーチがやっと）。それから約３ヶ月乗った感想をお伝えいたします。

満足している点

・当時はセルシオが一世を風靡した時代で，タマ数が少ないので，めったに同じ車とはすれ違わない。
・内装は，今時の車と比較すると多少の古さは感じさせるが，決して飽きの来ない，長く付き合っていけるデザイン。
・塗装が素晴らしく秀逸。おそらくどの50シーマも，10年経っても色艶があせていないと思います。私の車はさらに純正ポリマーコーティングを数年おきにかけてあったために，いまだに新車同等です。
・動力性能は言うこと無し。V8 4500なので，踏み込めばその辺のスポーツカーには決して負けません。元々シーマは，デビュー当時から，踏み込んだときの爆発的な加速を売り物にしていたので，セルシオと比較すると，出足は俊足です。
・普段のクルージング中は，極めて静かで，純正のBOSEのオーディオシステムが大変素晴らしく聞こえます。
・通常の街乗りでは，1,500回転まで，スタートの加速時でも2,000回転も回せば充分すぎるくらいの巨大なトルクです。
・そのため，V8 4500で燃費が悪いと思われがちですが，普段は回転数がほとんど上がらないため，街乗りで8km，高速では11kmくらいです。普通の2000ccクラスとさほど変わりません。以前乗っていたアウディよりはるかに燃費はいいです。

不満な点

特にありませんが，細かなところでは・・・。
・純正ナビが少々古いが，インテリアに完全に組み込まれているので，交換ができない。（ただし実際の使用には全く問題なく，ナビディスクは日産の最新版が使えます）
・さすがにテレビはアナログでした。（早速，地デジチューナーを導入したので，全く問題なし。センターコンソール後部座席側下部に音声，映像入力端子（赤白黄）があるので，電源さえ取れば誰にでも簡単に取り付けOK）
・ガソリンタンクが後部座席下ではなく，後部座席後ろにあるので，後部座席，トランクが同等クラスのセダンに比べると若干狭い。（しかし充分。このレイアウトは後部座席の座面厚を厚くし，座り心地を良くするためであると，当時のカタログに書かれています）
・ドイツ車からの乗り換えですと，サスペンションが柔らかすぎるのと，ステアリングが軽すぎると感じるかもしれません。しかしすぐ慣れました。セルシオよりはステアリングを通しての路面状況はよく分かります。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験