日産 ブルーバード 「こういう普通のクルマ、なぜ今の日本にない...」のユーザーレビュー

こういう普通のクルマ、なぜ今の日本にない...

2003.5.28

総評

こういう普通のクルマ、なぜ今の日本にないんでしょうね。

この車は通勤車として、中古の7年落ち2万Km走行のものを選びましたが、ほとんどブルの指名買いでした。

もちろんプリメーラなどとも比較しましたし、別にR32を持っているのでマルチリンクのよさは知っていましたが、年間3万Km走行での省メンテナンス性(マルチリンクはブッシュ類が傷むと操縦性が極端に落ちる）と後席の広さ、前期型のP10／1.8LはエンジンがSR18Diだったことなどから、よりコンフォート指向のブルに落ち着きました。

結果的に、長く乗るにはとてもよい選択だったと思います。ウチに来て3年になりますが、走行は12万Kmでタイミングチェーン式のエンジンは特にメンテも要らず、細かいトラブルはありながらも全体的にはまだまだ快調です。

ただ、足回りはかなり傷んでいるのでショック・スタビブッシュ・コネクティングロッドなどの交換を計画中です。4輪ストラットのオーソドックスなメカニズムなので、メンテもシンプルなのが助かります。

他には、日産車お約束の快適装備系故障はそれなりにあり（このへんがトヨタ信者には受け入れられないのでしょうが)、また車上荒らしにやられたり、と手はかかってます（買った値段以上はつぎ込んでいる）が、もうしばらく付き合って行こうと思います。

「クルマはキチンとメンテナンスしながら乗るもの」という基本的な考えを理解できる人（最近は乗りっ放しのオーナードライバー失格者が多いですが）であれば、じっくりとそのよさを味わえる贅沢な1台です。

満足している点

・感覚が自然で運転しやすく、ある程度飛ばしても懐が深い操縦性。
・長いホイールベースとあいまって高速長距離移動でも疲れない直進安定性。
・ロールスピードを抑えつつ、突上感をうまくいなした乗り心地。
・フラットトルクで実用的、高回転でもそこそこ使えるエンジン。
・機械式で妙な制御が入らず、確かな変速感で意思を反映しやすいＡＴ。
・視認性の高いメータ類と、シンプルで使いやすいダッシュ回り。
・単身者の引越を手伝えるほどフラットで大きいトランクスペース。
・フル乗車でも後席の膝元が広く、頭の上も狭くない室内空間。
・端正な水平基調のデザインと５ナンバーサイズのボディ。

不満な点

・ここ一発のパワーが足りない。高速の入路でミニバンに置いていかれる。
・もう一段ブレーキを奢りたい。不足はないが、高速時などは余裕がほしい。
・ＡＴ（２・３速）のギヤ比が高く、加速時に多少もたつく。
・もたつきをカバーするべく１段低いギヤを使うため、燃費が良くない。
・ハードトップのボディゆえ、初期よりかなりボディが緩んでいる。
・社外パーツがほとんどない（タワーバーやショックさえもない）。
・多少静粛性が低い。遮音する必要はないが、高速や高回転で少しうるさい。
・細かい球切れ（インジケータなど）がちょくちょく起こる。
・前期型はバンパーのデザインがおとなしい（後期型はグリルが派手すぎ）。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験