三菱 ギャランフォルティス 「手を加えたくなる欲求を抑えきれない車です。」のユーザーレビュー

手を加えたくなる欲求を抑えきれない車です。

2016.8.17

総評

正直、ラリーアートと冠するに相応しい車とは、個人的に思えませんでした。
しかしながら、微笑ましいくらいに欠点が解りやすい車です。
エンジン、シャーシの才能を活かしてあげたい衝動が込み上げてきます。
それを楽しみと思えば、こんなに育て甲斐がある車は、なかなかありません。
ここを、こうしたい！・・・その部分が明確に感じるられる一台。。。そう思います。

満足している点

外見イメージに反する実用性の高さ。
スタイリング。
シャーシ、エンジンの高い素質。

不満な点

エンジンの熱管理。制動力。
やや硬めながら反応が鈍く限界の低い足まわり。
旧来のファンとしては、正直にラリーアートを冠するに相応しい走行性能は、持ち合わせてないと思いました。
大好きな愛車だからこその厳しい評価です。

デザイン

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走行性能

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才能に恵まれたシャーシ。熱管理に問題があるものの可能性に溢れるエンジン。
それを活かし切れない脚周りと制動系。
大人4人で高速道路を移動する道具なら合格。但し、その手の車は、更に高いレベルで沢山存在します。
また、旧来の多くのファンがラリーアートを冠したグレードに望む性格・走行性能は残念ながら持ち合わせてはなかったと思います。
大好きな一台、愛車だからこそ厳しい評価です。

乗り心地

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限界が低いわりに、市街地でのゴツゴツ感は大きめと感じました。標準サイズが18インチの扁平率45とは言え、現代的なレベルで履き熟しているとは言いがたい。
きっと多くのユーザーが自分の目的、好みに近づける為に手を加えたくなる部分と思われます。

積載性

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重いバッテリーが普通にフロントにある事は残念ですが、トランクスルー機能を備え積載性についてはミドルクラスセダンとして不満を感じる事はありません。
今まで一番積み込んだ大物は、息子のマウンテンバイク(前輪外し)。娘の引っ越しの際の、大きな布団袋＋衣装ケース数点。

燃費

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今どきの売れ筋車と比べて燃費が大幅に劣るのは覚悟の上。渋滞なし街乗りで7km台。高速巡行で9km台。お遊びテストで、ほぼ平地条件でエコランを試した結果が、最高11km台後半。
ただ重いだけでなく、4WD、ターボ、安全性の高い丈夫なシャシーを備えることを加味すると自分的には合格点です。

価格

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故障経験

故障では、ありませんが、made in Japanの工業製品として致命的と思えたのはトランクのﾀﾞﾝﾊﾟｰの減衰不足。社外品、CZ4A用ウィングとり付け時ならまだしも、純正オプションのウイングでさえ取り付け後は、ﾀﾞﾝﾊﾟｰの減衰不足で閉める際にゲロチン状態です。元々、なのか、、耐久性の問題かは明らかでありませんが、同様の記事を多く見掛けます。
私の場合は、他の先人同様にCZ4A用ウィングへ交換時にダンパーもCZ4A用純正品に交換で対策済みです。
あくまでも4ドアセダンと云うカテゴリーを考えると、危険の大きさを個人的に問題ありと思いました。