三菱 eKスポーツ 「サスペンションの硬さはクイックな挙動を示...」のユーザーレビュー

サスペンションの硬さはクイックな挙動を示...

2003.6.4

総評

サスペンションの硬さはクイックな挙動を示してくれて実に楽しく、また緊急回避時にも頼もしいのですが、人によりましては硬すぎて、長時間乗り続けると疲れてしまわれるかも知れません。
室内の広さは強度を高めながらドアを薄くして、横方向の広さを確保したダイハツの新型ムーブや新型ミラには敵いません。
ですが、フロントの「サイドサポート性を高めたベンチシート」のお陰で、特に狭いと言う印象はありません。
また、前後方向もリヤシートスライド機能はありませんが、大人４人が長距離走行するのに必要にして十分な広さがあります。それでいてラッゲッジスペースが狭いわけでもなく、いわゆるフォワードキャビンを十分に生かしきった、計算し尽くした人と荷物の空間があります。
欲を言わせて頂ければ、フルフラットシートにした時に、リアシートがもっと広い角度でリクライニングしてほしいですね。
燃料パイプの取り回しの関係で、リアシートのリクライニング角度が制限されてしまっているのは、大変残念です。
室内のインパネ等の質感は新型ムーブには敵いませんが、その分かなり安価な価格設定ですので、私はこれで満足しています。
いくら維持費が安い軽自動車でも、車両本体価格が高過ぎれば、1.3Lクラスのコンパクトカーを購入した方が、余程長期間乗り続けない限り、反対に高い買い物になってしまいます。
それでは取り回しの良さなどを除いては、軽自動車として何のメリットも無く本末転倒ですから・・・

満足している点

エクステリアデザインは、現在販売されているワゴン系軽自動車の中で最高だと思います。特に異形プロジェクター４灯式ヘッドライトは、メーカーオプションのディスチャージヘッドライトを装着した事もあり、デザインが精悍なだけではなく、安全性にも寄与します。
また、ボディサイドのオーバーフェンダー的なデザインも、秀逸だと思います。
更にインテリアでは、スピードメーターがデジタル、タコメーターが垂直ゼロ指針のクロノグラフタイプの、センターハイブリッドメーターで、子供臭さも無く良いセンスだと思います。本革ステアリングのフィーリングも良いですね。４つの窓全てが安全装置付きのオートタイプなのもとても便利です。
エンジンは低回転域からターボが自然に利き始めるセッティングで、まるで1.3Lクラスの自然吸気エンジンのように扱いやすく、車重に対して十分過ぎるほど力強いです。
サスペンションは同じekスポーツRの2WD車程ではありませんが、硬いです。ボディ剛性の高さと相まって、質感の高い走りが期待できます。

不満な点

エンジンがSOHCで、低中回転域重視のターボと言う事もあり、高回転域では余り気持ち良く吹け上がってくれません。
ディーラーオプションで定価４万円弱で用意はされていますが、フォグランプはマナーを守って使用する限り大切なアイテムですので、標準装備にした方が良いと考えます。
リヤビューがekワゴンと殆ど区別が付かないのは、メーカー側のこだわり（？）なのかも知れませんが、もう少し変化を与えて欲しかったです。タイヤ＆ホイールの大きさと、タイヤハウスのゆとりを考えますと、１５インチホイールに165/50R15あたりのサイズのタイヤの方が、バランスが取れていて似合っています。
燃料タンクが３０Lなのは小さ過ぎると思います。これは2WD車も同じです。
インテリアで唯一不満なのは、オーディオを取り付ける場所の位置が低過ぎて、走行中に操作するのが大変危険であるという事です。
同様にナビを取り付ける際にも危険です。
ステアリングコラムにナビモニターを取り付けられる工夫はしてありますが、例えば駐車中にDVD映画ソフトを見る時などは、助手席の方は見る事が困難だと思います。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験