マツダ ルーチェ 「味のあるサルーン バブルのまっ最中スカイライン1800TIから買い換えた我が家初のミドルサルーンです。我が家で初めての6気筒、初めてのフル装備、そして」のユーザーレビュー

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マツダ ルーチェ

グレード:-

乗車形式:マイカー

評価

5

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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味のあるサルーン バブルのまっ最中スカイライン1800TIから買い換えた我が家初のミドルサルーンです。我が家で初めての6気筒、初めてのフル装備、そして

2009.1.26

総評
味のあるサルーン
バブルのまっ最中スカイライン1800TIから買い換えた我が家初のミドルサルーンです。我が家で初めての6気筒、初めてのフル装備、そしてその中に垣間見える不器用ながらしっかりした造りが飽きっぽい父親をしても買い換える口実が見つけられず、遂に我が家の車歴の中では最長の13年間と言う記録を樹立(大抵は5~8年程度なので)して去って行き、既に10年近くが経過しています。
 しかしながらその後に乗り換えたマークII(JZX100)では機械的な部分では勝っていても各部の作りこみや、装備のきめ細やかさと言った部分にはやはりこのクルマ以上のものを出しているとは思えず、早くも飽きてしまいました・・・何と言うかルーチェと言う車、数値的には大した事のないスペックで速い訳でもなく、今の車と比べて格別にハンドリングに優れる訳でもなく、目を見張るような高級感も持ち合わせていないパッと見は『ドンくさいオヤジサルーン』ですが、乗ってみるととても居心地の良い空間に乗員を誘ってくれるとても味のあるサルーンだと思います。
 それまでのルーチェの売れ筋がレシプロ版ながら4気筒のみでエンジンフィールに高級感が無いためにどうしてもフラッグシップながらターゲットとしているセドリック/グロリア、クラウンとは対等視されないどころか、一クラス下のローレルやマークII兄弟からも相手にされず、実際の競合車種がブルーバードやコロナの上位グレードだった・・・と言う状況から脱すべくマツダが満を持して開発した初の6気筒エンジン、JF型や後輪マルチリンク式サスペンション等当時のマツダの技術と贅を集結して作った入魂の車だけに時間を経てもこれだけの魅力を放ち続ける車なんだと思います・・・実際、当時は努力が実りバブル時期も手伝って結構な数が売れ、実際のライバルもローレル、マークII系とセドリック、クラウンのクラスに狙い通りにアップできたと言うおまけも付きました(笑)
 ・・・正直、スポーツ系の車が好きな私ですがこの車には心惹かれるものがあり、今でも乗ってみたいクルマの1台です・・・ロータリーでMTとか出物があれば・・・きっと財布の紐が(笑)
満足している点
・決して驚くほどの広さではないが、ボクシーなフォルムを活かしたキャビンがフル乗車でも不満のない居住空間を提供してくれます。また、後席両脇のショルダー部分が顔の脇までしっかりクッションで包み込むので後席ではとても優しい空間を演出してくれます。
 ・装備類は今の水準で見ると大した事はありませんが、その中でも味のある装備が多く、上の優しい居住空間に輪をかけてくれる・・・エアコンのセンター吹き出し口はオートスイング(左右)で室内にくまなく空気を運んでくれ、インパネのソフトパッドの柔らかさは特筆もので、手に触れる部分の柔らかさ、優しさは当時はもとより今の車と比較しても群を抜き、外の空気とは明らかに違うゆったりとした時間が室内に流れています。また、懐かしの速度警告チャイムですが、この車のそれは電子式になっており、車速に応じてチャイムの間隔が変わり、室内にプレッシャーを与えていました。他にもメーターの照度ダイヤルや夜間にドアのキーホールに照明が出るなどの煮詰めが甘く実際には使えないながらも「おもてなしの心」がある装備品が多く、感動した。そして正立型のカセットデッキは素晴らしかったです・・・このおかげで外部入力でCDデッキ等を繋ぐ事もできませんが、プロ用のメタルテープを入れても巻き込まないように・・・とのこだわりで作られたこのデッキは独特の味があると共に音も良かった・・・当時、音楽にうるさい友人を乗せたらこのデッキの考えられた造りに感心していたのを覚えています。
 ・当時の国産ミドルサルーンとしては抜群のボディ剛性と、それによるしっかりしたハンドリングです。開発コンセプトは「アウトバーンを200キロで航行できるエンジン、シャシー、居住性の確立」との事でかなり走安性を煮詰めたらしく、飛ばしていてもさほどの不安感が無かったのは印象深い。そしてロングドライブでも疲れないシートも素晴らしいと思いました・・・ただし、GX71マークII系を意識しすぎた赤茶の色は別ですが・・・。
 ・取扱説明書の表紙がまるで結婚式の記念写真の表紙のような紙質で、更にルーチェのエンブレムが彫ってあると言うとんでもなく凝った作りで、この車に対する行きすぎとも言える気合が感じられました(笑)
不満な点
・免許を取ったのが晩年期でかなりくたびれていたためかパワーがあまりにも足らなかった・・・大き目の路面のうねりで4速から3回ATがシフトダウンして1速に入ったときは泣きたくなりました・・・。
 ・物凄く冷却ファンの音がうるさく、家から200メートル離れた所からでも音が聞こえる・・・ので親が帰ってきたと言うのが分かって子供の時は助かりましたが(笑)・・・これは仕事で使っていた現行型ボンゴのF8エンジンでも同じ音が聞こえたため、マツダのレシプロ縦置きエンジン共通のウイークポイントかもしれません・・・。
 ・長所にも書いたカセットデッキは、やはりこのご時勢だと外部入力できないので辛いかもしれません・・・が、これも味なので(笑)
 ・室内が当時のメルセデスSクラスにそっくり過ぎる・・・当時親類所有の560SELに乗った際に内装色がネイビーブルーから赤茶になればまんまルーチェじゃん・・・と思ったのを鮮明に覚えています(笑)
デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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